旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
日帰り温泉・スーパー銭湯・町の銭湯・共同浴場・サウナ・健康ランド・野湯など守備範囲は広めです。
行動範囲は神奈川を中心とした1都3県と静岡、山梨です。

静岡県

日帰り温泉・スーパー銭湯のオープン&閉店情報(首都圏)
* 竜泉寺の湯 草加谷塚店 (埼玉県草加市) -2016/9/10オープン
* おふろcafe bivouac (埼玉県熊谷市) -2016/9/10オープン
* おふろcafe 白寿の湯 (埼玉県神川町) -2016/10/1リニューアルオープン
* ソプラティコ横浜関内 (横浜市中区) -2016/10/1オープン
* グリーンプラザ新宿 (東京都新宿区) -2016/12/25閉店
* 佐倉天然温泉 澄流(千葉県佐倉市) -2016/12/18オープン
* のだ温泉ほのか(千葉県野田市) -2016/12/20オープン
* グランパーク・イン横浜(横浜市西区) -2016/12/22オープン
* 海辺の湯 久里浜店(横須賀市久里浜) -2017/1/11オープン
* Gensen Cafe(湯河原町) -2017/2/24オープン
* 西武秩父駅前温泉 祭の湯(埼玉県秩父市) -2017/4/24オープン予定

島田蓬莱の湯(静岡県島田市旭)

島田蓬莱の湯(静岡県島田市旭)静岡県は東西に広く、関東に住んでいると西に進むにつれ、静岡市から先はぼんやりとした位置関係となる。電車でも車でも、大井川を越える辺りが島田市と覚えておけば何かの役に立つかも。「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」とは東海道に架橋が禁止されていた時代。大雨でもあれば、島田宿と対岸の金谷宿はたいそう賑わったという。明治12年になってようやく架けられたのが蓬莱橋。世界一長い木造歩道橋としてギネスブックにも認定されている。(8年前のブログ記事

島田蓬莱の湯(静岡県島田市旭)今回は蓬莱橋に因んだ、島田蓬莱の湯へ。平成11年オープンのオールドスタイルとでも言うべきスーパー銭湯だ。広々としたフロアに物販陳列棚、小上がりの休憩スペース、ボディケア受付、ゲーム機などを設け、わざとか否かごちゃごちゃ感を演出。ボディケアは2社が競い合い、パンフレットなどに滋和堂、リバース東京と社名を記しているのは珍しい。

島田蓬莱の湯(静岡県島田市旭)フロントのすぐ隣の暖簾をくぐると脱衣所。ロッカーは100円リターン式。大きな湯船からは窓越しに露天風呂を眺めるが、よく見たら引き違いの扉を1か所設けており、その下を開口にしている。お湯に浸かりながら、露天風呂へと直接行き来ができるのだ。雨風の日のお湯の汚れは気にならないのだろうか。もちろん別に出入口も設けている。

露天には壺湯のほか、人工炭酸泉も。壁には蓬莱橋が描かれている。立て札で蓬莱橋の歴史などを解説くれるが、「ここに蓬莱橋を復元致しました。露天風呂に架けられたこの蓬莱橋〜」の一節はちょっと意味不明。蓬莱橋を描いただけではないのか。

島田蓬莱の湯(静岡県島田市旭)

サウナからも露天風呂を望める。3段式のボナサームで温度計は85℃、湿度計も設置しているのは珍しく、針は20%を指していた。ほかにスチーム塩サウナもある。水風呂はざあざあと溢れており、洗面器を受け皿にするのは良いアイデアだ。サウナのあとの掛け水はその洗面器を利用。スーパー銭湯にしては広めで、絶えず吐水しているから冷んやり。

島田蓬莱の湯(静岡県島田市旭)

岩盤浴は通路と階段を経て別棟にある。おそらく増築したのだろう。専用の休憩スペースは2か所あって、階段手前にはワンダーコアやバランスボールなどが並ぶ。壁のすぐ裏側は食事処だから、張り切ってトレーニングするのも憚られる。岩盤浴は手前がおしゃべりOK、奥がおしゃべりNGの2室。平日はフリータイム制だが、休日は60分or90分の時間・席指定制で、さらには女性専用エリアも設けている。平日の昼間はほぼ貸し切りだったが、休日はかなり利用客が多いのだろうか。それにしても強気な岩盤浴料金設定。西焼津の姉妹店、笑福の湯のほうが設備充実だしリーズナブル。しかし、だ。@nifty温泉のクーポンを見逃す手はない。入浴と岩盤浴のセットで1,000円なのだから。

