旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
日帰り温泉・スーパー銭湯・町の銭湯・共同浴場・サウナ・健康ランド・野湯など守備範囲は広めです。
行動範囲は神奈川を中心とした1都3県と静岡、山梨です。

川崎市中原区

サウナつかさ新城(川崎市中原区新城) ※2017/7/20閉店

サウナつかさ新城(川崎市中原区新城)インターネットを開けば何でも情報が手に入る時代なのに、ここは公式サイトはおろか、訪問者によるクチコミがまったく見当たらない、まさに知る人ぞ知る存在。そもそもサウナ施設といえばオヤジ率が高いが、それでも情報の1つや2つ、たいてい検索に引っかかるものだが。

サウナつかさ新城(川崎市中原区新城)武蔵新城南口よりまっすぐ歩くことわずか3分。ここでもう商店街がおしまいという立地。1階の駐車場に車はなく、営業しているのか?と、さっそく不安が。閉店間際に割引があるものの、通常料金は強気な設定。しかしここまで来たからには2階の扉を開けるしかない。(そういえば「入浴中に洗車やワックスがけはいかがですか?」という貼り紙があった。うまい商売である)

フロントで料金を支払い、タオルとロッカーの鍵を貰う。ちなみに下駄箱と同じ番号。薄暗い室内には3列くらいロッカーが並んでおり、ニッポン放送ショーアップナイターが大音量で流れていた。館内着は浴室手前の棚に、給水器の傍には塩が置いてあった。

IMG_0434サウナつかさ新城(川崎市中原区新城)浴室はたいして広くはないが、ガラーンとした感じなのは、室内がシンプルなせいか、それとも客が少ないせいか。湯船2つ(ジャグジーとバイブラ湯)、水風呂2つ(22.5℃と16℃)がそれぞれ隣り合わせに並んでおり、ほかに洗い場。サウナはやたらと広く、正方形の室内にL字型で2段。108℃のしっかりとした熱さで、限界まで耐えてからの水風呂が最高。前述したとおり2つの温度があるからお好みで。とは言っても大した違いはないのだが。あとは1脚しかないベンチで休むか。

サウナつかさ新城(川崎市中原区新城)休憩室は3階にある。リクライニングシートが数多く並んでおり、前方には1台のテレビ。NHKだったがリクエストすればチャンネルを変えてくれるのだろうか。メニューは少なく誰も利用していなかったが、食事もできる。おばちゃんは手持ちぶさたか、ヤクルトを1本くれた。タバコはベランダにて。

残念なのは客が少ないことだ。平日とはいえ10人を切るようでは寂しい。閉店間際にしかタイムサービスがないこと、オールナイト営業でないことなど、使い勝手に難ありか。また、「サウナ通のサウナ」を自称しているが、あちこちのサウナを訪ね歩いた人でないとこの雰囲気に戸惑いを感じてしまうだろう。サウナでの過ごし方に流儀などなく、好き勝手にのんべんだらりと過ごせば良いだけの話だが。

サウナつかさ新城 ※男性専用
住所/川崎市中原区新城5-7-12 [地図]
電話/044-751-4126
交通/JR南武線武蔵新城駅南口より徒歩3分
料金/2,000円
     22:00以降1,500円、23:00以降1,000円、23:30以降500円
時間/11:00〜24:00、年中無休

(追記-2017/7/25)
ツイッター情報によると、施設老朽化により7/20をもって閉店したとのこと。

住吉浴場(川崎市中原区木月) ※廃業

東横線元住吉駅より徒歩圏の銭湯といえば、武蔵小杉駅との中間(今井南町)にある今井湯、木月祗園町の祗園湯、そして木月4丁目の住吉浴場。苅宿の橘湯は1kmほど離れているし、また後日。

元住吉駅で降りて案内板を見て、駅周辺の地名にはいずれも「木月」が付いていることを知った。木月住吉町は木月の一部にしか過ぎない。なにか理由があるのかと調べてみたら、木月村→住吉村→中原町という変遷を経て、大正15年の駅開業時に住吉の地名を地名を残すべく、元の住吉村の意味で名付けたという(Wikipedia、駅名の由来より)。新○○という地名はよく目にするが、元××という発想は珍しい。

住吉浴場(川崎市中原区木月)住吉駅東口より綱島街道を渡り、セブンイレブンの角から木月4丁目商店会へ。しばらくすると住吉浴場が見える。最近このブログで紹介した中では川崎区台町のあけぼの湯と同じく、よくある外観。洋風瓦を急勾配で並べたこの屋根を何と呼べばよいのだろうか。コインランドリー併設、フロント式で小さなロビーもある。脱衣所から見える坪庭が洋風の外観とのギャップを感じさせる。

浴室に入ると壁側にカラン4つと立ちシャワー2つ、5-5の島が2列あって、反対側の壁側にカラン4つ。脱衣所に食い込むような配置でサウナがある。湯船は室内の奥に座湯ジャグジー、バイブラ湯、実母散薬湯の3つが並んでいる。温度計は46℃を指していたがあまり熱くは感じないし、袋詰めされた実母散が少なくて色もにおいもわずか。サウナは高温乾式だがいまいち物足りない温度だったので、途中で退席。座面にバスタオルが1枚敷いてあるのみだが、無料で利用できるのはありがたい。

