
松之山温泉の歴史は古く、開湯は700年前とも800年前とも言われ、室町時代は越後守護上杉家の隠し湯であったという。また、山中にありながら塩分を多く含み、戦後の一時期には塩を採っていたという。さらに、ホウ酸の含有量は日本一と言われおり、そのあたりが日本三大薬湯に名をつらねる理由か。

肝心の泉質はというと、無色透明でかすかな油臭が漂う。具体的に何の臭いと例えればよいかわからず、インターネットでほかの方の訪問記をざっと眺めて「油臭」としたが、コールタールと表現している方もいた。京浜地区の黒湯や石油といった特徴的なにおいではなく、何か雑味のある感じ。ゴムのようなにおいでもある。内湯はじんわりと熱く、湯上りはしばらく汗が止まらなかった。
松之山温泉センター鷹の湯
源泉/松之山温泉(ナトリウム・カルシウム−塩化物泉)
住所/新潟県十日町市松之山湯本18-1 [地図]
電話/025-596-2221
交通/北越急行まつだい駅よりバス25分「松之山温泉」停徒歩4分
津南町中心街より国道405号線(冬期は閉鎖)で約13km
十日町市街地より国道253号線で約25km
料金/大人500円、子供200円(12歳未満)
時間/10:00〜21:00
毎月第2・4木曜日定休(祝日の場合は翌日)
・まつのやま.com(十日町市観光協会松之山支部)
・十日町市観光協会