旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
日帰り温泉・スーパー銭湯・町の銭湯・共同浴場・サウナ・健康ランド・野湯など守備範囲は広めです。
行動範囲は神奈川を中心とした1都3県と静岡、山梨です。

杉並区

ROOFTOP(東京都杉並区西荻南) ※2021/12/1オープン

ROOFTOP(東京都杉並区西荻南)サウナブームは無限の広がりを見せ、いままでにない斬新な発想の店舗も増えてきた。都内では限られた面積をいかに活用するがテーマなのであろう。西荻窪に昨年12月にオープンしたROOFTOPは、その名が示す通り、屋上を有効活用したサウナ店。「最大100人以上の収容」「都内最大級の広さ」を謳っているが、サウナ、水風呂、外気浴の魅力に特化することで実現可能となった。

ROOFTOP(東京都杉並区西荻南)パチンコ店「メッセ」にとってサウナ経営は新規事業。男性だけでなく女性浴室も設け、コワーキングカフェも同時オープンした点においても、既存のパチンコ兼業店とは一線を画す。建物構造上の結果なのか、パチンコ店の店舗裏に(まるで搬入口のような)専用入口を設けており、じつはパチンコ店内を突っ切った方が便利だったりする。

ROOFTOP(東京都杉並区西荻南)エレベーターを3階で降りると、サウナ受付のはずが、そこはコワーキングカフェの店内。テーブルと椅子を並べただけの殺風景なコワーキングスペースのイメージとは違い、仕事や作業を進めるだけに留まらず、息抜きや心地良さを含めて、ここなら有意義な時間を過ごせそう。言われるがままにLINEでの会員登録、そしてサウナの利用手続きを済ませる。キャッシュレス決済なのも今どきと言える。

ROOFTOP(東京都杉並区西荻南)再びエレベーターで4階へ。ロッカー番号を選び、サウナマットとタオルを受け取る。ここにも店員さんがいるのだし、ここが受付でも良さそうな気もする。「ペントハウススタイル」を謳っているが、建築基準法の塔屋(機械室やエレベーター室)ではなく、高級マンションなどに見られる独立住居のイメージに近い。洗い場は6人分のうち、2人分をサンラウンジャーが場所取り。洗い場は固定式シャワーで洗面器がなく、実用性には多少難あり。実際に活躍するのは立ちシャワーだったりする。

ROOFTOP(東京都杉並区西荻南)サウナはコの字にベンチ2段を設け、中央には円筒型の石積みストーブ。特注オリジナルストーブとあるが、NEPPAに似たケーシング。ちなみに女性側はメトスのikiで、男女を別にした理由を知りたい。ともかくオートロウリュが15分おき、毎時7分はスタッフによる撹拌があって、毎時37分には団扇での扇ぎあり。間接照明の室内はおしゃれで上品。空いていたら横になっても良いとのことで、堂々と。残念ながら混み合うことがなく、余裕で寝ていられる状況。

ROOFTOP(東京都杉並区西荻南)水風呂は屋外にあって、1人用のバスタブが2つずつ並んでいる。15℃と17℃なので好みによって。その延長に外気浴スペースが広がっており、インフィニティチェアやサンラウンジャーがいくつか。サウナのキャパに比して数が限られているため、場合によっては水風呂待ち、外気浴待ちが発生しそう。冬はさすがに寒いが、だんだん暖かくなるにつれ、客足も増えるだろう。

ROOFTOP(東京都杉並区西荻南)テントサウナも1基あったが、こちらは稼働していなかった様子。高い塀に囲まれているが、都心のビル群を遠望する。願わくば団扇でなくタオルによるアウフグースを。そしたら大化けする予感。

2時間くらいがちょうどいい。休憩するならば、別料金のコワーキングカフェとなる。むしろコワーキングも目的で訪ねる需要もありそう。帰りはカウンターで時間の確認だけ。服を着てからがあっけない感じもする。これもまたサウナに特化した店舗ゆえ、仕方がないのかもしれない。

ROOFTOP
住所/東京都杉並区西荻南3-14-7 [地図]
電話/ー
交通/JR中央線西荻窪駅南口より徒歩1分
料金/(平日)男性1時間・女性2時間1,480円 男性2時間・女性3時間1,980円
     (休日)男性1時間・女性2時間1,980円 男性2時間・女性3時間2,480円
     ※キャッシュレス決済のみ ※延長1,000円/1h ※小学生以上
時間/8:00〜23:00

※浴室、サウナ室、水風呂の写真はROOFTOP公式サイトより転載

杉並湯(東京都杉並区梅里)

IMG_7373いまは面影もないが、かつて青梅街道に整備された杉並木が、杉並区の由来だという。その青梅街道と五日市街道が交差するのが新高円寺。「新」とは付くけれど、高円寺の賑わいと比較すれば、そこは地下鉄の駅周辺。なんとなく駅の出口があって、ちょっと歩けば住宅地。そして、住宅地の一画にあるのが杉並湯。杉並区を代表しても良さそうな名前だけど、なんとも控え目な雰囲気。

