四国健康村(香川県宇多津町)四国健康村(香川県宇多津町)

岡山県倉敷市より瀬戸大橋で四国に渡ると、すぐ東側にあるのが坂出市、西側にあるのが宇多津町である。そして宇多津町の臨海部にある健康ランドが「四国健康村」。100mほど裏手には瀬戸内海が広がり、道の駅うたづ臨海公園もすぐそば。本州と四国を結ぶ交通の要衝なだけあって、車でも鉄道でも交通の利便性は高い。

駐車場では金色に輝く大きな観音像がお出迎え。「四国健康村」という名前といい、玄関脇の大衆演劇の公演看板といい、若者率は少なそうな予感。訪れたのは日付が変わろうという時間だったため、館内は人も少なく静まり返っていた。仮眠室はちゃんとあるのに、1階ロビーのベンチで横になって寝ているおじさんの姿も。こういう光景は健康ランドならよく目にするが、なぜこんなところで寝るのか不思議に思う。

フロントでは下足箱の鍵とロッカーの鍵を引き換え、脱衣所の入口で館内着とタオルがセットになったバッグを受け取る。1階にはフロントのほか、浴室、土産物コーナー、そして大衆演劇の劇場兼大食堂があり、過去に公演した座長の写真が何枚も飾られている。月替わりで毎日2回公演があるようで、今月は「近江飛龍劇団」。ブログには週末の写真が掲載されていたが、超満員の客入り。四国健康村の掲示板でも大衆演劇が話題になっていたりするが、芝居を目当てに訪れる客も多いようだ。

浴室にはバイブラ湯、ジャグジー、白湯、薬湯、打たせ湯、水風呂、高温サウナ、塩サウナ、そして露天風呂。健康ランドにしては湯船の数が少ないが、その1つ1つが大きい。薬湯は「励明薬湯」という名前で、“中国王朝に古来より伝わる”という8種類の生薬を配合。黄土色のぬるいお湯だったが、皮膚の薄い部分がすぐにヒリヒリし、火傷したみたいに熱く感じる。久しぶりの強烈なインパクトだった。高温サウナはどこにでもある造りだが、塩サウナは贅沢にも足下の床一面に塩が敷き詰められている。これにどんな意味や効果があるのか知らないが、面白い試みだ。露天風呂は湯船が1つだけ。草津温泉の入浴剤を使用しており、お湯は乳白色で、ほんのり硫黄のにおいがする。薬湯でヒリヒリしたあとだったので、よけいに熱く感じて肩までつかるのが精一杯。岩風呂の雰囲気で、まわりは塀に囲まれている。そのわきにはごろ寝スペースなどが広く取ってある。といった具合で、時間が遅かったためか浴室もまた閑散としていた。

2階にはシアタールーム、大広間、ゲームコーナー、食事処、マッサージなどがある。シアタールームと大広間が仮眠室になっていたが、困ったことに超満員だった。大広間の入口付近のわずかなスペースに横たわって寝ることにしたが、まわりが気になってさっぱり眠りにつけず。しかしその反動か寝坊してしまい、起きたら部屋ががらんとしていた。おかげで客層がどうだったとかは結局わからずじまい。

料金が安いのが魅力。次回分の割引チケットを貰ったが、それを利用すれば2,000円で宿泊可能。四国の玄関口なので、夜遅くに四国入りした場合はこちらで宿泊し、翌朝出発すればよい。大部屋が苦手な方はカプセルや個室の利用を(詳細はホームーページ参照)。格安旅行の強い味方である。とはいいつつ、大衆演劇とお風呂でのんびり過ごすのも楽しそうだ。

四国健康村
住所/香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁6-10 [地図]
電話/0877-49-2600
交通/JR予讃線宇多津駅より徒歩10分
     高松自動車道坂出北ICより約5分、坂出ICより約10分
     ※無料駐車場300台分あり
     宇多津駅、坂出駅、丸亀駅より無料送迎バスあり
     ※運行時間など詳細はホームページで確認を
料金/大人1,890円(12歳以上)、小人(5〜11歳)
     深夜割増525円(AM2:00〜5:00)
     毎月17日と月末最終日は大人1,050円で入館可(12/31除く)
時間/24時間、毎月第2木曜日休館(休館日の翌日は10:00開店)