港町釜山を代表するビーチといえば「海雲台(ヘウンデ)」。釜山の中心地・西面駅から地下鉄2号線で東に30分の位置にあり、約2キロにわたって砂浜が続いている。海岸沿いにはしゃれたレストランや露店が並び、そして免税店を備えたパラダイスやノボテルといったホテルも建ち並んでいる。夏のピーク時には1日に100万人以上の行楽客で賑わうという。(写真はパラダイスホテルからの眺め。VESTAからもだいたいこんな感じの景色)
海雲台の東方の小高い丘の上に建つ温泉施設が「VESTA」である。タクシーで5分程度の距離。月見の丘というらしいが、高級住宅地の雰囲気を感じさせる。VESTAはイタリアをイメージした白亜の洋館といった感じ。訪れたのは夜だったが、エントランスはディスコかバーかといった感じのしゃれた雰囲気だった。
フロントで料金を支払うと、タオルとTシャツ・短パンを手渡され、それを持ってエレベーターに乗る。男性は4階、女性は2階。館内には日本語表記がまったくないし、フロントでは英語も通じなかった。とにかく4階ということだけはわかったので、ロッカールームでほかの人の動きを観察。まずは素っ裸で浴室へ。フロントで渡されたタオルはロッカーに入れたまま。身体を洗うナイロンタオルは浴室内に置いてあるし、浴室から出たあとのバスタオルは出入口に置いてある。いずれも自由に使ってよい。結局フロントで渡されたタオルは、使いたいときに自由に使えということだろう。
カランはたくさんあるのだが、立ったまま使うシャワーのほうが釜山っ子には人気があるみたいだ。ひと通り身体を洗ったら湯船につかる。日本と同じく42℃くらいの温度に設定された湯船が5つほど。いずれも6帖ほどの大きさでかなりゴージャスな感じがする。ちなみに源泉は地下410mから湧出している。浴室は海側が全面ガラス張りになっていて、ホテルやレストランのネオンが海岸線に沿って輝いている様子が一望できる。広めのベランダ部分に設けられた露天風呂からの眺めはもっと最高。そしてここからの一服はとても気持ちが良い。
浴室にも高温と中温のサウナが1つずつ、そして水風呂もあるのだが、ここはやはり3階のチムジルバンへ。サウナ用のTシャツと短パンに着替えていく。約40℃のちょっと熱めから約80℃の高温まで4〜5室あり、テレビを観たり、おしゃべりをしたりと思い思いの過ごし方をしている。サウナの中だというのに携帯でメールする若者もいる。それも1人2人じゃない。サウナ着を着ているとはいえ、こういう場でのマナーの問題はどうなっているのか、そして携帯電話は壊れないのか、気になるところである。
3階の休憩室も海側は全面ガラス張りになっている。24時間営業ということもあり、遅い時間になっても多くの人が床でゴロゴロしている。割合的に若い人が多い。海雲台のビーチで遊んで、そのまま宿代わりにする人が多いんだろうなぁと思っていたのだが、韓国観光公社公式サイトのトピックス「釜山・慶州2泊3日ベストコース」にも“ベスタ・チムジルバンで就寝”とハッキリと書かれている。公の機関がこんな安上がりな宿泊をおすすめするなんて…。
帰りに日本語パンフレットを貰って気づいたのだが、5階には水着着用の混浴露天風呂があったようだ。なんだかデートスポットにももってこいな施設である。
海雲台ビーチの昼と夜。江ノ島に負けず劣らずの人口密度。夜通ったら海に向けてロケット花火を連発するおじさんがいた。
VESTA(ベスタ)
源泉/不明(政府指定アルカリ性温泉水=パンフレットより)
住所/釜山広域市海雲台区中洞1509-6
電話/+82-51-743-5705
交通/地下鉄2号線「海雲台」駅よりタクシーで約5分
料金/(温泉)大人5,000ウォン、子供3,000ウォン
(温泉+チムジルバン)大人8,000ウォン、子供5,000ウォン
(夜間21:00〜4:00)10,000ウォン
時間/24時間、年中無休
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海雲台の東方の小高い丘の上に建つ温泉施設が「VESTA」である。タクシーで5分程度の距離。月見の丘というらしいが、高級住宅地の雰囲気を感じさせる。VESTAはイタリアをイメージした白亜の洋館といった感じ。訪れたのは夜だったが、エントランスはディスコかバーかといった感じのしゃれた雰囲気だった。
フロントで料金を支払うと、タオルとTシャツ・短パンを手渡され、それを持ってエレベーターに乗る。男性は4階、女性は2階。館内には日本語表記がまったくないし、フロントでは英語も通じなかった。とにかく4階ということだけはわかったので、ロッカールームでほかの人の動きを観察。まずは素っ裸で浴室へ。フロントで渡されたタオルはロッカーに入れたまま。身体を洗うナイロンタオルは浴室内に置いてあるし、浴室から出たあとのバスタオルは出入口に置いてある。いずれも自由に使ってよい。結局フロントで渡されたタオルは、使いたいときに自由に使えということだろう。
カランはたくさんあるのだが、立ったまま使うシャワーのほうが釜山っ子には人気があるみたいだ。ひと通り身体を洗ったら湯船につかる。日本と同じく42℃くらいの温度に設定された湯船が5つほど。いずれも6帖ほどの大きさでかなりゴージャスな感じがする。ちなみに源泉は地下410mから湧出している。浴室は海側が全面ガラス張りになっていて、ホテルやレストランのネオンが海岸線に沿って輝いている様子が一望できる。広めのベランダ部分に設けられた露天風呂からの眺めはもっと最高。そしてここからの一服はとても気持ちが良い。
浴室にも高温と中温のサウナが1つずつ、そして水風呂もあるのだが、ここはやはり3階のチムジルバンへ。サウナ用のTシャツと短パンに着替えていく。約40℃のちょっと熱めから約80℃の高温まで4〜5室あり、テレビを観たり、おしゃべりをしたりと思い思いの過ごし方をしている。サウナの中だというのに携帯でメールする若者もいる。それも1人2人じゃない。サウナ着を着ているとはいえ、こういう場でのマナーの問題はどうなっているのか、そして携帯電話は壊れないのか、気になるところである。
3階の休憩室も海側は全面ガラス張りになっている。24時間営業ということもあり、遅い時間になっても多くの人が床でゴロゴロしている。割合的に若い人が多い。海雲台のビーチで遊んで、そのまま宿代わりにする人が多いんだろうなぁと思っていたのだが、韓国観光公社公式サイトのトピックス「釜山・慶州2泊3日ベストコース」にも“ベスタ・チムジルバンで就寝”とハッキリと書かれている。公の機関がこんな安上がりな宿泊をおすすめするなんて…。
帰りに日本語パンフレットを貰って気づいたのだが、5階には水着着用の混浴露天風呂があったようだ。なんだかデートスポットにももってこいな施設である。
海雲台ビーチの昼と夜。江ノ島に負けず劣らずの人口密度。夜通ったら海に向けてロケット花火を連発するおじさんがいた。
VESTA(ベスタ)
源泉/不明(政府指定アルカリ性温泉水=パンフレットより)
住所/釜山広域市海雲台区中洞1509-6
電話/+82-51-743-5705
交通/地下鉄2号線「海雲台」駅よりタクシーで約5分
料金/(温泉)大人5,000ウォン、子供3,000ウォン
(温泉+チムジルバン)大人8,000ウォン、子供5,000ウォン
(夜間21:00〜4:00)10,000ウォン
時間/24時間、年中無休
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