島田蓬莱の湯(静岡県島田市旭)

島田蓬莱の湯
住所/静岡県島田市旭2-1-30 [地図]
電話/0547-34-4126
交通/JR島田駅よりバス5分「旭町」停下車
     国道1号線(藤枝BP)野田ICより約2.6km
     ※無料駐車場あり
料金/(平日)大人670円、子供310円
     (休日)大人770円、子供360円
     ※子供は3歳〜小学生、3歳未満は入浴不可
     ※岩盤浴は別途平日670円、休日90分870円・60分670円
時間/6:00〜24:00、年中無休

エキチカ温泉・くろしお(静岡県焼津市栄町) ※2017/3/10リニューアルオープン

エキチカ温泉・くろしお(静岡県焼津市栄町)大衆演劇の公演をやめて久しい焼津駅前健康センターだが、このたび驚くべきニュースが飛び込んできた。建物内外の全面リニューアルを半年間かけて行い、3/10より「エキチカ温泉・くろしお」としてオープンしたという。駅前からエキチカへ。確かに駅前と呼ぶには微妙な距離感だが、なぜか謙虚にエキチカへ。くろしおは当地に湧く黒潮温泉から。外観もシックに様変わりし、健康センターの面影はもうなかった。

エキチカ温泉・くろしお(静岡県焼津市栄町)料金体系は朝風呂と深夜を除くと、1時間制(延長可・超過料金加算)かフリータイムの2通りと極端だが、今回はもちろんフリータイムで訪問。タオルと館内着のセットはフロントで受け取る。ちなみに1時間の制限は銭湯じゃあるまいし慌ただしい気もする。脱衣所のスチールロッカーは扉に番号が大きく書かれ、昔の名残りにひと安心。

浴室も限られた広さでは改修しようがなく、昔のまま。洗い場がL字型に並び、室内中央には温泉を使用した大小2つの湯船(片方はバイブラ湯)。もうひとつ別の湯船は美泡の湯。ぬるめのミクロバイブラ湯だが、かつての薬湯を惜しむ声も聞こえてきそう。黒潮温泉は天然ガスの採掘に端を発し、安定した湯量と泉温を確保するためか、現在使用している源泉は地下1,500mより51℃で湧出。焼津市内8施設で使用している。

エキチカ温泉・くろしお(静岡県焼津市栄町)

ラジウムサウナはストーブを入口と奥の2か所に設置し、効果のほどはさておきアメジスト(?)の原石も。温度計は90℃を指し、黒タイルの壁はちょっとでも身体が触れると熱い。せめて背中には板を渡してほしい。そして、テレビでサスペンスドラマは反則技。耐えきれず水風呂、さらに休憩のルーティンをひたすら繰り返す。浴室内には客は入れ替わりで2〜3人しかおらず、サウナにいたっては終始貸切。良いのか悪いのか。

エキチカ温泉・くろしお(静岡県焼津市栄町)休憩スペースは2階に充実。レストランを突っ切ると、リクライニングシートが多数並ぶ。女性専用は別の場所にも。まるでホテルのロビーのようなラウンジは商談にも使えそう。喫煙室兼用だが、カウンター席には電源完備。館内は無料Wi-Fiだからビジネス利用にもってこい。非喫煙者なら窓の外に焼津駅の方向を眺めるカウンター席をおすすめするが、こちらは部屋の作りではないため館内の雑音が気になるかもしれない。

エキチカ温泉・くろしお(静岡県焼津市栄町)快適で動けなくなる魔法のソファーとして話題の「ヨギボー」は、湯河原町のGensen Cafeにて体験済みだが、ところ変われば使われ方も変わるのか、ここでは子供の遊び道具と化していた。ライブラリーは文字通りの空間だが、整然とした配置が本格的すぎて、誰も利用しないという残念な状況。健康センター時代の主な客層であるお年寄りは切り捨てなのか、リニューアルによってどんな客層を想定しているのか、ちょっと理解に苦しむ。

