旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
日帰り温泉・スーパー銭湯・町の銭湯・共同浴場・サウナ・健康ランド・野湯など守備範囲は広めです。
行動範囲は神奈川を中心とした1都3県と静岡、山梨です。

ホーチミンシティ2009/7

ホーチミンシティでの夕食(3日目)

ケム・バクダンケム・バクダン
ケム・バクダンホーチミンシティでの夕食
ホーチミンシティでの夕食ホーチミンシティでの夕食
ホーチミンシティでの夕食ホーチミンシティ滞在3日目の夕食は、ベンタイン市場近くの屋台へ。
初日と同じ店というのはさすがにつまらないので、2軒隣の店にした。
最初の3枚の写真は「ケム・バクダン」という店。
ココナッツアイスの名店として知られているらしい。
→詳しくはこちら(地球の歩き方[旅スケ])

ホーチミンシティでの夕食(2日目)

ホーチミンシティでの夕食ホーチミンシティ2日目の夕食は「quan an ngon(クアン・アン・ゴン)」というベトナム料理のレストランへ。ガイドブックにも載っているらしいが、地元の人が薦める有名店でもある。統一会堂の近くにあり、夜は店の外まで行列ができている。店内は一部がオープンテラス的な構造で、植栽やライトアップがしゃれた雰囲気を演出している。混雑しているため店員はひっきりなしに動き回り、また隣のテーブルとの間隔が狭くて落ち着かないことだけが難点。値段は意外とリーズナブルで、下記の注文と飲み物で約30万ドン(約1600円)。
Quan An Ngon(ぐるなび海外版アジア)

ホーチミンシティでの夕食ホーチミンシティでの夕食ホーチミンシティでの夕食
ホーチミンシティでの夕食ホーチミンシティでの夕食

ビンチャウ温泉(ベトナム)

ベトナムを旅行するにあたって、事前に「ベトナム 温泉」のキーワードで検索してみたところ、意外にも(?)各地に温泉があるらしい。ホーチミンシティからいちばん近いところだと、ブンタウという町の近郊にあるビンチャウ温泉。ホーチミンシティから約150km、片道3時間半もかかるが、けっして行けない距離ではない。ビンチャウリゾートの公式ホームページには一部で日本語の紹介文もあるのだが、これは訪問するにあたって必ずしも有益な情報ではなく、また日本人で訪れる人は少ないのか情報量としては乏しい。しかし、ベトナムに温泉があるならば訪れないわけにはいかないだろう。おのずと今回のベトナム旅行のメインテーマは、ビンチャウ温泉に決定した。

ビンチャウ温泉(ベトナム)

すべては現地での情報収集に懸かっていた。『地球の歩き方』によると、「ホーチミン市から車でブンタウへ向かう途中の三叉路を右に行くとブンタウ、そこを左に折れてさらに北に進むとビンチャウに着く」とあった。レンタカーで移動するわけではないので、『地球の歩き方』には失礼だが何も役に立たない情報である。長距離バスはどうか?と考えたが、各都市へのバスが発着するミエンドンバスターミナルは、市郊外にあるというので断念。ビンチャウ温泉までのダイレクト便は多分ないだろうし、ブンタウ乗り換え乗換えでは時間を大きくロスすることだろう。それならツアーは?というと、HISやシンカフェでは残念ながら主催していない。しかし最後の望みはひとつ。『地球の歩き方』に載っていた、ベンタインツーリストという旅行代理店の存在だ。ビンチャウ温泉のツアーを主催しており、しかも日本語ガイドが付くという。いろいろと調べてみたものの、最初の候補に落ち着いた。

ドンコイ通りのトラベルオフィスを訪れ、ツアー内容を確認。チャーター車によるプライベートツアーのようだ。ベトナムへの航空券代や滞在費に比してツアー代は割高だと思うが、ここまできたら引き下がるわけにもいかない。自らが体験し、皆さんに紹介することこそ我が使命、とわけのわからない旗印の下、翌日の出発で申し込んだ。ツアー内容と料金は以下の通り。

