日本中が沸き立ったWBCに比べると、なんとなく開幕した感のあるペナントレース。本拠地開幕戦だというのに、午前中の時点で当日券がまだあるとの知らせ。せっかくならばとウイング席の、しかも最上段のチケットを購入して、いざハマスタへ。かつて巨人戦といえば半分以上がオレンジで染まっていたのに、いまではレフトスタンドの3分の2に押し込め、ほかは内野の青に交じってちらほら。青を着ているのにオレンジのタオルを振り回している人も。
巨人の新外国人ブリンソンに始まり、ブリンソンがとどめを刺す試合展開。来日初アーチから毎打席ヒットが飛び出し、よもやサイクル安打。それでなくともオコエ瑠偉、丸佳浩、中田翔、松田宣浩、梶谷 隆幸など選手層の厚さが違う(いまが旬かどうかは別として)。横浜でひとり気を吐いたのは3安打の牧秀悟のみで、投打ともにパッとせず、特筆すべきことは何もない。
最後に10点取ってサヨナラと思いたいが、むしろあっさり終わって、ブリンソンのヒーローインタビュー。横浜は開幕4連敗で、いまだ1勝もしていないのは横浜と広島のみ。声出し応援解禁とあっても、思ったほど盛り上がっていなかったのは、試合展開のせいか。最近加入した選手の応援歌はよくわからないし。コロナによる2〜3年のブランクを実感したが、取り戻すべく、ホーム・ビジター問わずたくさん試合を観に行きたいものだ。