杉並湯(東京都杉並区梅里)フロントにある小さな籠から、ロッカーの鍵を自分で選ぶシステム。何番でもいいや適当に選んだのに、どうしてタイミング悪く左右の客とかち合うのか。サウナは別途200円で、貸し出しはバスタオルのみ。販売タオルは260円。ボディソープやシャンプーの備え付けはないので、合計すれば1,000円超え。手ぶら派は気をつけるべし。

富士山を描いたペンキ絵はところどころ剥げているし、お湯はやや熱めでのぼせそう。「半身浴は間違っている」といった内容の記事のコピーを配布しているが、何を主張するか信じるかは人それぞれ。寝湯と座湯のジェットと、深湯のバイブラがあって、そもそも半身浴に適した感じではないし。



スリムな遠赤ヒーターのサウナで、定員6名。12分計はおろか砂時計もなく、窓越しに柱の掛時計を確認するスタイル。サウナマットの代わりにバスタオルが敷かれ、室内にはジャズのBGMが流れる。ひとしきり汗を流し、さて…と思ったら水風呂がないし。戸惑いのあまり、なぜかまた熱いお湯に浸かり、冷たいシャワーを浴びてまたサウナへ。のぼせるかと思った。

杉並湯(東京銭湯マップ)
杉並湯(杉並浴場組合)

杉並湯
住所/東京都杉並区梅里1-13-7 [地図]
電話/03-3312-1221
交通/東京メトロ丸ノ内線 新高円寺駅より徒歩3分
料金/大人460円、中人180円、小人80円
     サウナは別途200円
時間/15:45〜24:00、毎週月曜日定休

井草湯(東京都杉並区下井草)

井草湯(東京都杉並区下井草)滅多に乗らない西武新宿線。各駅停車で新宿から約20分、井荻駅で降りて井草湯へ。井荻は下井草と上井草に挟まれた駅で、この辺りの旧地名。字のごとく井草と荻窪の組み合わせで、いまは駅名だけに名を残す。環八が都心と郊外の分かれ目だと仮定すれば、環八は井荻駅を南北に貫くから郊外。住宅地が広がり、心なしか空も広い。

駅前から環八を南下すること徒歩5分。井草湯があるのは、早稲田通りと交差する清水三丁目交差点のほど近く。今年4月18日に建て替えオープンした銭湯で、らしくない外観だが、客はどんどん吸い込まれていく。地域コミュニティの場として役割を担っている様子。

井草湯(東京都杉並区下井草)券売機でチケットを購入し、フロントへ。サウナは別料金で、フェイスタオルとバスタオルのレンタルセットも付いてくる。ちなみにサウナは男湯にしかなく、バッグごと引っ掛けておくのが井草湯スタイル。ドアは引っ掛け鍵で開く。脱衣所のロッカーは100円リターン式。

たいていの銭湯は手前に洗い場、奥に湯船を配置するが、新しい銭湯ではセオリーにとらわれず、限られた空間の中での自由な発想。ジャグジー、水風呂、シルキー風呂のほか、浅いバイブラのこども風呂も。幼いうちから銭湯に親しんでもらおうとする、井草湯の未来志向がうかがえる。屋根が半分かかった露天風呂は炭酸泉としており、洗い場では軟水を使用するなど、最近のアイテムも積極的に採用。壁一面に花の紋様をデザインし、上品さを演出している。

コンフォートサウナは遠赤ヒーターに蒸発皿を設けたもので、80℃前後の室温(実際の表示は86℃)と、湿度25〜35%で快適性を追求する。トゲがなく、ソフトな熱さ。これ以上ハードなら疲れてしまうし、これ以下なら物足りない。普段使いの、近所の銭湯ならではのセッティングか。水風呂の冷たさ加減もちょうどいい。

ひと頃は洗練されたデザイナーズ銭湯がもてはやされたけど、こうした実用重視や日常感覚、未来志向に、銭湯の原点を見た思いがする。

いぐさ湯facebookページ
井草湯(杉並浴場組合)

井草湯
住所/東京都杉並区下井草5-3-15 [地図]
電話/03-6913-7226
交通/西武新宿線井荻駅より徒歩6分
料金/大人460円、中人180円、小人80円
     サウナは別途440円(フェイスタオル・バスタオル付き)
時間/14:30〜22:30、毎週月曜日定休
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当ブログでご紹介している温浴施設の情報は、すべて自ら訪問し記録したものです。再訪時に料金・設備等で変更点があればその都度追記していますが、施設によっては現在と異なる点がありますのでご了承ください(⇒情報をお寄せください)。 また、当ブログ記載の「交通」は、各施設の公式サイトやパンフレットで公表している情報です。公表なき場合は1分=80mとして計算しています。
神奈川県の銭湯料金
神奈川県の銭湯の料金は下記の通りです。
・大人470円(12歳以上)
・中人200円(6歳以上12歳未満)
・小人100円(6歳未満)
銭湯にはタオル、ボディソープ、シャンプーを持参して行きましょう!

神奈川県浴場組合ホームページ
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