エキチカ温泉・くろしお(静岡県焼津市栄町)健康センター時代は食事も楽しみのひとつだったが、いまは大広間ではなく、洒落たテーブル席の空間。自慢の大型プロジェクターは、室内が明るすぎて何を映し出しているのかわからない。熊谷市のおふろcafe bivouacでも注目を集めたボルダリング体験はここでもできるが、流行り物に飛びついた感を、いったいどう消化すれば良いものやら。

エキチカ温泉・くろしお(静岡県焼津市栄町)セルフスタイルでプレートに盛り付ける「量り売りスタイル」は新発想といえるが、控え目にしたつもりが1,830円とはブーイング。夜ピークなのに他に客はおらず、いつ調理したかわからないから冷めているし、我慢ならずにレンジでチン。健康センター時代のような海の幸を楽しみにしていたが、パックに入ったまぐろ丼なら焼津で食べる意味がない。手持無沙汰なバイトの人件費や食材ロスを考慮すれば、いっそのこと食べ放題のビュッフェスタイルにしたほうが良さそう。

エキチカ温泉・くろしお(静岡県焼津市栄町)滞在型のコンセプトは昨今の主流といえるし、洒落た雰囲気も非の打ち所がない。しかし、既存客の反応はどうか。客は何度か訪れるうちに自分に合った使い方を見つけるだろう。それまで様々な手段で情報発信していかないと、一度きりの客で終わってしまいそう。大きくイメージを変えたからこそ、その真価がいま問われるし、以前の活気を早く取り戻してほしい。

エキチカ温泉・くろしお(静岡県焼津市栄町)


エキチカ温泉・くろしお (旧:焼津駅前健康センター)
源泉/やいづ黒潮温泉(カルシウム・ナトリウム−塩化物泉)
住所/静岡県焼津市栄町1-31-1 [地図]
電話/054-627-7200
交通/JR東海道本線焼津駅南口より徒歩2分
料金/時間制コース(60分) ※最終受付24:00
      (平日)大人600円、小人350円
      (休日)大人700円、小人500円
      ※館内着・タオルなし ※超過料金30分ごとに150円加算
     フリータイムコース
      (平日)大人1,380円、小人350円
      (休日)大人1,480円、小人500円
      ※館内着・タオルあり ※深夜1時以降の滞在は深夜料金1,500円加算
     深夜コース
      (平日)大人2,000円
      (休日)大人2,100円
      ※館内着・タオルなし ※午前1時〜午前5時の入館
     朝風呂コース
      (全日)大人600円、小人300円
      ※館内着・タオルなし ※5:00〜8:00
時間/10:00〜翌9:00、年中無休

湯らぎの里(静岡県富士市蓼原) ※2016/11/25リニューアルオープン

湯らぎの里(静岡県富士市蓼原)神奈川県内のスーパー銭湯に飽き足らず近隣都県まで遠征するも、富士市の「湯らぎの里」の存在を知ったのはリニューアルオープンの情報にて。11月頭からの長期休業では、2階には有料スペースを設けるなどの改装を行った。温熱房に加え、コーヒー飲み放題、漫画本を多数置くなどは、最近の流行となりつつある。地域初を謳うが、改装を機に若い客層も取り込みたい発想か。

湯らぎの里(静岡県富士市蓼原)外観では「遊楽爽憩」の扁額が印象的。せっかくだから改装ポイントを大きく宣伝しても良かろうに。券売機でチケット購入し、2階利用客に限って下足箱の鍵を預け、館内着と大判タオルのセットを受け取る。1階だけの利用でも新たに畳の間を設けたから、風呂あがりに寛いだり、うたた寝するもよし。というわけで、まずは浴室から紹介したい。

洗い場のカランや内装タイルなどに年季を感じるも、数種のジャグジーと電気風呂が並び、白湯、水風呂と典型的なスーパー銭湯の雰囲気。板を張り替え、段差を低くしたという高温サウナには年配の常連客が集っていた。塩サウナは入口と出口を別に設けており、シャワーで汗と塩を流す。

露天風呂では新たに人工炭酸泉を導入。硫黄の入浴剤を使用しており、常に空き具合をうかがうよう。もうひとつの湯船には足湯を付け足すも、本領を発揮するのは日没を過ぎてから。壁にはプロジェクターによるテレビ映像が流されるのだ。テレビを設置する施設が多いなか、なかなか面白い趣向だと言える。

湯らぎの里(静岡県富士市蓼原)

