松之山温泉センター鷹の湯(新潟県十日町市松之山湯本)「日本三大○○」は数々あるが、日本三大薬湯のうち有馬や草津は温泉地として有名だが、松之山をご存知なら温泉通だ。新潟県南部の十日町市にあって、松代や津南などが交通の起点となるがいずれからも遠く、ましてや県内有数の豪雪地帯である。日本三大薬湯でなければわざわざ立ち寄らないであろう、不便な地だと言える。

松之山温泉の歴史は古く、開湯は700年前とも800年前とも言われ、室町時代は越後守護上杉家の隠し湯であったという。また、山中にありながら塩分を多く含み、戦後の一時期には塩を採っていたという。さらに、ホウ酸の含有量は日本一と言われおり、そのあたりが日本三大薬湯に名をつらねる理由か。

松之山温泉センター鷹の湯(新潟県十日町市松之山湯本)日帰り温泉施設は「鷹の湯」「ナステビュウ湯の山」「露天風呂翠の湯」の3軒が点在している。今回は「鷹の湯」を訪ねたが、その名前は鷹が発見したという開湯伝説にちなんでいる。外観、館内ともに公共施設らしいつくりで、内湯と露天風呂がある。内湯はタイル張りの大きな湯船だが、露天風呂は岩風呂風で田舎のわりには意外と小さい。ほかの施設に気を遣っているのかとも思うが、常連さんたちは露天風呂に興味がないのか終始無人状態だった。小川に面し、斜面が山となって目の前に広がっている。訪れたのは4月下旬だったためまだ雪が残っていたが、さすがにいまの時期は緑一面の景色となるのであろう。露天風呂は一段下がっているため、浴室からも同じ景色を眺める。

肝心の泉質はというと、無色透明でかすかな油臭が漂う。具体的に何の臭いと例えればよいかわからず、インターネットでほかの方の訪問記をざっと眺めて「油臭」としたが、コールタールと表現している方もいた。京浜地区の黒湯や石油といった特徴的なにおいではなく、何か雑味のある感じ。ゴムのようなにおいでもある。内湯はじんわりと熱く、湯上りはしばらく汗が止まらなかった。

松之山温泉センター鷹の湯
源泉/松之山温泉(ナトリウム・カルシウム−塩化物泉)
住所/新潟県十日町市松之山湯本18-1 [地図
電話/025-596-2221
交通/北越急行まつだい駅よりバス25分「松之山温泉」停徒歩4分
     津南町中心街より国道405号線(冬期は閉鎖)で約13km
     十日町市街地より国道253号線で約25km
料金/大人500円、子供200円(12歳未満)
時間/10:00〜21:00
     毎月第2・4木曜日定休(祝日の場合は翌日)

まつのやま.com(十日町市観光協会松之山支部)
十日町市観光協会