すすき野湯けむりの里「すすき野湯けむりの里」はその名前の通り、青葉区すすき野にあるのだが、田園都市線沿線というのは土地勘がまったくないので、東名高速横浜青葉ICからカーナビにセット。この周辺の丘陵地帯はどこまで走っても住宅街として整備されており、戸建を中心とした同じような景色が続く。さらにはニュータウン分譲地特有の緩いカーブの道が多く、方向感覚はだんだんと麻痺していく。目印はすすき野東急。その斜向かいにある。ちなみに道路の反対側は嶮山公園。

建物の前面と1階部分にかなり広めの駐車場があり、奥に引っ込んだところに建っている。スーパー銭湯によくある安っぽい幟や派手な看板はなく、外観も地味。正面中央にあるエントランスから階段で2階のフロントへ。階段を昇っている途中から、アロマだかハーブだかしらんがそんな香りがただよい、田園都市線沿線はさすがに洒落ているなぁと思う。

浴室はグレーのタイルで統一されたシックな雰囲気。勾配天井のため広さのわりにはゆったりしているような感じもするが、窓が少ないためか薄暗く感じる。バイブラバスやジェットバスなどが無駄なく配置されているのは、いまどきのスーパー銭湯ならでは。白湯もあるが、変り種としては入浴剤入りの「四季の湯」。日替わりなのか週替わりなのかはわからないが、スーパー銭湯ではこの手の湯船に人気集中。ほかにテレビつきの高温サウナがあり、女湯にはさらにスチームサウナがあるようだ。

3階にある露天風呂には階段を昇っていく。広めの岩風呂は深さが2段階になっており、寝ながらの入浴も可能。絹の湯はミクロの気泡による超音波で温浴効果があるという。湯けむりの里は全体的にお湯が温めのように感じたが、その中にあってたしかに絹の湯がいちばん温まるような気がした。ほかに信楽焼の壷湯が2つ。そしてビニール畳敷きの寝転びスペース。塀が高くて周りの景色はまったく見えない。といった具合で、都会によくあるスーパー銭湯といった感じ。でも考えてみたらこの周辺の住宅街だけで相当の客を見込めるわけで、それ以上の客を呼ぶための設備や広告宣伝は要らないのかなぁ、と。入浴料金も安いので、近所にあれば頻繁に訪れるだろうけど…。

すすき野湯けむりの里
住所/横浜市青葉区すすき野3-2-7 [地図
電話/045-905-2641
交通/東急田園都市線・横浜市営地下鉄あざみ野駅よりバス10分
     「すすき野団地」停徒歩2分
     ※あざみ野駅より無料送迎シャトルバスあり
     ※駐車場140台分あり
料金/(平日)大人600円、12歳以下350円
     (休日)大人700円、12歳以下400円
     ※岩盤浴「潤気洞」は別途500円。入店時に予約する。13歳以上。
時間/10:00〜24:00、年中無休