湯らぎの里(静岡県富士市蓼原)館内着で2階へ。半分は女性専用のエステルーム、もう半分が有料の「ゆらり処」だ。温熱房というから勝手に岩盤浴を想像していたが、実際は寝転びながらの低温サウナ。じんわりを汗ばむ心地よさも悪くはないが、もし岩盤浴だったなら近隣に競合もないし、女性人気も得られるだろう。余計なお世話かもしれないが。ゆらり処のメインたるは、漫画本6,000冊とコーヒー飲み放題のくつろぎエリア。フリーWi-Fiや充電用コンセントもあるから、さながら漫画喫茶の感覚だ。

湯らぎの里(静岡県富士市蓼原)畳敷きの室内でごろ寝するもよし、たまに気が向いたら温熱房(サウナ)で温まるもよし。ここがスーパー銭湯であることを忘れてしまう。しかしながら、リニューアル直後とあってか2階の利用客は少なく、気づけばしばらく貸切状態。平日でも浴室はそれなりに賑わっていたというのに。ようやくやって来た客は無料のマッサージチェアをだいぶ満喫していたが、それでも自宅のリビング以上の寛ぎは得られるはず。付帯施設の快適性こそが、温浴施設の将来を占うように思う。

湯らぎの里(静岡県富士市蓼原)食事処はゆったり落ち着いた空間で、幅広いメニューを良心的な価格帯で揃えている。ランチタイムならワンコイン(500円)で6種類から選べるとあって、なかなか魅力的だ。そもそも入館料自体がコストパフォーマンスに見合った設定。さらに500円をプラスすれば、ゆらり処で自由気ままな時間を過ごすことができる。積極的な宣伝策を講じていないから、いまなら秘密の空間だ。

湯らぎの里
住所/静岡県富士市蓼原227-1 [地図]
電話/0545-63-2641
交通/東海道本線富士駅北口より約1.8km
     国道1号線(富士由比BP)「宮島東」交差点より約2.3km
     ※無料大型駐車場あり
料金/(平日)大人650円、子供300円
     (休日)大人750円、子供300円
     ※子供は4歳〜小学生、3歳以下は無料
     ※ゆらり処は別途500円(利用は中学生以上)
時間/9:00〜24:00、毎月第3水曜日定休(12月は営業)

湯風景しおり(静岡県浜松市中区高林)

湯風景しおり(静岡県浜松市中区高林)全国各地の繁盛店の噂は耳にするも、豪華設備の一部を例外として、たいていは特別な仕掛けがないようだ。浜松市の「湯風景しおり」もまさにその通りで、平日の昼間からなぜ駐車場がいっぱいなのか、現地に到着して謎は深まるばかり。大通りから外れ、細い坂道を登って行くから決して立地が良いとは言えない。券売機でチケットを購入するのは、典型的なスーパー銭湯スタイルだ。そもそも温泉でないから、温泉至上主義の方は目もくれないだろう。

湯風景しおり(静岡県浜松市中区高林)

外観からは想像つかなかったが、平屋の建物は意外とゆったりしており、手頃な入館料のスーパー銭湯にありがちな安っぽさとは無縁。カジュアルな雰囲気でありつつも、12,000円もするセットプランがあったりして、普段使いからハレの日まであらゆるニーズに対応。とくにボディケアは充実しており、隣接するリクライニングの休憩スペースと合わせて、のんびりと過ごす客も多いのだろう。

湯風景しおり(静岡県浜松市中区高林)

浴室には多彩なジャグジーとぬる湯のほか、替湯は漢方抽出薬湯と入浴剤とが3日ごとに替わる(夏場は不感温度風呂)。露天に出て真正面の檜風呂は「しおり温泉」なる人工温泉で、浜松にいながらにして全国の有名温泉の気分を楽しめる。訪れたときは乳青色の重炭酸土類泉で、新分類で言えば炭酸水素塩泉。ほかより一段高くなっているので、百坪を超える露天風呂を見渡す。小高い丘の上にあるため、緑に茂った木々が周りを囲む。浜松の別天地と言って差し支えないだろう。

湯風景しおり(静岡県浜松市中区高林)

シルク風呂の四季の湯、電気風呂、つぼ湯、人気がありすぎて入る隙間すらない炭酸泉、炭酸寝ころび湯。バラエティーに富んだ内容だが、ぜひ体験してほしいのは箱蒸し風呂だ。箱の中に腰掛け、扉を閉めれば、一人用のスチームサウナ。よもぎや生姜など5日ごとに漢方薬草が替わり、身体をじんわり温める。秋田県の後生掛温泉以来だが、鄙びた湯治場温泉の名物をここでも体験できるとは。

