旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
日帰り温泉・スーパー銭湯・町の銭湯・共同浴場・サウナ・健康ランド・野湯など守備範囲は広めです。
行動範囲は神奈川を中心とした1都3県と静岡、山梨です。

横浜市港北区

しのぶ湯(横浜市港北区大倉山)

しのぶ湯(横浜市港北区大倉山)東横線大倉山駅の徒歩圏には3軒の銭湯があり、そのうち「しのぶ湯」は駅から10分ほどの住宅街で営業中。アパート風の外観といい、暖簾ではなく幟旗といい、土地柄にマッチしているというべきなのか銭湯らしさが感じられない外観。昭和42年開業と比較的新しいこともその理由か。

入口の戸を開けると、下足箱は左右に分かれているが、フロントは衝立壁の裏側。この日は菖蒲湯(5/5)だったこともあり、「必要な方はお持ちください」と玄関先には菖蒲の束が置いてあった。フロントの両脇に下がっている暖簾をくぐると脱衣所。そして浴室。

しのぶ湯(横浜市港北区大倉山)手前に洗い場があって、カランは3つ+立ちシャワー2、島式で5-5、サウナ側に5つ。すべて固定式のシャワーが付いている。サウナは洗い場を一部潰してあとから設けたのであろう。湯船は室内の奥に3つ並んでいる。座湯ジャグジー、バイブラ湯、黒湯の温泉を使用した水風呂。露天風呂も温泉を使用しており、この湯船がいちばん広くてゆったり感あり。塀の一部が窓のように開いており、そこから植栽のある庭を眺める。塀の上にさらに高く竹垣があり、露天スペースの半分くらいに屋根がかかっている。さながら半露天といった感じか。黒湯といってもウーロン茶のような茶褐色で、温めのお湯が気持ちよかった。

浴室の大きなタイル絵は、椰子の木とヨットが浮かぶ海辺の景色。しのぶ湯では男湯と女湯が毎週火曜日に入れ替えになるという。

しのぶ湯(神奈川県浴場組合)
しのぶ湯(横浜市浴場組合)

しのぶ湯
源泉/横浜温泉(ナトリウム−炭酸水素冷鉱泉)
住所/横浜市港北区大倉山3-60-13 [地図
電話/045-546-9347
交通/東急東横線大倉山駅より徒歩10分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
     サウナは別途100円
時間/15:00〜23:00、毎週水曜日定休

福美湯(横浜市港北区菊名)

福美湯(横浜市港北区菊名)東急東横線とJR横浜線が交差する菊名駅。ターミナルとしては意外と小さく、駅前からは素朴な商店街が続いている。東口から綱島街道(県道2号線)を北へ、サミットストアや港北郵便局に行く途中にあるのが「福美湯」で、菊名にある唯一の銭湯。外観に昔ながらの銭湯風情はないが、路地に面して間口を大きくとった建物だ。

福美湯(横浜市港北区菊名)玄関の正面はロビーで、テーブルを兼ねて置いてあるのは円形の大水槽。奥に乾燥機が2台。また、一画にはドライフラワーをきれいに陳列している(フラワーアレンジメント教室を開催しているという)。たまたまテレビで映し出されていたのは、NHK-BSのアメフト中継。ジュースの自販機やアイスのショーケースもあり、いまどきの町の銭湯といった雰囲気。かと思えば昔の湯屋の錦絵コピーの掲示も。

福美湯(横浜市港北区菊名)フロントで入浴料金を支払って脱衣所へ。屋外側にも独立した休憩スペースを設け、また、室内には自販機と洗濯機3台を置いている。浴室は間口3間弱×奥行約4間に洗い場と湯船をうまく配置し、外側に出っ張ってサウナと露天風呂を設けている。カランはL字型に10コ、島式で5-5、露天風呂のわきに3コ。いずれも固定式シャワー付き。湯船は壁側に並べて配置している。

日替わり湯は脱衣所に掲示していたが、入浴剤の種類は多い。訪れた日は紫色のラベンダー。毎週土曜日はレモン湯(生のレモンを120個使用!)と決まっているようだ。岩盤泉は粉末の天然鉱石を高熱磁器加工によってタイル化したもので、ホルミシス効果が期待できるという。寝湯ジャグジーはステンレス枕付き。電気風呂は揉んだり叩いたりの機能が付いた最新式で、その名も「柔兵衛」。人工炭酸泉は湯温39℃、炭酸ガス濃度1300ppmと本格的。銭湯としては全国で2番目の導入だという。半円形部分では半身浴を楽しむことができ、うたた寝したり、読書している人の姿も。

