旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
日帰り温泉・スーパー銭湯・町の銭湯・共同浴場・サウナ・健康ランド・野湯など守備範囲は広めです。
行動範囲は神奈川を中心とした1都3県と静岡、山梨です。

岐阜県

倉知温泉マーゴの湯(岐阜県関市倉知)

倉知温泉マーゴの湯(岐阜県関市倉知)大阪の堺、新潟の燕三条と並んで、刃物の日本三大産地と呼ばれる岐阜県関市。とくにカミソリの生産においては、国内シェアの約8割を占める。貝印もフェザー(羽印)も関市に工場を構えており、歴史をたどればどちらも関安全剃刀に行き着く。ライバル会社も、もとは兄弟だったというわけか。刃物会館や鍛治伝承館など見所もあるが、今回は一切目もくれず、関市郊外にあるマーゴの湯へ。古くからの名刀の代名詞、関孫六にちなんでいる。

倉知温泉マーゴの湯(岐阜県関市倉知)イオンを核としたマーゴショッピングセンターの敷地内。休日などは買い物ついでの客で賑わうのだろう。愛知県の姉妹店、常滑温泉マーゴの湯と同様に、こちらもイベント盛りだくさん。告知をずらりと掲示しているのもマーゴならではだ。そして、こちらには岩盤浴もあって、ロウリュも開催している。フロントで下足箱の鍵と引き換えに、番号札の付いた岩盤浴セットを受け取る。まずは2階の浴室へ。

倉知温泉マーゴの湯(岐阜県関市倉知)浴室は2階にあって、シルク風呂を筆頭に、ジャグジーや電気風呂などが並ぶ。露天に出ると、岩風呂が2つ隣り合わせにあって、倉知温泉(人工温泉)、入浴剤を使用した替わり湯。ほかに人工炭酸泉や寝湯など。常滑マーゴの壺湯は地元常滑焼だったけど、こちらは信楽焼。美濃焼であってほしかったなぁなどと思ってみたり。露天風呂には2つのテレビを対角的に設置しており、真ん中あたりに浸かっていると、双方のチャンネルの音声が雑じり合う。

倉知温泉マーゴの湯(岐阜県関市倉知)商圏も違うし比べることでもないけれど、露天にサウナ小屋と水風呂がある常滑マーゴに軍配が上がる。その点、こちらの楽しみといえば岩盤浴だ。3階を専用フロアとし、岩盤浴2室、サウナ、クールルームのほか、休憩スペースとして畳敷きの小上がりとリクライニングシートを並べている。サウナではロウリュを1日4回開催しており、元気よく手拍子かけ声スタイル。いろいろな店舗でわっしょい系を体験したけれど、ここは愉快に「ヤッホーヤッホーセイヤッホー」。

倉知温泉マーゴの湯(岐阜県関市倉知)温浴業界では「本家さぬきや」が名前そのままに飲食テナントとして入っており、気楽なファミレス的な印象。また、1階には畳敷きの休憩所も備えているから、風呂のみの客はここで寛ぐことができる。ショッピングセンターや映画館のついではもちろん、岩盤浴とあわせて一日満喫するもよし。名古屋を中心として競争力のある地域だが、地方に行くにしたがってコスパが上回る。店内は活気があり、地域に根付いている印象を受けた。

倉知温泉マーゴの湯
住所/岐阜県関市倉知516 [地図]
電話/0575-21-4126
交通/国道248号線(関BP)「倉知西」交差点より約1km
     長良川鉄道関駅東口より無料送迎バスあり(休日のみ6本)
料金/(平日)大人670円、小人360円
     (休日)大人770円、小人410円
     ※岩盤浴は別途620円
時間/10:00〜24:00(休日は9:00〜24:00)、不定休

※露天風呂と岩盤浴の写真は公式サイトより転載

養心薬湯(岐阜県岐南町徳田西)

養心薬湯(岐阜県岐南町徳田西)岐阜市の南に隣接する岐南町。3つの国道が交わる岐南ICは、岐阜県一の交通量を誇り、まさに岐阜の玄関口。交通の要衝にはビジネスホテルが付き物だが、ビジネスインミナミの魅力と言えば大浴場(養心薬湯)だ。塔屋に「漢方サウナ」、玄関に「養心薬湯」と至極シンプル。ホテルとは別棟で建ち、渡り廊下で繋がっているが、宿泊客でなくとも利用可能。しかも昼間からオープンしているとあって、おもに地元客だろうか、昼間から利用客がちらほら。

養心薬湯(岐阜県岐南町徳田西)名物の養心薬湯には、袋詰めされた入浴剤が沈んでいた。壁には岐阜薬科大学名誉教授のありがたい説明書き。しかし文字が剥がれてほぼ読めない。じんわり沁み入る温かさだが、二度三度と湯につかると肌に刺激も。漢方サウナはいわゆるスチームサウナで、横並びに4人ほどの小空間。煮出した薬草のにおいが充満し、時おり唸りをあげてスチームが噴き出す。小さいながらも水風呂も。この際、養心薬湯、サウナしきじプレジデントを薬草スチーム日本三選と命名したい。

