鬼怒川を源流へと遡っていくと、群馬県との県境をなす奥鬼怒山南麓の鬼怒沼までたどり着く。奥鬼怒と呼ばれるこの一帯には、八丁の湯、加仁湯、日光沢温泉、手白澤温泉という4つの温泉場があり、これらを総称して奥鬼怒温泉郷という。温泉郷の入口にある女夫淵(めおとぶち)温泉までは、川治温泉より県道23号線で約35km、戦場ヶ原より林道で約27km。女夫淵温泉から先は宿泊者のみ送迎があるものの、日帰り客は女夫淵温泉前の市営駐車場(無料)に車を置き、遊歩道を歩いていかなくてはならない。女夫淵温泉より八丁の湯まで60分、加仁湯まで70分、日光沢温泉まで80分、手白澤温泉まで110分の道のりだ。

奥鬼怒温泉郷案内図
(女夫淵駐車場で貰った奥鬼怒温泉郷案内図。トリミングしています)

今回は八丁の湯、加仁湯、日光沢温泉を訪ねた。遊歩道も最初のうちだけはアップダウンのある山道だが、そのあとは鬼怒川の渓流沿いを歩くため、体力に自信がなくても大丈夫。とはいえ、リュックにトレッキングシューズなどTPOを踏まえた格好で歩くのがベスト。近所のスーパーに買い物に行く感覚でも構わないが、明らかに浮いてしまう(経験談)。いまの時期は紅葉が美しく、温泉めぐりにはおすすめだ。

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