旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
日帰り温泉・スーパー銭湯・町の銭湯・共同浴場・サウナ・健康ランド・野湯など守備範囲は広めです。
行動範囲は神奈川を中心とした1都3県と静岡、山梨です。

兵庫県

Asahi カプセル&サウナ(神戸市兵庫区新開地)

Asahi カプセル&サウナ(神戸市兵庫区新開地)駅前ロータリーに面したレインボー本八幡、地下鉄地上出口に面した六本木ミナミなど、駅前立地の優位性は言うまでもないが、アサヒサウナを超える利便性は他にないはず。なにしろ建物の一部に駅の出口を設けているのだから。地上に出る階段の踊り場の時点で、館内着の客をチラ見。なぜならレストランの扉を開けて換気しているから。神戸有数の繁華街・新開地において、お洒落さの欠片もない、衝撃的な光景に心躍らないはずがない。

Asahi カプセル&サウナ(神戸市兵庫区新開地)

Asahi カプセル&サウナ(神戸市兵庫区新開地)建物はひと目で大型店だとわかるし、大きく掲げたリニューアルの文字に心が躍る。それなのに、だ。下足箱のあたりは薄暗くて錆び付いているし、フロントは事務的な対応だし、薄っぺらな縦長ロッカーにはバッグが納まらない。全館リニューアルなどひとことも言ってないし、そこかしこに老舗の風格も漂う。地下1階のロッカー室で館内着に着替えたあとは、螺旋階段でさらに地下へ。下った先はまるで大衆食堂の雰囲気。

Asahi カプセル&サウナ(神戸市兵庫区新開地)

Asahi カプセル&サウナ(神戸市兵庫区新開地)1浴室の看板どおりに進むと、ピンク、水色、黄色のタオルが平積みされ、どれを使うべきか悩ませる。浴室は地下2階なので給排気のファンがうるさく回る。客がまばらにしかおらず、静まり返っているせいでもあるが。広々としたサウナ室は床まできれいにマットが敷き詰められ、ドアの開く音に驚いたのか、寝ていたおじいさんが慌てて身体を起こした。こじんまりとした水風呂は冷たさも優しく、おじいさんは椅子でととのうでもなく、まどろんでいた。

Asahi カプセル&サウナ(神戸市兵庫区新開地)

食べたり飲んだり、4時間もあれば満喫できるはず。ショーケースには出来合いのおかずが並んでいたりと、まるで川崎ビッグのよう。ビールも焼酎も190円と超破格値で、どこで利益を取っているのか不思議。風呂上がりに即食事ができるのは便利だが、ひと眠りするのに2階まで移動するのは億劫。しかしここがリニューアルの本丸。リクライニングシート(なぜ2か所あるのか)と、ごろ寝、漫画2,000冊(中途半端!)からなる自由気ままな空間。ダラダラしてばかりいられない人にとって、殺風景なワークコーナーは、仕事がはかどること間違いなし。神戸サウナや神戸クアハウスばかりがちやほやされるけど、自称「秘密基地」の実力は伊達じゃない。

Asahi カプセル&サウナ(神戸市兵庫区新開地)

Asahi カプセル&サウナ ※男性専用
住所/神戸市兵庫区新開地3-4-11 [地図]
電話/078-512-4126
交通/神戸高速線 新開地駅東7番出口直結
     市営地下鉄 湊川公園駅より徒歩8分
     JR神戸線 神戸駅より徒歩10分
料金/4時間コース 1,100円(12:00〜23:00)、1,700円(23:00〜5:00)
     一般コース 2,100円(12:00〜23:00) ※23時以降は深夜料金600円加算
     ナイトコース 2,700円(12:00〜翌10:00)
     早朝コース 1,400円(5:00〜10:00)
時間/24時間

有馬温泉 太閤の湯(神戸市北区有馬町)

有馬温泉有馬温泉は道後温泉や南紀白浜温泉と並ぶ日本三古湯にして、江戸時代の温泉番付では最高位、西の大関に格付けされた日本を代表する温泉地。大阪から約60分、神戸から約30分とアクセスがよく、首都圏で言えば箱根や熱海に行くような感覚。有馬温泉駅を降りるとホテルや旅館が建ち並び、歴史ある温泉街の風情を満喫できる。

有馬温泉 太閤の湯(神戸市北区有馬町)有馬温泉唯一の温泉テーマパークといえば、有馬温泉太閤の湯。もとは有馬ヘルスセンター(1962年開業)と言い、やがて併設する有馬ビューホテル日帰り温泉に。そして、大改装を経て今日に至る。テレビCMでもおなじみ、有馬兵衛の紅葉閣の裏手、急坂を登った先にあり、駅徒歩圏ながらも送迎バスに乗りたい距離感だ。

