旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
日帰り温泉・スーパー銭湯・町の銭湯・共同浴場・サウナ・健康ランド・野湯など守備範囲は広めです。
行動範囲は神奈川を中心とした1都3県と静岡、山梨です。

狛江市

お湯どころ野川(東京都狛江市東野川)

お湯どころ野川(東京都狛江市東野川)喜多見駅は狛江市の東、世田谷区の西の外れにあって、駅そのものが市区の境界線をまたいでいる。大きな通りでも河川でもなく、生活道路が境界線をなしており、狛江市と世田谷区の街区表示を左右に見ながら、北へ10分ほど。静かな住宅地といった風景が、生産緑地でいったん途切れる。かつての農村地帯が郊外住宅地へと変わり、そういった時代の流れのなかで、お湯どころ野川も開業したのかなと。

お湯どころ野川(東京都狛江市東野川)フロントでは看板猫が置物と化していた。コロナ禍にあってフロントにはビニールシートがかかり、手元のわずかな空間で入浴料などのやり取りをする。しかも猫を気遣いながら。みんなが猫好きだと思っているのだろうか。下足札と引き換えに、ロッカーの鍵とサウナの引っ掛け鍵を受け取るが、その際にいくつかの説明を受ける。

引っ掛け鍵の「引っ掛け」部分を折ってしまう客がいるらしく、手を添えて開けるように。サウナ室では会話をしない。タオルで口元を覆う。いままで意識したこともなかったが、ドアを開けるときはいつも以上に緊張し、そして慎重に。ベンチが2段でヒーターが奥に、テレビを横向きに眺める。水風呂はすぐ目の前にあって、浴室内にも椅子が1つ、露天には椅子が3つ。

浴室内も露天風呂もイルミネーションが張り巡らされ、浴室は湯気でもやっとして幻想的だし、露天は色とりどりに変化し、これまた幻想的。浴室には大きな湯船が1つ。そのなかに電気風呂と種類の異なる3つのジェット。露天風呂は入浴剤を使用した替わり湯としている。「ラベンダーの湯」「水芭蕉の湯」と名付けた2つの浴室は、男女日替わりのよう。それについての詳細はよくわからなかった。



お湯どころ野川(東京銭湯マップ)

お湯どころ野川
住所/東京都狛江市東野川1-30-14 [地図]
電話/03-3488-2642
交通/小田急線 喜多見駅北口より徒歩10分
料金/大人470円、中人180円、小人80円
     サウナは別途100円
時間/16:30〜24:00(日祝は14:30〜24:00)
     毎週月曜日定休(祝日の場合は翌日)、月2回連休あり

和泉湯(東京都狛江市東和泉) ※2019/12/31廃業

和泉湯(東京都狛江市東和泉)新宿から小田急に乗り、多摩川を渡る1つ手前が和泉多摩川駅。東口から徒歩1分のところにあるのが和泉湯だ。商店街の一画なら駅前銭湯と言うのだろうが、東口は駅前からして住宅地。和泉湯は高い煙突がランドマークの役割を果たしているものの、建物は周囲の景観とよく馴染んでおり、言ってみれば銭湯らしくはない。聞けば昭和31年の開業で、中普請はしたものの建物は当時のままだという。番台からフロント+ロビーに改修する際、通り側を増築したのだろうか。無表情な外観がもったいない。

和泉湯(東京都狛江市東和泉)脱衣所はロッカーとベンチ、体重計。自販機の半分以上はサンプルが取り除かれ、売り切れとなっている。あまり売れないためだろうか。

浴室は手前に洗い場、奥に湯船という一般的な配置。間口が広いため出入口の扉は2つ。カランは境壁側に6つ、真ん中に6-6の島列、外壁側は4つ+立ちシャワー。島列の2つを除いて固定式のシャワーつき。湯船は深湯と浅湯の2つがあって、浅湯のほうは広くてジャグジーつき。温度は42℃くらいか。薬湯は週2回開催で、日曜日が「リラクゼーション&ゼラニウム」、火曜日が「温浴素じっこう」。前者は初めてその名を知ったが、ハーブ系の温浴効果なのだろう。瀬戸内海の景色がペンキ絵で描かれていた。

多摩川対岸の登戸の庶民的な商店街の中にあった松乃湯はとうに廃業したが、登戸よりも住宅地の色が濃い和泉多摩川の和泉湯は健在。「もうやめるけどね」とご主人は苦笑いしていたが、そんな冗談を言わずにいつまでも頑張ってほしいものだ。多摩川土手をジョギングする人などにもぜひ立ち寄ってほしい。

