旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
日帰り温泉・スーパー銭湯・町の銭湯・共同浴場・サウナ・健康ランド・野湯など守備範囲は広めです。
行動範囲は神奈川を中心とした1都3県と静岡、山梨です。

横浜市磯子区

梅の湯(横浜市磯子区杉田) ※2015/8/31廃業

梅の湯(横浜市磯子区杉田)杉田の杉田湯を以前ご紹介したが、今回は新杉田の梅の湯。まず断っておきたいのは、京急の杉田駅と根岸線の新杉田駅は400mほど離れていること。そして駅名が示す通り、新杉田のほうが町として歴史が浅いこと。しかし2つの銭湯を見比べると、梅の湯の堂々たる姿に惚れ惚れしてしまう。まわりがマンションなどに建て替わっても、梅の湯だけは昔ながらの銭湯のまま。昭和2年開業の銭湯だ。

梅の湯(横浜市磯子区杉田)昔ながらといえば番台、熱いお湯、ペンキ絵、坪庭、旧式のマッサージ機、常連さんの洗面用具棚など、ここにはすべて揃っている。県内の銭湯は条例によって禁煙となったが、梅の湯は縁側で喫煙可。

浴室は手前に洗い場、奥に湯船が並んでいる。女湯との境壁側はカランが6つ、島列は6-5、外壁側は一部がくぼんでおり立ちシャワー1つとカランが5つ。島列にはシャワーも鏡もないため、室内は広々として見える。境壁にはモザイクタイルで湖畔と白鳥が描かれ、湯船の上には大きな富士山が描かれている。

梅の湯(横浜市磯子区杉田)湯船は深湯・浅湯(ジャグジー)の2つ。温度計の目盛りが色褪せていたが、赤い印は確実に超えている。46〜47℃はあるのではないか。

帰り際に番台のおばちゃんに「熱くて気持ち良かったですよ」と声を掛けたら、「あの人なんか水を出しっ放しで10分くらいああして(湯船のふちに)腰掛けてるわよ」。その話に常連さんも加わり、「今日はほんとに熱かったよ」。しばらく汗が止まらなかった。

梅の湯(神奈川県浴場組合)
梅の湯(横浜市浴場組合)

梅の湯
住所/横浜市磯子区杉田4-2-19 [地図
電話/045-771-2680
交通/JR根岸線・金沢シーサイドライン新杉田駅より徒歩4分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
時間/15:30〜21:00、毎週水曜日定休

(追記-2015/9/1)
昨日8/31をもって廃業したとのこと。
FM横浜「MORNING STEPS」podcastによる情報。

梅の湯(横浜市磯子区杉田)

ゆーらんど新世館(横浜市磯子区久木町) ※2018/10/14廃業

ゆーらんど新世館(横浜市磯子区久木町)磯子区滝頭界隈の銭湯のなかから、今回ご紹介するのは「ゆーらんど新世館」。国道16号線の磯子警察署から北に約350m、掘割川の磯子橋からも西に約350m。住宅地の一画にある3階建のマンション銭湯だ。「ゆーらんど」という屋号から楽しげな銭湯を想像していたが、外観や室内に派手さはなく、どこにでもある普通の町の銭湯だった。

フロントで下足箱とロッカーの鍵を引き換えるが、一見客と思われなかったのか「いつもどちらのロッカーを使っていますか?」。脱衣所のロッカーは二手に分かれており、どちら側の何番を使っているか?ということらしい。常連さんはこだわることだろうが。

浴室の洗い場は女湯との間仕切り側にカランが7つ、室内の真ん中に5-5の島列、外壁側はサウナと水風呂があるため立ちシャワー1つとカラン3つ。すべてに固定式シャワー付いている。室内奥に湯船が2つ。大きい方は浅くて一部がバイブラ湯。小さいほうは深くてジャグジーとボディマッサージが付いている。

さらに露天風呂もあるが、高い塀に囲まれ、さらに屋根は明かり取り(視界を遮る効果も兼ねて?)のルーバーとしているため、露天っぽさは感じられない。岩風呂風のつくりで日替わり薬湯。この日は「よもぎ」の入浴剤だった。浴室内は白いタイル壁でこざっぱりとまとめているが、露天風呂の塀にはイルカやエイなどが描かれ、さながら水族館といった感じ。

町の銭湯にしては充実している。この界隈は根岸駅まで1.5kmほどの距離だが、バスは桜木町まで通じており意外と便利。足を伸ばしてみてはいかがだろうか。

ゆーらんど新世館(神奈川県浴場組合)
ゆーらんど新世館(横浜市浴場組合)

ゆーらんど新世館
住所/横浜市磯子区久木町4-10 [地図
電話/045-761-3788
交通/JR根岸線根岸駅より徒歩19分、またはバス4分「禅馬」停徒歩1分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
     サウナは別途200円
時間/14:15〜23:30
     毎月4日・14日・24日(土日祝日の場合は前後)

杉田湯(横浜市磯子区中原)

杉田湯(横浜市磯子区中原)銭湯といえば松竹梅など縁起を担いだ屋号が多いなか、杉田にあるから杉田湯とはわかりやすい。京急の杉田駅西口は駅裏の住宅地で、低層マンションや民家が雑然と建ち並んでいる。杉田湯は路地に引っ込んで建っているが、目印は電柱看板。木造モルタル塗りの年季の入った建物で、ご覧のとおり外観に特徴はなく、ごく普通の町の銭湯といった感じ。組合のホームページには15:00〜22:00との記載だが、「節電のため営業時間短縮」とあり、現在は15:30〜21:30の営業となっている。

番台式で脱衣所には洗濯機2台と乾燥機1台、体重計、マッサージチェア、そしてスポーツ新聞。この立地でコインランドリー代わりに立ち寄る人はいるのかと疑問だが、それなりに需要があるのだろうなと思ってみたり。浴室は手前に洗い場、奥に湯船という配置。カランは5+立ちシャワー1、5-5、6+立ちシャワー1という列で、すべて固定式シャワー付き。湯船は2つ並んでおり、座湯ジャグジー2人分、そしてバイブラが休止中でガリウム石も撤去した浅湯。入浴剤も入っておらず、お湯は温めで40℃ちょっと。ペンキ絵は中島盛夫師が描いた見附島で、製作過程についてはお弟子さんのブログにて。

極めて普通の銭湯といった第一印象のままだったが、それもまた貴重だし、というより普通の銭湯がむしろ大多数なのだから頑張ってほしいなぁと思う。

杉田湯(神奈川県浴場組合)
杉田湯(横浜市浴場組合)

杉田湯
住所/横浜市磯子区中原4-26-13 [地図
電話/045-773-0347
交通/京急杉田駅より徒歩3分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
時間/15:00〜22:00、毎週木曜日定休
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神奈川県の銭湯料金
神奈川県の銭湯の料金は下記の通りです。
・大人470円(12歳以上)
・中人200円(6歳以上12歳未満)
・小人100円(6歳未満)
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