有馬温泉 太閤の湯(神戸市北区有馬町)有馬温泉で日帰り利用できる施設となると、金の湯、銀の湯だが、この2軒と比べると太閤の湯はべらぼうに高い。立ち寄り気分ではなく、長時間滞在の目的を持って訪ねたい。そして、ニフティ温泉のクーポンがおすすめ。それでも平日1,900円なので、観光地プライスと考えるか、それ相当の規模と設備を有しているので半日ないし1日過ごすつもりで訪ねるか。

有馬温泉 太閤の湯(神戸市北区有馬町)フロントで受付を済ませたら館内着を選び、ロッカーで着替えてから移動する。浴室には銀泉、金銀合わせ湯の2つの大きな湯船をメインとし、茶室をイメージしたという「黄金の蒸し風呂」も。金泉と銀泉の源泉を使用しており、金色の内装がむわっと幻想的。銀泉は泉質の放射能泉に加えて、オーストリア・バドガスタインのラジウム鉱石によって含有量を高めているという。

有馬温泉 太閤の湯(神戸市北区有馬町)

サウナ室はコロナウイルス対策として、外に掲示されている座席配置図の札をひっくり返して入室する。床にはゲルマニウム、壁には桜島溶岩を使用し、中央にはパワークリスタル(水晶)を設置。10分おきのオートロウリュはしっかり熱い。銀泉の水風呂もしっかりと冷たく、サウナ好きは納得できるのではなかろうか。

有馬温泉 太閤の湯(神戸市北区有馬町)

露天風呂は3階にあって、「太閤の岩風呂」を5世紀ぶりに復元したのだとか。店名にもなっている太閤とは豊臣秀吉のことで、有馬温泉を愛し、湯治で9回も訪ねているという。岩風呂はこの施設で唯一の金泉かけ流し。空気に触れることで鉄分が酸化して、金色(茶褐色)に濁ったもの。強塩泉のためよく温まり、のぼせてしまいそう。ほかには炭酸泉やハーブ湯などがある。

有馬温泉 太閤の湯(神戸市北区有馬町)

有馬温泉 太閤の湯(神戸市北区有馬町)今回は利用しなかったが、館内には岩盤浴が3か所あり、うち1か所は無料。そもそも離れて点在している点と、それぞれの違いや利用方法についてやや不親切。実際の利用率はどうか知らんが、有馬温泉まで来て岩盤浴三昧の観光客も少ないと思うし、裏を返せば岩盤浴目当ての客はじっくり楽しめるのかも。館内の広さで言えばフードコート形式の食事処、リクライニングシートの休憩室など、平日は広さを持て余している印象。

日帰りで有馬を訪ねた客にとって、温泉や街歩きが目当てなら、リーズナブルな金の湯、銀の湯をおすすめする。太閤の湯はゆっくりと滞在したい人に向いているのではないかと。

有馬温泉 太閤の湯(神戸市北区有馬町)



有馬温泉 太閤の湯
源泉/有馬温泉
     金泉(含鉄−ナトリウム−塩化物強塩温泉)
     銀泉(単純放射能泉)
住所/兵庫県神戸市北区有馬町池の尻292-2 [地図]
電話/078-904-2291
交通/神戸電鉄有馬線 有馬温泉駅より徒歩10分
     中国自動車道西宮北ICより約5km
     ※駐車場は4時間まで無料
料金/(平日)大人2,400円、小人1,200円、幼児400円
     (休日)大人2,600円、小人1,300円、幼児500円
     ※消費税と入湯税75円別途。小人は小学生、幼児は3〜5歳
時間/10:00〜23:00

※黄金の蒸し風呂、サウナ、太閤の岩風呂の写真は公式サイトより転載

有馬温泉金の湯・銀の湯(神戸市北区有馬町)

有馬温泉神戸市北区にある有馬温泉は、六甲山の北方の山あいに位置し、「関西の奥座敷」として親しまれてきた温泉地である。日本書紀には舒明天皇が631年に滞在したことが記されているが、有馬の湯が知られるようになったのは、奈良時代の僧・行基が温泉寺を建立してから。鎌倉時代には仁西という僧が12の宿坊を開き、その後、豊臣秀吉に愛された。江戸時代の温泉番付では西の大関として名を馳せるなど、古くから有馬は名湯として名高く、有馬千軒と言われるほどの賑わいをみせた。