和泉湯(東京都浴場組合)

和泉湯
住所/東京都狛江市東和泉3-2-6 [地図
電話/03-3480-2409
交通/小田急線和泉多摩川駅より徒歩2分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
時間/15:00〜24:00、毎週月曜日定休(祝日の場合は翌日)

狛江湯(東京都狛江市東和泉)

狛江湯(東京都狛江市東和泉)日頃は神奈川県の銭湯をメインに訪ね歩いているが、小田急沿線に限定すると多摩川を渡って東京都に突入。祖師ヶ谷大蔵や千歳船橋の銭湯には興味をそそられるが、未訪問かつ月曜定休を外すと消去法で残ったのが狛江湯だった。というと狛江湯に申し訳ないのだが、これも運命のめぐり合わせ。狛江駅には初めて降り立ったが、駅前は意外なほどに真っ暗だった。メインはバスロータリーのある北口のようだが、狛江湯があるのは南口。明るいのは駅に面した数軒のお店だけで、その背後には住宅地が広がっている。駅徒歩2分の至近距離にあるのが救いで、路地の狭さは初訪問の人間を不安にさせる。

狛江湯はマンションの1階で営業する銭湯で、道路側のスナック、奥のコインランドリーにはさまれて暖簾を出している。暖簾をくぐると小さなロビーで、コインランドリーに出入りも可。スナックにも直接出入りできたら面白いのに、と思ったが余計なお世話か。ロビーの正面にフロントがあって、そのわきから脱衣所へ。L字型の室内には普通の鍵式と100円返却式の2種類のロッカー。奥には壁沿いに作り付けたベンチ、テレビもある。ほかにマッサージチェアやジュースの自販機など。外観やロビーの規模からは想像できないほどの広さ。ロッカーもこんなに必要か!?と最初は思ったが、それなりに客は訪れている。

浴室は全体の3分の2を洗い場が占め、壁沿いや島式など、カランの数は全部で25以上。すべてに固定式シャワーが付き、ほかに立ちシャワーも2つ。ひとことで言うならば銭湯らしくない配置の仕方である。スーパー銭湯風というべきか…。数自体も多いが、その半分以上が埋まっていた。平日19時頃だったが、おもにサラリーマンと思われる方々。

3分の1ほどのスペースのうち、別途料金のサウナ(3帖ほど?)を除いたぶんが湯船となる。湯船は3つ並んでいるのだが、いちばん大きいのは3帖ほどのバイブラ湯、次が3帖弱の水風呂、いちばん小さいのは深湯の座湯ジャグジーで2人分。全体的にお湯はぬるめ。ロッカーやカランの数を考えれば、湯船はもっと大きくても…と思うが、うまい具合に回転するのだろう。

狛江湯のウリはなんといっても水風呂。サウナを利用しなくても、水風呂が嫌いであっても、狛江湯では水風呂に入らないともったいない。銭湯の設備としてはいたって普通だし、室内装飾も殺風景で特筆すべき点がない。よって、いちばん記憶に残ったのが水風呂というわけ。とくに夏は気持ちがよいだろう。もしくは冬に水風呂に入るという贅沢。せっかく銭湯を訪れたならば、有意義に過ごしたい。

狛江湯(東京都浴場組合)

狛江湯
住所/東京都狛江市東和泉1-12-6 [地図
電話/03-3489-3881
交通/小田急線狛江駅より徒歩2分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
     サウナは別途350円
時間/15:00〜24:00(日曜日は13:00〜24:00)
     毎週火曜日定休
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シダトモヒロ

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当ブログでご紹介している温浴施設の情報は、すべて自ら訪問し記録したものです。再訪時に料金・設備等で変更点があればその都度追記していますが、施設によっては現在と異なる点がありますのでご了承ください(⇒情報をお寄せください)。 また、当ブログ記載の「交通」は、各施設の公式サイトやパンフレットで公表している情報です。公表なき場合は1分=80mとして計算しています。
神奈川県の銭湯料金
神奈川県の銭湯の料金は下記の通りです。
・大人470円(12歳以上)
・中人200円(6歳以上12歳未満)
・小人100円(6歳未満)
銭湯にはタオル、ボディソープ、シャンプーを持参して行きましょう!

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