井土ヶ谷駅が最寄りの銭湯といえば、黒湯の湧く「横浜天然温泉くさつ」が抜群の知名度と集客力を誇っている。しかしもう一軒の住吉湯は、立地と外観こそ地味ながら、建物内は古き良き銭湯テイストにあふれていた。井土ヶ谷駅より徒歩7分ほどの住宅地の一画にあり、住吉湯の屋号の由来は西の高台にある住吉神社にちなんでいると思われる。住吉神社は江戸時代から村の鎮守として親しまれていたというから、この界隈もそれなりに古い町なのだろう。
住吉湯は派手な看板を出すわけでもなく、煙突と暖簾だけが目印。その暖簾をくぐると宝船のタイル絵もあるが、季節の花として桃を生け、ラティスとともに隠してしまっている。なんとももったいないが、浴室内のタイル絵もまた素晴らしい。間仕切壁には弁慶と牛若丸や鞆の浦など4枚が並び、湯船のすぐ上には鯉の滝登りが描かれている。ペンキ絵は湖畔に浮かぶ富士山を描いたもの。
湯船は浅湯、深湯の2つ。浅湯の一部はバイブラ湯となっている。「温浴素じっこう」のプレートもあるが、この日はラベンダー?の入浴剤。お湯は熱めに沸かしている。カランは壁側に6つずつ、島列は4つずつ。シャワーがあるのは壁側の列のみ。立ちシャワーもなければ、もちろん水風呂もサウナもない。番台と折上格天井の脱衣所。もちろんロッカーもあるが、乱れ籠も健在。坪庭には石灯篭も。昔ながらの銭湯空間を満喫できる。
・住吉湯(神奈川県浴場組合)
・住吉湯(横浜市浴場組合)
住吉湯
住所/横浜市南区井土ヶ谷中町110 [地図]
電話/045-741-4432
交通/京急線井土ヶ谷駅より徒歩7分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
時間/15:30〜23:00、毎月6・16・26日定休
住吉湯は派手な看板を出すわけでもなく、煙突と暖簾だけが目印。その暖簾をくぐると宝船のタイル絵もあるが、季節の花として桃を生け、ラティスとともに隠してしまっている。なんとももったいないが、浴室内のタイル絵もまた素晴らしい。間仕切壁には弁慶と牛若丸や鞆の浦など4枚が並び、湯船のすぐ上には鯉の滝登りが描かれている。ペンキ絵は湖畔に浮かぶ富士山を描いたもの。
湯船は浅湯、深湯の2つ。浅湯の一部はバイブラ湯となっている。「温浴素じっこう」のプレートもあるが、この日はラベンダー?の入浴剤。お湯は熱めに沸かしている。カランは壁側に6つずつ、島列は4つずつ。シャワーがあるのは壁側の列のみ。立ちシャワーもなければ、もちろん水風呂もサウナもない。番台と折上格天井の脱衣所。もちろんロッカーもあるが、乱れ籠も健在。坪庭には石灯篭も。昔ながらの銭湯空間を満喫できる。
・住吉湯(神奈川県浴場組合)
・住吉湯(横浜市浴場組合)
住吉湯
住所/横浜市南区井土ヶ谷中町110 [地図]
電話/
交通/京急線井土ヶ谷駅より徒歩7分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
時間/15:30〜23:00、毎月6・16・26日定休