有馬温泉というと…
「日本三名泉」…有馬温泉、草津温泉(群馬)、下呂温泉(岐阜)
「日本三古湯」…有馬温泉、道後温泉(愛媛)、白浜温泉(和歌山)
「日本三大薬泉」…有馬温泉、草津温泉(群馬)、松之山温泉(新潟)

有馬温泉むかしのCMでおなじみの「兵衛向陽閣」など、大型観光ホテルは温泉街の外側に並び、坂が多くて道の狭い中心部は、土産物店など情緒ある商家が建ち並ぶ。7か所ある泉源からは湯煙が上がっているが、こららの泉源は「金泉源」と「銀泉源」に分けられる。金泉は有馬で古くから親しまれてきた鉄分を含む茶色の高温泉。銀泉は温泉街を上りきった炭酸泉源に湧く、無色透明の冷泉。有馬温泉では外湯として「金の湯」(金泉)、「銀の湯」(銀泉)の2ヶ所があり、観光客も数多く訪れていた。

有馬温泉金の湯「金の湯」は神戸市営の温泉施設で、かつてあった有馬温泉会館を改築し、2002年にオープンした。温泉街の中心地にあり、足湯と飲泉場を併設しているので、多くの人で賑わっていた。外湯というと温泉地における共同浴場を指すことが一般的だが、ゆったりとしたホールや数多くのカランが並ぶさまは、日帰り温泉施設と言ったほうがふさわしい。源泉は有明1号・2号と天神泉の混合泉で、81.0℃〜94.8℃とまさに熱湯。「あつ湯」と「ぬる湯」の2つの湯船があり、いずれも酸化した鉄分によってお湯は茶色く濁っており、透明度はまったくない。タオルをお湯に浸さないように注意していても、身体を拭いたあとには茶色になってしまう。「ぬる湯」といっても浴槽は42℃、「あつ湯」は浴槽44℃とさらに熱く、塩分濃度も高いためジリジリ感がすごい。さすがに「ぬる湯」のほうに人が集まっていた。湯量が豊富なため、お湯はすべて掛け流し。

有馬温泉銀の湯「銀の湯」も神戸市営の温泉施設で、2001年にオープンした。炭酸泉源にほど近い場所にある。金泉が主流であった有馬において、わずかな距離の違いであるのに炭酸ガスを含んだ冷鉱泉は、かつて毒水と信じられていたが、飲料水として使用されたのは明治8年のこと。砂糖を入れてサイダーとして飲まれていた。銀の湯で使用している源泉は、炭酸泉とラジウム泉の混合泉。金の湯ほどの混雑ではなかったが、泉質の違いを確かめるため、はしごする人が多いようだ。半円状の湯船が1つ、ほかに打たせ湯とスチームサウナがある。湯温が低いため加温しており、また循環処理(掛け流し併用)も行っているため、炭酸泉といってもシュワシュワした感触はない。金の湯同様、塩素消毒を行っているのだが、多少の臭いを感じるのは泉質のためだろう。お湯は無色透明で、温泉施設としては可も不可もなくといった印象。金の湯ほどのインパクトは感じないが、ぜひその違いを実感して欲しい。銀の湯⇒金の湯の順番で入浴するといいかも。

有馬温泉 金の湯
源泉/有馬温泉(有明1号・2号、天神泉の混合泉)
     含鉄−ナトリウム−塩化物・強塩温泉
住所/神戸市北区有馬町833 [地図
電話/078-904-0680
交通/神戸電鉄有馬温泉駅より徒歩5分
料金/大人650円、小人340円(小学生)、幼児140円(3歳未満は無料)
     ※金の湯・銀の湯の共通券:850円
時間/8:00〜22:00、第2・4火曜日と1/1は定休

有馬温泉 銀の湯
源泉/有馬温泉(ラジウム泉・炭酸泉の混合泉)
     単純二酸化炭素泉、単純放射能泉
住所/神戸市北区有馬町1039-1 [地図
電話/078-904-0256
交通/神戸電鉄有馬温泉駅より徒歩10分
料金/大人550円、小人290円(小学生)、幼児120円(3歳未満は無料)
     ※金の湯・銀の湯の共通券:850円
時間/9:00〜21:00、第1・3火曜日と1/1は定休

有馬温泉観光協会
有馬温泉旅館協同組合

有馬温泉金の湯・銀の湯パンフレット

有馬温泉パンフレット
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神奈川県の銭湯の料金は下記の通りです。
・大人470円(12歳以上)
・中人200円(6歳以上12歳未満)
・小人100円(6歳未満)
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