多摩地区には数多の大学キャンパスが点在し、なぜここにという立地で帝京大学もある。余計なお世話だが、辺鄙な地であるからして、学生においてはさぞかし勉強が捗ることだろう。大学の敷地を八王子市・多摩市の市境が横切り、裏手の多摩市側にあるのが、おふろの王様多摩百草店。多摩センター駅や高幡不動駅からも無料送迎バスがある。
おふろの王様は店舗によって岩盤浴を備えており、多摩百草店は全店で最高額の別途750円(花小金井店も同じ)。平日入館料も750円だから付加価値の高さたるや、設備の充実に比例したものだろう。丘陵の起伏を活かし、駐車場は平置きのほか建物地下にも。1階には食事処や岩盤浴室、2階には浴室がある。まずは券売機でチケットを購入し、フロントに提示。岩盤浴セットもここで受け取る。
(浴室案内図はおふろの王様多摩百草店公式サイトより転載)
浴室に入って左手には腰掛け湯とジャグジー、白湯。右手には洗い場とバイブラ湯、水風呂、突き当たりにタワーサウナ。室内空間に無駄はなく、合理的な配置はやはりスーパー銭湯といった感じ。
露天に出ると、まずはシルクバス、その向かいは瓢箪のような形をした人工温泉の岩風呂。重曹泉を再現しており、円の片方は一人ずつ湯に浸かれるよう、5〜6人分が仕切られている。ほかに人工炭酸泉があって、露天の大部分を占めるのはうたた寝湯だ。湯の張る量が0〜10cm程度まで3段階、合計20人分もあるから驚きだ。真冬や雨の日には勘弁だが、暖かい時期には気持ちが良さそう。露天側にはスチーム塩サウナがあり、2つの炉から時折り蒸気が噴き出す仕組み。
(露天風呂の写真は-おふろの王様多摩百草店公式サイトより転載)
館内1階にはリクライニングチェアの休憩室があるから、湯あがりにうたた寝するも良し。また、ラウンジには漫画本を6000冊も揃えており、これらは入館料のみで利用できるから、ひとっ風呂のつもりで訪ねても、ついつい長居してしまうかも。これらは昨年12月のリニューアルによって誕生した。
岩盤浴も料金に見合った充実ぶりだった。岩盤浴室は温度や石の種類が異なる4室のほか、クールルームがあり、変わり種は「王様の癒」なるベッドタイプのもの。ブラックゲルマニウムのタイルの上に、ビニールレザー(?)のクッションが敷かれ、その上に横たわるというもの。好き嫌いが問われる不思議な感覚だ。また、岩塩の部屋にテレビを設置しているから、退屈しのぎにはなる。部屋数の多さも魅力だが、岩盤浴エリアのラウンジにはセラミックボールの足湯が2つ。そして、休憩スペースをタイルの岩盤ベッドにしているのも珍しく、テレビや雑誌を見ながらのんびりと寛ぐことができる。近隣では昨年12月オープンの竜泉寺の湯八王子みなみ野店と比較されそうだが、居心地の良さでは甲乙つけがたし。休日は混雑しそうだから、平日がおすすめだ。
ところで、帝京大学のすぐ近くには「塩釜温泉観音の湯」という温泉スタンドがある。源泉掘削の櫓が立ち、B級スポットばりの奇天烈な雰囲気を放っている。源泉は高尾の湯ふろッぴィに配湯しているが、距離的にはおふろの王様まで1km足らず。それでも塩釜温泉を使用しないということは、温泉でなくとも勝負できるとの自信の表れか。
おふろの王様 多摩百草店
住所/東京都多摩市和田1352-1 [地図]
電話/042-311-2603
交通/小田急・京王・モノレール「多摩センター」駅より無料送迎バス
京王線「高幡不動」駅より無料送迎バス
野猿街道(都道20号線)「中和田」交差点より約700m
※無料大型駐車場あり(駐車券はフロントに提示)