総合点で勝負の合わせ技一本といったところか。タイル絵は湖畔の城をモチーフとした洋風の景色。銭湯のイメージといえば純和風だが、毎日利用することを思えば住吉浴場みたいな気軽さも良いはずだ。

住吉浴場(神奈川県浴場組合)
住吉浴場(川崎銭湯どっと混む)

住吉浴場
住所/川崎市中原区木月4-9-62 [地図
電話/
交通/東急東横線元住吉駅より徒歩6分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
時間/15:30〜23:30、毎月2・12・22日定休

祗園湯(川崎市中原区木月祗園町) ※廃業

祗園湯(川崎市中原区木月祗園町)話題のtwitterを始めて9ヶ月、全国各地の銭湯や温浴業者さんをフォローし、情報交換をさせていただいているのだが、先月はそのうちの1軒である川崎市中原区の祗園湯(@gionoyajiさん)を訪れた。東横線の元住吉駅から西に延びる商店街「ブレーメン通り」を真っ直ぐ。そしてマルエツの手前を曲ると、住宅街の先にLED看板が見える。コインランドリーを併設し、上階に住宅を載せており、建物の規模は意外と大きい。フロントにおやじさんがいらしたので挨拶し、先にひとっ風呂。

祗園湯(川崎市中原区木月祗園町)銭湯の天井が高いのはごく普通のことだが、祗園湯の場合は脱衣所の天井も高い。あとで聞いたところ、建て替え前の木造時代よりも天井を高くしてしまったのだという。もともとゆったりとした空間だが、さらに開放感が増している。扇風機やマッサージチェアなどとともに、ウォータークーラーを置いているのが嬉しい。

浴室もゆとりある広さ。アイボリーのタイルを基調とし、湯船の上には緑色のタイルで山並みがデザインされている。カランは女湯との間仕切り側に5、島式で6-7、7-6の2列が並び、ほかに立ちシャワーが両サイドに2ヶ所。湯船は4つあって、個性と温度で差をつけている。「低温」と書かれた湯船では草津の浴剤を使用し、乳白色のお湯と独特のにおいで温泉気分が楽しめる。その隣は「中温」で44℃の座湯ジャグジー(3人分)と「何の仕掛けもない」湯船。銭湯では「何もない」のは意外と貴重。本当に疲れているときは、ブクブクが逆に煩わしかったりするのだ(個人差あるかな?)。低温、中温とくれば、こんどは「高温」である。

ほかの銭湯だとサウナがあったりするスペース(浴室手前側の一角)にあるのが「カプセル風呂」。天井までガラスで囲まれ、扉で出入りする独立した小部屋だ。中はむわっとした熱気が充満し、例えるならスチームサウナ。湯船には袋詰めされた備長炭が浮かんでおり、温度計は47℃を指している。実際はそこまで熱くは感じないが、夏場はさっとつかって、椅子に腰掛けサウナ感覚で過ごすのがよいかも。ぬる湯好きもあつ湯好きも満足してもらえるよう、温度に差をつけているのだとか。そしてカプセル風呂が流行った時期があったのだという。付け加えておくならば、祗園湯では肌にやさしい超軟水を使用し、隔週日曜日は「100%天然ハーブ湯」を実施しているという。

湯上がり後におやじさんと雑談。祗園湯は昭和30年に創業し、昭和53年に建て替え。その後中普請を経て現在に至っている。ロビーのテレビでは高校野球の中継をしており、共通する趣味であるベイスターズの話で盛り上がる。おやじさんは川崎時代からのオールドファンだ。そして、おやじさんは実はぬる湯好きだそうで、「カプセル風呂には入らないなぁ」と暴露(笑)。柔和な物腰と明るい笑顔が印象的なおやじさんだ。

祗園湯(神奈川県浴場組合)
祗園湯(川崎銭湯どっと混む)

祗園湯
住所/川崎市中原区木月祗園町5-26 [地図]
電話/044-422-5774
交通/東急東横線元住吉駅西口より徒歩8分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
時間/15:00〜24:00、毎週月曜日定休(祝日の場合は翌日)
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シダトモヒロ

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昭和レトロ総合サイト「まぼろしチャンネル」で温泉レポート連載中。全国から選りすぐったディープで、どローカルな温泉をご紹介します。「いかす温泉天国」(5ch)をよろしく!
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当ブログでご紹介している温浴施設の情報は、すべて自ら訪問し記録したものです。再訪時に料金・設備等で変更点があればその都度追記していますが、施設によっては現在と異なる点がありますのでご了承ください(⇒情報をお寄せください)。 また、当ブログ記載の「交通」は、各施設の公式サイトやパンフレットで公表している情報です。公表なき場合は1分=80mとして計算しています。
神奈川県の銭湯料金
神奈川県の銭湯の料金は下記の通りです。
・大人470円(12歳以上)
・中人200円(6歳以上12歳未満)
・小人100円(6歳未満)
銭湯にはタオル、ボディソープ、シャンプーを持参して行きましょう!

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