露天風呂は岩風呂仕様でバイブラ湯。塀に囲まれているが、静かでのんびりできる。ほかにサウナと水風呂もあり、1つ1つは小さいけれど、数と種類はスーパー銭湯並みの充実ぶり。電子波水処理装置を使用しており、薪で沸かしているという。奥の壁にはモザイクタイルで湖畔に建つ洋風の城郭と雪山が描かれている。腰高の位置から天井にかけてのダイナミックな構図だ。

福美湯という屋号からは、どこにでもある町の銭湯を連想したが、実際に訪問してみて驚いた。なんとコストパフォーマンスの高いことか!銭湯で炭酸泉は珍しいし、ついつい長湯してしまった。帰りに玄関先を振り返ったら「入浴は3時間以内にしてください」といった趣旨の貼り紙を発見。普通の銭湯では有り得ないが、福美湯ではそれも納得できる話だ。

福美湯(神奈川県浴場組合)
福美湯(横浜市浴場協同組合)

福美湯
住所/横浜市港北区菊名6-13-43 [地図
電話/045-401-0678
交通/東急東横線・JR横浜線菊名駅東口より徒歩4分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
     サウナは別途200円
時間/15:00〜23:30
     毎週月曜日定休(祝日の場合は15:00〜営業)

(追記-2012/8/18)
営業時間が変更となっています。日曜・祝日は12:00→15:00から営業となっています。

富士の湯(横浜市港北区綱島西)

富士の湯綱島温泉というと東京園が有名だが、駅徒歩圏内にはもう1軒鉱泉を沸かした銭湯がある。それが「富士の湯」である。

東急東横線の綱島駅西口からまっすぐ伸びる商店街(県道106号線)を高田方面に歩いていくと、駅から2つ目に「上町」というバス停がある。そこを過ぎて次の角を曲がると富士の湯が見える。1階は銭湯とコインランドリー、2階は卓球場という実に庶民的なビルだが、のれんはさりげなく、知らなければ通り過ぎてしまうような雰囲気。

周囲は住宅街で、大きな工場があるわけでもないのに、開店してすぐの富士の湯はすでに半数以上のカランが埋まっていた。現場仕事風のおじさんもいたが、多くは年配の常連客で、早い人はもうひとっ風呂浴びて脱衣所で世間話に花を咲かせている。

浴室のタイルにはゆるやかに流れる滝が描かれていて、その下には水槽があり、魚が泳いでいる。熱海後楽園ホテルの海底温泉をコンパクトにしたような感じだ。左手に水道水を沸かした白湯、中央にジャグジー、右手に鉱泉の湯がある。鉱泉の湯は浴槽の深さが1m。4人も入ればいっぱいという大きさ。お湯の色は茶褐色。どんどん沸かしてます的な熱さを感じるが、東京の銭湯ほどは熱くない。なのにみんなカラスの行水といった風情で、長湯する人はあまりいない。カランの混雑のわりには浴槽は空いている。地域の常連さんにとっては鉱泉の湯はめずらしくもないからなのか、たんに憩いの場として利用しているからなのか。こぎれいな銭湯なので、銭湯未体験の人にもおすすめしたい。

富士の湯
源泉/横浜温泉(ナトリウム−炭酸水素塩泉)
住所/横浜市港北区綱島西3-22-18 [地図
電話/045-531-6890
交通/東急東横線綱島駅より徒歩10分
     または綱島駅よりバス7分「上町」バス停徒歩1分
料金/大人430円、小学生以上180円、未就学児80円
     ※サウナは別料金
時間/15:30〜23:30、毎週木曜日定休
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当ブログでご紹介している温浴施設の情報は、すべて自ら訪問し記録したものです。再訪時に料金・設備等で変更点があればその都度追記していますが、施設によっては現在と異なる点がありますのでご了承ください(⇒情報をお寄せください)。 また、当ブログ記載の「交通」は、各施設の公式サイトやパンフレットで公表している情報です。公表なき場合は1分=80mとして計算しています。
神奈川県の銭湯料金
神奈川県の銭湯の料金は下記の通りです。
・大人470円(12歳以上)
・中人200円(6歳以上12歳未満)
・小人100円(6歳未満)
銭湯にはタオル、ボディソープ、シャンプーを持参して行きましょう!

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