湯風景しおり(静岡県浜松市中区高林)

サウナはなんと3種類。高温乾式の遠赤外線サウナと中温湿式の塩サウナでは、それぞれ2時間おきに自動ロウリュが作動する。さらには低温ミストの漢方薬湯サウナもあるから、自分好みの温度・湿度でじっくり汗を流すもよし、気に入ったサウナで何度も汗を流すもよし。サウナーならいくら時間があっても足りないはず。

湯風景しおり(静岡県浜松市中区高林)食事メニューの開発にも熱意が感じられるが、券売機によるセルフ方式なのが惜しい。掘りごたつ席やテーブル席など選べるから、家族づれにとっては気軽で良いのかもしれない。しかし、癒しのひとときを楽しませてもらったのだから、気軽さよりむしろ高級感の演出があって良いのかも。それはさておき、何処を切り取ってもコストパフォーマンスは高く、こんな店が首都圏にあったなら、間違いなく人気上位をマークするだろう。

湯風景しおり
住所/静岡県浜松市中区高林1-13-13 [地図]
電話/053-478-2626
交通/遠州鉄道助信駅より徒歩約12分
     浜松駅北側バスターミナルよりバス「常楽寺」停下車約5分
     国道152号線「中沢町」交差点より約350m
     ※無料大型駐車場あり
料金/大人750円、小人300円、幼児100円
     ※小人は3歳〜小学生、幼児は0歳〜2歳
時間/10:00〜25:00(休日は8:00〜25:00)、年中無休

RAKU SPA Cafe 浜松(静岡県浜松市南区若林町) ※2016/8/9リニューアルオープン

RAKU SPA Cafe 浜松(静岡県浜松市南区若林町)温泉道場がプロデュースする「おふろcafe (utatanebijinyu)」、おふろの王様の岩盤浴ブランド「岩盤deカフェ」(志木店)、これらに続いて温浴最大手の極楽湯が手掛けたのは「RAKU SPA Cafe」。共通するのはリニューアルによる店舗再生だが、カフェの意味合いや位置付けは各社異なる。振り返れば温浴業界では、岩盤浴、炭酸泉、ロウリュと流行が移り変わり、今後はカフェが注目ワードとなりそうだ。

RAKU SPA Cafe 浜松(静岡県浜松市南区若林町)RAKU SPA Cafe 浜松は、8月9日にリニューアルオープンした。もとは極楽湯浜松佐鳴台店といい、「RAKU SPA」ブランドとしては横浜鶴見に続く2店舗目。典型的な極楽湯仕様の外観だが、趣を和から洋へと移し、看板を付け替えた。しかし、館内は全面的に新しく仕上げたようだ。フリースペースにはハンモックとクッション、本棚には無数の漫画本(館内全体で12,000冊以上=漫画を読まない人にとってはどうでもいい)。フードコートスタイルの食事処。中2階にある浴室への通路にも漫画本。そしてまたフリースペース。以前がどうだったのか想像がつかないほどの本格的な改装ぶりはお見事。

RAKU SPA Cafe 浜松(静岡県浜松市南区若林町)フリータイムで入館した場合、フロントでロッカーキーと大判タオル(岩盤浴用)を受け取り、棚から館内着の色、サイズを選ぶ。館内着で岩盤浴を利用するので、汗をかいたあとはどう過ごせばよいのやら。入館料は館内での飲食などの利用分と合わせ、帰りに精算する。風呂だけ利用の時間制コースも設けているのは、既存客への救済策だろうか。

パンフレット一部浴室内の洗い場や湯船の配置などはさすがに改修しようがなく、スケールで白くなった箇所もあるが、全体的にはきれいだ。まず目の前にあるのは大きな水風呂で、2mほどの高さから滝のように水が流れ落ちる。サウナは高温乾式のまったりした熱さ。壁やベンチの板を張り替え、木の香りを楽しめるのはこの時期の特権。そしてイベント湯(この日はマンゴー)とジャグジーが並ぶ。

露天風呂はせせこましくも、岩風呂、炭酸泉、座湯を配置。インターネットの情報によれば、壺湯は撤去したらしい。温泉を使用しているものの、無色透明で匂いもなければ、まったくそれと気付かず。脱衣所に温泉分析書を貼り出しているが、そもそも温泉を売りにはしない潔さだ。

