敷地が定期借地権の場合につきまとう期間満了問題。相模原市のおふろの王様相模原店は12月末に閉店するが、湯乃市湘南ライフタウン店も同様。こちらはもう間もなく11月末に閉店する。借地も契約内容によっては再合意の可能性もゼロではなかろうが、経営状況や設備更新などを考慮したら、閉店の決断も理解できないことはない。
湘南ライフタウン店は「いこいの湯」としてオープンし、湯乃市に経営が移ったのは約7年前。看板を付け替えただけだから、オープン当初からの印象は変わらず。外観に古びたところもないし、それは館内もしかり。通りに面した1階から入館し、階段を上がって2階フロントへ。別の階段でまた1階に下りていく。エレベーターもあるが館内を上下するのはちょっと億劫な気も。ちなみに2階は食事処だから、飲食収入につなげたい狙いも見え隠れ。
湯乃市といえばクレオパトラの炭酸泉。イスラエルから取り寄せた死海の塩を溶かし込んだもので、「肌からマグネシウムが吸収され、血中のアディポネクチン量が増加」云々。姉妹各店では誇らしげな大看板を設置しているが、ここではさりげなく、しかし読ませる感じで。湯船のサイズも他店より小さめ。いちばん大きい湯船は白湯で、ほかにジャグジーも。
タワーサウナというけれど、ベンチは3段L字型。ヒーターをベンチ下に設けたボナサームサウナで、室温は100℃近く。適度な湿度もあるし、スーパー銭湯のわりに意外と熱い。水風呂は16〜17℃設定。浅めなのは残念だが、スーパー銭湯のわりに意外と冷たい。スチーム塩サウナもあるが、個人的にスチームは好みでないので、今回はパス。露天には椅子もあるし、畳のごろ寝デッキも。サウナ環境はなにげに良い。
露天岩風呂は天然ヒマラヤ岩塩風呂。心なしか温まるような気もするけれど、円形の絹の湯も岩塩風呂に変更してしまってはつまらないような。寝湯では入浴剤の使用をやめてしまっただろうか、しかし寝湯の字のごとく爆睡してしまった。
平日の昼下がりとあって、食事処はテーブル席も座敷もがらーんとしていた。メニューはA3サイズに収まるほどの少なさ。いこいの湯時代は自動石臼機で曳いた十割蕎麦を名物にしていたが、(湯乃市に限らず)スーパー銭湯は良くも悪くも大衆的。かき氷レモンに練乳をかける発想はなかったが、栃木県にはレモン牛乳あるし意外といける。
閉店後しばらくしたらこの建物は取り壊されてしまうのだろうか。地域のコミュニティスペースがひとつ無くなってしまうのは寂しい。ひと昔前の開店ラッシュによって誕生したスーパー銭湯も、いまや地域によっては飽和状態。定期借地権満了による閉店は今後相次ぐのかもしれない。
湯乃市 湘南ライフタウン店
住所/藤沢市遠藤695-5 [地図]
電話/0466-89-4126
交通/JR東海道線辻堂駅よりバス15分「駒寄」停徒歩3分
相鉄・横浜市営地下鉄・小田急湘南台駅バス20分「滝の沢」停徒歩5分
国道1号線「羽鳥交番前」交差点より約3.3km
※駐車場160台分あり(入浴で5時間無料)
料金/(平日)大人650円、小学生350円、幼児200円
(休日)大人700円、小学生400円、幼児200円
時間/10:00〜24:00、毎月第2火曜日定休(祝日の場合営業)
湘南ライフタウン店は「いこいの湯」としてオープンし、湯乃市に経営が移ったのは約7年前。看板を付け替えただけだから、オープン当初からの印象は変わらず。外観に古びたところもないし、それは館内もしかり。通りに面した1階から入館し、階段を上がって2階フロントへ。別の階段でまた1階に下りていく。エレベーターもあるが館内を上下するのはちょっと億劫な気も。ちなみに2階は食事処だから、飲食収入につなげたい狙いも見え隠れ。
湯乃市といえばクレオパトラの炭酸泉。イスラエルから取り寄せた死海の塩を溶かし込んだもので、「肌からマグネシウムが吸収され、血中のアディポネクチン量が増加」云々。姉妹各店では誇らしげな大看板を設置しているが、ここではさりげなく、しかし読ませる感じで。湯船のサイズも他店より小さめ。いちばん大きい湯船は白湯で、ほかにジャグジーも。
タワーサウナというけれど、ベンチは3段L字型。ヒーターをベンチ下に設けたボナサームサウナで、室温は100℃近く。適度な湿度もあるし、スーパー銭湯のわりに意外と熱い。水風呂は16〜17℃設定。浅めなのは残念だが、スーパー銭湯のわりに意外と冷たい。スチーム塩サウナもあるが、個人的にスチームは好みでないので、今回はパス。露天には椅子もあるし、畳のごろ寝デッキも。サウナ環境はなにげに良い。
露天岩風呂は天然ヒマラヤ岩塩風呂。心なしか温まるような気もするけれど、円形の絹の湯も岩塩風呂に変更してしまってはつまらないような。寝湯では入浴剤の使用をやめてしまっただろうか、しかし寝湯の字のごとく爆睡してしまった。
平日の昼下がりとあって、食事処はテーブル席も座敷もがらーんとしていた。メニューはA3サイズに収まるほどの少なさ。いこいの湯時代は自動石臼機で曳いた十割蕎麦を名物にしていたが、(湯乃市に限らず)スーパー銭湯は良くも悪くも大衆的。かき氷レモンに練乳をかける発想はなかったが、栃木県にはレモン牛乳あるし意外といける。
閉店後しばらくしたらこの建物は取り壊されてしまうのだろうか。地域のコミュニティスペースがひとつ無くなってしまうのは寂しい。ひと昔前の開店ラッシュによって誕生したスーパー銭湯も、いまや地域によっては飽和状態。定期借地権満了による閉店は今後相次ぐのかもしれない。
湯乃市 湘南ライフタウン店
住所/藤沢市遠藤695-5 [地図]
電話/
交通/JR東海道線辻堂駅よりバス15分「駒寄」停徒歩3分
相鉄・横浜市営地下鉄・小田急湘南台駅バス20分「滝の沢」停徒歩5分
国道1号線「羽鳥交番前」交差点より約3.3km
※駐車場160台分あり(入浴で5時間無料)
料金/(平日)大人650円、小学生350円、幼児200円
(休日)大人700円、小学生400円、幼児200円
時間/10:00〜24:00、毎月第2火曜日定休(祝日の場合営業)