DAY TO HO COC BEACH & BINH CHAU THERMAL SPRING
〜ホーコック海岸とビンチャウ温泉〜

07:30 ホテルを出発
10:30 ビンチャウ温泉に到着。入浴&リラックス
12:00 昼食
13:00 ホーコック海岸に出発。海水浴&日光浴
18:30 ホーチミンシティに到着

ツアー代金(参加人数・1人あたりの料金):US$の場合
1人127$、2人93$、3人72$、4人60$、5人50$
※参加人数が多いほど、1人あたりの料金は安くなる。

ツアー代金に含まれるもの
・交通費 ・日本語ガイド ・入場料
・昼食代 ・税金、サービス料金

Ben Thanh Tourist Travel Office
73-75 Dong Khoi Street, District 1, Ho Chi Minh City, Vietnam
Tel: (84.8) 3827 3073 – 3827 3074


ガイドはバンさん、運転手はブンさん。ともに30代前半の若い男性。5分遅れてやって来たことを詫びるわけでもなく、スケジュールの簡単な説明を行ったのち、ツアーは出発した。車はトヨタ・イノーバというアジアオリジナルの3列シートミニバン。日本でいうとイプサムに似た感じで、ベトナムではよく見かける車種。バイク主流のこの国では車の占める割合はまだまだ少なく、庶民にとっては高嶺の花であるらしい。市街地は慢性的に渋滞しており、割り込みや幅寄せは当たり前だが、ボディに傷ひとつないのがすごい。国道1号線ハイウェイをすっ飛ばすと、景色はだんだんと農村風景に変わっていく。約3時間半の道のりは、はっきり言って退屈だった。

ビンチャウ温泉(ベトナム)ビンチャウ温泉(ベトナム)ビンチャウ温泉(ベトナム)
ビンチャウ温泉(ベトナム)ビンチャウ温泉(ベトナム)ビンチャウ温泉(ベトナム)
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ビンチャウ温泉は、サイゴン・ビンチャウ・ツーリストが開発したリゾート。その敷地は33ヘクタール(33万屐疆豕ドーム7個分)に及び、きれいに整備された庭園の雰囲気がどこまでも続く。植物は多種多様で緑が色濃く、赤や黄色といった原色の花や果実が彩りを添えている。中華思想の影響なのか、まれに理解しがたいオブジェもあるが、全体的には南国の楽園といった印象。ホテルやレストラン、テニスコートなどの施設が点在し、都市部の喧騒などここでは無縁。ベトナム人にとって温泉とは療養目的という意識が根強いそうで、ホームページでも免疫力向上や疲労回復などの効能をうたっているが、訪れている客層は見るからにセレブの装い。親子3代に渡る家族づれが多い。西洋人の姿は見かけたが、日本人は皆無だった。いずれにせよベトナムの物価を考えれば、ここは一般市民にとっての別天地で、閑散としているのが少し寂しい。

さんざん歩いたところで、温泉施設のインフォメーションに到着。このリゾートの入場料20,000ドンはツアー代に含まれているが、温泉施設の利用料は別途必要だという。「ここまで来て温泉に入らない奴はいるのか?」と思いながら50,000ドン、さらにロッカー代を支払う。ちなみに温泉では水着を着用するが、ここで購入することもできる。シャワーブースで着替えたら、いざ温泉へ。

ビンチャウ温泉(ベトナム)ビンチャウ温泉(ベトナム)ビンチャウ温泉(ベトナム)
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かくして訪れたベトナムの温泉は、日本で言えば箱根のユネッサンにもある屋外型温泉プールだった。真四角の大プールのほか、曲線などで精一杯の変化を凝らしているが、その規模は明らかにユネッサン以下。流れる仕掛けやウォータースライダーなどの楽しみがあるわけでもない。こんな温泉は最初から求めていないので、足早に泥湯へと移動。さらに利用料が200,000ドン必要だと言われ、もはややけくそな気分だが、この際仕方がない。