料金/(平日)大人750円、4歳〜小学生350円、3歳以下無料
(休日)大人900円、4歳〜小学生450円、3歳以下無料
岩盤浴は別途750円
時間/9:00〜25:00、年中無休
おふろの王様は店舗によって岩盤浴を備えており、多摩百草店は全店で最高額の別途750円(花小金井店も同じ)。平日入館料も750円だから付加価値の高さたるや、設備の充実に比例したものだろう。丘陵の起伏を活かし、駐車場は平置きのほか建物地下にも。1階には食事処や岩盤浴室、2階には浴室がある。まずは券売機でチケットを購入し、フロントに提示。岩盤浴セットもここで受け取る。
(浴室案内図はおふろの王様多摩百草店公式サイトより転載)
浴室に入って左手には腰掛け湯とジャグジー、白湯。右手には洗い場とバイブラ湯、水風呂、突き当たりにタワーサウナ。室内空間に無駄はなく、合理的な配置はやはりスーパー銭湯といった感じ。
露天に出ると、まずはシルクバス、その向かいは瓢箪のような形をした人工温泉の岩風呂。重曹泉を再現しており、円の片方は一人ずつ湯に浸かれるよう、5〜6人分が仕切られている。ほかに人工炭酸泉があって、露天の大部分を占めるのはうたた寝湯だ。湯の張る量が0〜10cm程度まで3段階、合計20人分もあるから驚きだ。真冬や雨の日には勘弁だが、暖かい時期には気持ちが良さそう。露天側にはスチーム塩サウナがあり、2つの炉から時折り蒸気が噴き出す仕組み。
(露天風呂の写真は-おふろの王様多摩百草店公式サイトより転載)
館内1階にはリクライニングチェアの休憩室があるから、湯あがりにうたた寝するも良し。また、ラウンジには漫画本を6000冊も揃えており、これらは入館料のみで利用できるから、ひとっ風呂のつもりで訪ねても、ついつい長居してしまうかも。これらは昨年12月のリニューアルによって誕生した。
岩盤浴も料金に見合った充実ぶりだった。岩盤浴室は温度や石の種類が異なる4室のほか、クールルームがあり、変わり種は「王様の癒」なるベッドタイプのもの。ブラックゲルマニウムのタイルの上に、ビニールレザー(?)のクッションが敷かれ、その上に横たわるというもの。好き嫌いが問われる不思議な感覚だ。また、岩塩の部屋にテレビを設置しているから、退屈しのぎにはなる。部屋数の多さも魅力だが、岩盤浴エリアのラウンジにはセラミックボールの足湯が2つ。そして、休憩スペースをタイルの岩盤ベッドにしているのも珍しく、テレビや雑誌を見ながらのんびりと寛ぐことができる。近隣では昨年12月オープンの竜泉寺の湯八王子みなみ野店と比較されそうだが、居心地の良さでは甲乙つけがたし。休日は混雑しそうだから、平日がおすすめだ。
ところで、帝京大学のすぐ近くには「塩釜温泉観音の湯」という温泉スタンドがある。源泉掘削の櫓が立ち、B級スポットばりの奇天烈な雰囲気を放っている。源泉は高尾の湯ふろッぴィに配湯しているが、距離的にはおふろの王様まで1km足らず。それでも塩釜温泉を使用しないということは、温泉でなくとも勝負できるとの自信の表れか。
おふろの王様 多摩百草店
住所/東京都多摩市和田1352-1 [地図]
電話/042-311-2603
交通/小田急・京王・モノレール「多摩センター」駅より無料送迎バス
京王線「高幡不動」駅より無料送迎バス
野猿街道(都道20号線)「中和田」交差点より約700m
※無料大型駐車場あり(駐車券はフロントに提示)
料金/(平日)大人750円、4歳〜小学生350円、3歳以下無料
(休日)大人900円、4歳〜小学生450円、3歳以下無料
岩盤浴は別途750円
時間/9:00〜25:00、年中無休