旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
日帰り温泉・スーパー銭湯・町の銭湯・共同浴場・サウナ・健康ランド・野湯など守備範囲は広めです。
行動範囲は神奈川を中心とした1都3県と静岡、山梨です。

和倉温泉・金沢2010/11

山の寺寺院群瞑想の道

のとじま水族館を観光したあとちょっと時間が空いてしまったので、散策マップの片隅に載っていた「山の寺寺院群瞑想の道」へ。安土桃山時代に前田利家が城下町づくりを進めるにあたって、山間地に寺院を集めて整備したのだという。七尾市街地の外れにあって、全部で16の寺院を訪ね歩く散歩道だ。俗世を離れた山寺の風情を感じさせるお寺もあるが、境内が自宅の庭と曖昧になってしまっているお寺もある。それぞれ個性があって面白い。これだけ集中していると新規檀家の取り合いになったりしないものだろうか?余計な心配をしたくもなる。

山の寺寺院群瞑想の道山の寺寺院群瞑想の道
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法華宗の本行寺のキャッチフレーズは「隠れキリシタンのお寺」。山門にはオカルト雑誌「ムー」の表紙と、「キリシタンの秘仏」として取り上げられたページのコピーが貼ってある。秘仏の中にキリストのご神体が納められていた、という話のようだ。境内にはキリシタン大名高山右近(⇒Wikipedia)にまつわる井戸や修道所跡がある。また、毎年5月26日には「アニマー祭(霊魂祭)」が行われ、隠れキリシタン料理が再現されるそうだ。
カトリック名古屋教区ホームページ ⇒キリシタン殉教史跡(石川全県)

これだけでも興味深いが、なんと現地には「ジーパン和尚のテレホン法話」なる看板も出ている。ジーパン刑事ならぬジーパン和尚。テレホンショッキングならぬテレホン法話。ちらっとお見かけした方が和尚さん?と思うのだが、作務衣を上下まとっていたような…。

山の寺寺院群と瞑想の道(七尾市 おでかけガイド)
山の寺瞑想の道(能登スタイル おすすめスポット)
山の寺寺院群と瞑想の道
  (わくらづくし-和倉温泉観光協会・和倉温泉旅館協同組合-)

山の寺寺院群瞑想の道
  (能登立山シーサイドライン-高岡・氷見・七尾広域観光事業促進連絡協議会-)

山の寺寺院群(金沢観光情報きまっし金沢)

のとじま水族館

のとじま水族館和倉温泉を拠点とした観光スポットとしてぜひチェックしておきたいのが、七尾湾に浮かぶ能登島の「のとじま水族館」。なんてわかりやすい名前だろうか。和倉温泉からは能登島大橋でひとっ走りの距離。半島部で和倉町の北側に位置する中島町とは「ツインブリッジのと」でもつながっている。

のとじま水族館のいちばんの注目といえばジンベエザメ。近海の定置網に迷い込んだもので、今年の8/20から公開されている。8角形の巨大水槽で悠々と泳ぐ姿は圧巻だ。それまでの主役はシャチだったらしいが「残念ながらお亡くなりになられた」らしい(加賀屋の仲居さん談)。そのほか能登半島近海に回遊する魚が約500種・40,000点が展示されている。イルカ・アシカショーなども1日数回毎日行われている。

のとじま水族館のとじま水族館
のとじま水族館のとじま水族館
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のとじま水族館のとじま水族館
のとじま水族館のとじま水族館

のとじま水族館
住所/石川県七尾市能登島町曲町15部40 [地図]
電話/0767-84-1271
交通/和倉温泉から能登島大橋経由で約15分
料金/大人1,800円、小人500円
     ※ホームページより優待割引券のダウンロード可
時間/(3/30〜11/30)9:00〜17:00、(12/1〜3/19)9:00〜16:30

能登島観光協会


当ブログに掲載しているほかの水族館
沖縄美ら海水族館(沖縄県国頭郡本部町)
新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市片瀬海岸)

和倉温泉加賀屋(石川県七尾市和倉町)

和倉温泉加賀屋和倉温泉加賀屋
和倉温泉加賀屋和倉温泉加賀屋
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和倉温泉で宿泊したのは加賀屋。旅行新聞社が主催する「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で30年連続総合1位に輝く、言わずと知れた名旅館だ。温泉街の北側に位置し、すぐ背後には七尾西湾が広がっている。能登渚亭、雪月花、能登客殿、能登本陣という4つの客室棟は館内低層階でつながっており、客室数は全部で232室。繁忙期には700〜800人の客が訪れるという。