13975554_1106431792770303_7216168118408931520_o2階は岩盤浴専用フロア。館内を見下ろす吹き抜けに面して、ここにもハンモック。肝心の岩盤浴室はと言えば、世間のイメージを覆す自由すぎる発想だ。六角形の1人用小空間が、上下2段、左右にずらりと並ぶ蜂の巣。そして、タイル張りで1人用の仕切りもない広々とした部屋。その奥にロウリュウ房があるから、寝ている客を間近に横切ることとなる。これらを岩盤浴と呼ぶに相応しいのか、雰囲気を楽しむにしかすぎず。ロウリュウ房は室内中央に炉を設けた高温サウナ室で、ベンチも何もない真四角の部屋。しかも床はスノコという斬新な発想。文字通りロウリュウが開催され、毎週末は「RORYU BOYS 8」が扇ぐ。平日はパートのおばちゃん2人が担当するが、段取りやトークがぐだぐだすぎて笑わずにはいられなかった。

RAKU SPA Cafe 浜松(静岡県浜松市南区若林町)熱波によって心地よい発汗を促すのがロウリュウだとすれば、そこには熱波師と客とのコミュニケーションも発生する。RORYU BOYS 8がどれだけ客を呼べるのか知る由もないが、経費を使ってわざわざ呼び寄せるより、ふだん客と接するパートのおばちゃんを鍛える方が店にとって得ではないのか。ぜひ一考を願いたい。ちなみに平日のロウリュウは15:00と19:00に開催。これを即答できないフロント氏もどうかと思うが。

RAKU SPA Cafe 浜松(静岡県浜松市南区若林町)食事をしようとメニューを見れば、いわゆる「カフェめし」ばかり。年配客や男性客の切り捨てか、そもそも時間制コースの客に食事する余裕はあらず。客席のなかにコーヒーサーバーを設置しており、食事中の客なら気兼ねなく利用できるだろうが、そうでないと躊躇してしまいそう。今回のリニューアルによる空間演出や発想に際しては、いろいろな店の一部分を切り取って貼り合わせたようにしか見えず。平日とあって客もまばらで、全てが活用されておらず残念だ。浜松の地において、風呂×カフェの新感覚を提案し、根付かせていかなければ意味がない。さらに言えばリニューアルを好事例として、RAKU SPAブランドの方向性を示してほしい。

RAKU SPA Cafe 浜松(静岡県浜松市南区若林町)RAKU SPA Cafe 浜松(静岡県浜松市南区若林町)

RAKU SPA Cafe 浜松
源泉/桃里の湯(単純温泉)
住所/静岡県浜松市南区若林町1680-1 [地図]
電話/053-445-4919
交通/国道257号線「可美小学校東」交差点より約350m
     ※無料大型駐車場あり
     JR東海道本線浜松駅前より無料送迎バスあり
料金/(フリータイム)大人1,190円、子供590円
     ※館内着・タオルセット付き
     (60分コース)大人480円、子供240円
     (90分コース)大人650円、子供320円
     (朝風呂7:00〜10:00)大人480円、子供240円
     ※子供は4歳〜小学生、3歳以下無料
     ※いずれも税抜き
時間/7:00〜25:00、年中無休



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まぼろしチャンネル

昭和レトロ総合サイト「まぼろしチャンネル」で温泉レポート連載中。全国から選りすぐったディープで、どローカルな温泉をご紹介します。「いかす温泉天国」(5ch)をよろしく!
当ブログ掲載の情報について
当ブログでご紹介している温浴施設の情報は、すべて自ら訪問し記録したものです。再訪時に料金・設備等で変更点があればその都度追記していますが、施設によっては現在と異なる点がありますのでご了承ください(⇒情報をお寄せください)。 また、当ブログ記載の「交通」は、各施設の公式サイトやパンフレットで公表している情報です。公表なき場合は1分=80mとして計算しています。
神奈川県の銭湯料金
神奈川県の銭湯の料金は下記の通りです。
・大人470円(12歳以上)
・中人200円(6歳以上12歳未満)
・小人100円(6歳未満)
銭湯にはタオル、ボディソープ、シャンプーを持参して行きましょう!

神奈川県浴場組合ホームページ
ベイスターズニュース
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