ビンチャウ温泉(ベトナム)ビンチャウ温泉(ベトナム)ビンチャウ温泉(ベトナム)
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ビンチャウ温泉(ベトナム)原生林っぽい雰囲気のなかに小屋がいくつか点在し、室内には湯船とシャワーブースが備えられていた。泥湯の利用についてはベトナム語のほか、英語でも説明書きがある。湯船は空なので自分でお湯を張り、まずは入浴。37℃のお湯はベトナム人にとって熱いと感じるらしいが、日本人にとっては心地いい。海に近いせいかわずかに塩分を含み、舐めてみると苦味と甘みが舌に残る。ひとしきり温まったらタオルで水分を拭き取り、全身に泥を塗りたくる。真っ黒な泥はあらかじめ保温してあったのか生ぬるく、きめが細かい。この泥にマングローブのエキスを混ぜ合わせるため、ヘアトニックのような香りが漂う。泥を塗って待つこと15分ほど、完全に乾ききったところで再び入浴。シャワーで洗い流してから入浴すべきか迷ったが、面倒なので排水しながらお湯の中で泥を落とすことに(しかし泥をきれいに排水するのはもっと面倒だった)。もう一度お湯を張って20分ほど、今度はじっくりとお湯につかる。湯上りの肌はつるつるで驚いた。ホーチミンシティにもエステサロンはあるのだが、温泉も楽しめるという点ではかえってお徳かも。スケジュールを1日拘束されるということに目をつぶれば、という条件付きだが。

ビンチャウ温泉(ベトナム)ビンチャウ温泉(ベトナム)ビンチャウ温泉(ベトナム)

昼食は園内のレストランへ。コースメニューはツアー代に含まれており、飲み物代だけは自己負担。ベトナム料理は野菜が多くて健康的だが、メインは鍋物とあって汗が止まらない。このリゾートに数日間宿泊し、毎日がこんな食事だったら間違いなく健康になれるだろう。

ビンチャウ温泉(ベトナム)ビンチャウ温泉(ベトナム)ビンチャウ温泉(ベトナム)
食後は散策を兼ね、50〜60℃のお湯が湧く源泉池へ。すぐそばで源泉の熱気を感じることができる。その先には卵や鶏などのオブジェが設えてあり、その中には80℃の源泉が湧いている。この源泉を利用し、温泉卵を作って食べることもできる。ここだけは観光地の雰囲気で、オブジェのセンスもコミカル。温泉卵が出来上がるまでの間、お父さんたちはビールで一杯やり、子供たちは源泉をのぞき込んでいる。これまでセレブ層の上品な姿ばかりが目に映ったが、ようやくベトナム人本来の笑顔に出会えた感じがした。

ビンチャウ温泉(ベトナム)ビンチャウ温泉(ベトナム)ビンチャウ温泉(ベトナム)

名残惜しいがビンチャウ温泉はこの程度でおしまいにし、次の目的地ホーコック海岸へ。できることなら温泉だけにしてもらいたかったが、ベトナムの海岸とはどんなものかとこの目で確認だ。17kmほど離れているが、車でひとっ走りの距離。周辺では巨大リゾートが建設中で、いつ完成するのかと尋ねたら100年後だと言う。何を悠長なことをと思ったが、冗談で言っているのではないらしい。クチトンネルを完成させた土木技術の実績はあるものの、本体工事の建築技術においてはまだまだ未発達なのか。そして肝心のホーコック海岸は特筆すべきことのない砂浜で、日除けのために屋根のかかったデッキに、ビーチチェアがいくつか並んでいるだけ。若者が水遊びをしているが、閑散としててどこか物悲しい。ガイドのバンさんと話をしているうちにうとうとしてしまった。

ホーコック海岸ホーコック海岸ホーコック海岸

ホーコック海岸では1時間ほど過ごし、15時にはホーチミンシティに向けて出発。次第に雲が多くなってきてはいたが、バンさんが「これから雨が降るかもしれない」と言った3分後に激しい雨。スコールといった一時的な雨ではなく、ホーチミンシティに到着するまで延々と降り続いた。その激しさにワイパーを最速にしているが、ほとんど視界はなく、それなのにアクセルは全開。よく事故らないなぁなんて感心しているうちにまたしてもうとうとしてしまい、目が覚めたときはもう夜のネオンがまぶしいホーチミンシティだった。

10000 ベトナム ドン (VND) = 52.976 日本円 (JPY)


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