浴室にボディソープやシャンプーの設置はなく、持参するかフロントで購入するか。それなのに客の数以上にお風呂セットのカゴが置いてあって、長期滞在客だろうか地元常連客の物だろうか。柱の回り縁は荷物置き場で、腰かけるなら湯船の縁でと暗黙のルールもあるらしく、一般的なマナーとはまるで逆。昔ながらの銭湯にも似た雰囲気だ。

養心薬湯(ビジネスインミナミ)
住所/岐阜県羽島郡岐南町徳田西1-103 [地図]
電話/058-272-2651
交通/名鉄名古屋本線岐南駅より徒歩5分
    ※無料駐車場80台あり
料金/大人500円、小人100円、幼児100円
時間/12:00〜24:00(休日は10:00〜24:00)、年中無休

※浴室の写真は公式サイトより転載

土岐よりみち温泉(岐阜県土岐市土岐ヶ丘)

土岐よりみち温泉(岐阜県土岐市土岐ヶ丘)美濃焼の代表産地にして、陶磁器の生産量日本一を誇るのが、岐阜県土岐市。美濃焼の食器類の全国シェアは5割とも6割とも言われているから、土岐市の名前はよく知らなくても、生活の中では身近に触れているはず。土岐市内には陶磁器関連の施設も点在し、観光の起点となるのが、東海環状道路の土岐南多治見IC。すぐ近くのテラスゲート土岐には、陶磁器などを扱う地域連携施設、大型スーパーマーケット、そして土岐よりみち温泉がある。

土岐よりみち温泉(岐阜県土岐市土岐ヶ丘)土岐よりみち温泉は、ニフティ温泉のランキングにおいて全国48位。岐阜県内で4年連続ナンバーワン。土岐市の人口は5.5万人。商圏も決して広いとは言えないのに、なぜ人気を獲得し続けているのか。玉岡設計すごいなと言えなくもないが、やはりコスパのよさだろうか。

フロントで説明されるままに、今回は入館と岩盤浴、さらにランチが付いたセットプランを利用。1,000円分の食事が付いて1,760円というから、お得すぎるし、どうりでオープン直後から賑わっているわけだ。リストバンドと岩盤浴セットを受け取り、まずは2階の浴室へ。脱衣所のロッカーは好きな箇所を使用する。

土岐よりみち温泉(岐阜県土岐市土岐ヶ丘)

浴室内にはジャグジーや電気風呂がひとまとめになって、ほかに炭酸泉とシルク風呂。露天にはテレビを見ながらつかる炭酸泉、美濃焼の壺湯もあるが、入浴剤を使用した深さ120cmの立ち湯が心地よい。さらに3段階に深さ(浅さ)を付けた寝湯は、好みが選べてよいアイデアだ。

土岐よりみち温泉(岐阜県土岐市土岐ヶ丘)サウナ室は低めに段差を付けたタワー型。石積みのヒーターにはスプレー状にオートロウリュもあるが、ぬるめで乾いた感じ。水風呂17℃との相性が惜しい。露天には8種類の薬草を使用した漢方塩サウナもあって、室内は蒸気で真っ白。サウナに関してはどちらも温まらず、土岐市内を見渡す外気浴も、高台だから寒さしか感じない。ちなみに浴室のサウナではロウリュを1日4回行っている。

土岐よりみち温泉(岐阜県土岐市土岐ヶ丘)岩盤浴は1階にあり、温度の異なる岩盤浴3室(うち1室では岩盤ヨガを開催)のほか、大型サウナ、クールルーム、テレビ付きリクライニングシートの休憩スペース、ドリンクコーナー、漫画本など充実の内容。ロウリュは毎日4回開催しており、「えらいな、と思ったら退室して構いませんので…」と。一瞬えっ!?と思ったが、方言っておもしろいなと。ソイヤーソイヤーの手拍子かけ声で、途中3分ほどの休憩を挟み(!!)、トータル20分ほど。

土岐よりみち温泉(岐阜県土岐市土岐ヶ丘)セットプランでの食事は13時までに利用しなければならず、おのずと昼ピークに大勢の客が押し寄せる。席に通されるまでに30分以上、さらに食事の提供待ち。カウンター席を設けるなどしてテーブル配置を見直せば、もっと効率よく客を捌けるはずだが。想定外の時間ロスにより、浴室サウナのロウリュには間に合わず。そんなことも含め、アイテムが多彩すぎて、よりみち感覚では済まされなかった。

土岐よりみち温泉(岐阜県土岐市土岐ヶ丘)

土岐よりみち温泉
源泉/土岐口温泉(単純弱放射能泉)
住所/岐阜県土岐市土岐ヶ丘4-5-3 [地図]
電話/0572-55-4126
交通/JR中央本線多治見駅よりバス「プレミアムアウトレット」停徒歩15分
     JR中央本線土岐市駅よりバス「中央公園前」停徒歩10分
     東海環状自動車道土岐南多治見ICすぐ
     国道19号線「神明」交差点より約1.6km
     ※無料駐車場550台分あり
料金/(平日)大人780円、小学生390円、幼児210円
     (休日)大人920円、小学生460円、幼児260円
     岩盤浴は平日大人720円・小学生360円、休日大人820円・小学生410円
時間/9:00〜24:00、年中無休

※露天風呂、サウナ室、岩盤浴サウナの写真は公式サイトより転載

土岐よりみち温泉(岐阜県土岐市土岐ヶ丘)
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