仲居さんがずらっと玄関先に整列して出迎えてくれる。海に面したラウンジでは琴の生演奏が行われていた。そして全長80m・広さ1,000坪に及ぶ「錦小路」は、館内のショッピング・エンターテインメントのストリート。土産物屋が軒をつらねるその先には、雪月花歌劇団のシアターや各種芸能が日ごと行われる祭り小屋、バー、カラオケなどが並んでいる。もちろん大小の宴会場、コンベンションホールなどを備えており、大型観光バスで訪れる団体客も多い。

今回宿泊したのは「能登渚亭」の和洋室。東と北の二方向で海を一望する10階の部屋。食事は朝・晩とも部屋出しで、能登半島の海の幸を中心に、品数、盛り付け、器の使い方などはお見事。訪れた10月14日はちょうどカニの解禁日だった(その前日までは松茸だったらしい)。

和倉温泉加賀屋パンフレットより

このブログの本題ともいえる温泉についてだが、大浴場は男性1ヶ所(恵比寿の湯)、女性2ヶ所(花神の湯・弁天の湯)。タオルなどのアメニティは客室内に、バスタオルは脱衣所内に用意してある。男性は1ヶ所のみといっても、フロアは3層に分かれており、いずれも海に面して広々としている。浴室の上下は階段またはエレベーターを利用する。

脱衣所のある2階には、6帖ほどの大きさの露天風呂。3階は野天風呂と名付けられ、同じく「Open Air Bath」と英語表記もあるのだが、実際は湯船の上をドーム型の天窓が覆っている。屋外にも湯船があるものと勘違いして、探し回る客が多数。紛らわしい表記だと思う。ドーム型の天井は日中は明るい日差しが差し込み、晴れた日にはガラスを開放するのだという。ちなみにこの階にはサウナと水風呂を備えている。1階には大きな湯船が2つあり、片方の湯船ではお湯が天井付近から滝のように流れ落ちている。いずれのフロアも海と間近に接しており、1階では海面の延長上として、2階では空中に浮かんでいる気分で、3階では海面を見下ろす気分でお湯につかることができる。

和倉温泉の源泉は89.1℃と高温であるため、浴用に際して加水・加温・循環(かけ流し併用)・消毒のフルコース。例えば露天風呂だけでも源泉かけ流しにするなど、何かしらのこだわりを打ち出してくれると良いのだが。浴室はタイル張り一辺倒であるため、入浴客が少ない時間帯だと余計に閑散として見える。1階と3階を和/洋あるいは明/暗などのコンセプトで区別してみたら面白いだろうな、と勝手に考えてみる。名旅館だけに「よくあるタイプの大浴場」ではもったいない。

ひとつ見事だと思ったのは1階の西寄りの湯船で、源泉の注ぎ口が「高温につきご注意」の文句そのままに、本当に熱湯が出てくること。塩分の濃い泉質であるから、ひげを剃ったあとなどはじりじりと熱いし痛い。この湯船だけちょっと熱く、温度計は最高で43℃を指していた。熱湯好きも納得する温度だ。

和倉温泉加賀屋パンフレットより

温泉についてだけはついつい感想も長くなってしまうが、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」は、もてなし・料理・施設・企画の4部門での評価であるようだ。加賀屋は施設部門で1位、ほかはいずれも2位ということで、総合部門での1位を受賞している。担当してくださった仲居さんにしても、決して過度なサービスではなく、しかしいつもさりげなく接してくれる点が高評価につながっているのだと思う。仲居さんだけではなく、どの従業員の方も柔和な物腰で接してくれる。チェックアウト時には、またしても玄関先に仲居さんが並んで見送ってくれた。名旅館であることはやはり噂どおりだった。

加賀屋
源泉/和倉温泉(ナトリウム・カルシウム−塩化物泉)
住所/石川県七尾市和倉町ヨ部80番地 [地図
電話/0767-62-1111(代表)
交通/JR七尾線和倉温泉駅より専用送迎バス利用

※大浴場の利用は宿泊客のみ。
 また、宿泊客は姉妹館「あえの風」のお風呂も利用できる。
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当ブログでご紹介している温浴施設の情報は、すべて自ら訪問し記録したものです。再訪時に料金・設備等で変更点があればその都度追記していますが、施設によっては現在と異なる点がありますのでご了承ください(⇒情報をお寄せください)。 また、当ブログ記載の「交通」は、各施設の公式サイトやパンフレットで公表している情報です。公表なき場合は1分=80mとして計算しています。
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・大人470円(12歳以上)
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