旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
日帰り温泉・スーパー銭湯・町の銭湯・共同浴場・サウナ・健康ランド・野湯など守備範囲は広めです。
行動範囲は神奈川を中心とした1都3県と静岡、山梨です。

横浜市鶴見区

亀の湯(横浜市鶴見区豊岡町)

亀の湯(横浜市鶴見区豊岡町)横浜市鶴見区のメインターミナルといえば鶴見駅。西口は駅裏といった感じもするが、曹洞宗大本山の総持寺と鶴見大学、そして低層店舗が建ち並ぶ商店街が続く。亀の湯は鶴見駅からいちばん近い銭湯で、西口徒歩4分も好立地。豊岡商店街に面している。瓦屋根とタイル張り外壁の和洋折衷が何ともミスマッチ。玄関先には屋号にちなんで亀の扁額が飾られている。果たしてこの銭湯の歴史はいかほどか。横浜市浴場組合50周年記念の『さあ、ヨコハマ銭湯に行こう!』によると、昭和25年に建て替えた亀の湯を現在の経営者が譲り受けたとのこと。余談だが、戦前は東京神田で創業し、現在でも蒲田と大森で銭湯を経営しているとか。

亀の湯(横浜市鶴見区豊岡町)フロント式で通り側にはロビーがあるのだが、まるで他人の家のリビングのよう。常連客がテレビを観ながら談笑していた。脱衣所にはロッカー、テーブル、洗濯機、乾燥機など、いたって普通。

浴室内は茶と水色のタイルを部分ごとに使い分けているが、その色使いは斬新のひと言。左右の壁側、島列ともにカランが6つずつで、すべて固定式シャワーあり。ほか立ちシャワー1つ。湯船は3つあり、内側は丸みを帯びた形。バイブラ湯とジャグジーはどちらも温め。そしてもう1つが「カプセル風呂」で、ガリウム石温浴泉のバイブラ湯。ガラスで囲まれた空間だが、残念なことに扉が開けっ放しだった。これではスチーム効果が期待できないではないか。そして嬉しいのはスチームサウナが無料で利用できること。いろいろあっていろいろ楽しいのが鶴見の亀の湯だ。

亀の湯(神奈川県浴場組合)
亀の湯(横浜市浴場組合)

亀の湯
住所/横浜市鶴見区豊岡町13-41 [地図
電話/045-572-6870
交通/JR京浜東北線・鶴見線鶴見駅西口より徒歩4分
     京急鶴見駅西口より徒歩8分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
時間/14:00〜23:00

宮下湯(横浜市鶴見区岸谷)

生麦駅北側は小高い丘となっており、そのせいか道もよく整備されていないのだが、宮下湯はまず法政女子高を目指して歩けばよい。看板どおりに坂道を上がり、高校のわきを抜け、こんどは階段を下っていく。住宅地の一画に宮下湯はあるが、周囲の民家は軒並み築30年は経過していそう。

そもそも宮下湯自体は昭和13年開業とのことで、このあたりも意外と古くから宅地開発されたのだろうな、と想像してみる。そこで調べてみると、岸谷公園プールが開設されたのは昭和12年。それ以前には房野池という溜池があり、三笠園(1920-1927)という自然公園があったとか。花月園が競輪場ではなく「東洋一の遊園地」だった頃の話。実に興味深い。

宮下湯(横浜市鶴見区岸谷)宮下湯の建物は真ん中が凹んだ形をしており、そこは駐輪スペースか。銭湯とコインランドリーの入口が通りに面している。ちょうど通りかかったとき猫を見かけたが、カメラを探しているうちにどこかに消えてしまい、そしたら脱衣所にいた。なんという招き猫。番台式で、自販機、テレビなど。定休日は月1回というからなかなか頑張っている。

宮下湯(横浜市鶴見区岸谷)浴室は手前に洗い場、奥に湯船という配置。カランは壁側にそれぞれ4つずつ、そして4-4の島列があり、すべて固定式シャワー付き。立ちシャワーも1つある。湯船は深湯(座湯ジャグジー)と浅湯の2つで、どちらも温度は同じくらい。やや温めで気持ちがいい。湯船にはお湯がいっぱいで、身体を沈めるとざあざあと溢れていく。全体的な雰囲気にしても清潔感がじゅうぶん。色鮮やかな背景はモザイクタイルによるもので、上高地の河童橋を描いた景色ではないだろうか。

宮下湯(神奈川県浴場組合)
宮下湯(横浜市浴場組合)

宮下湯
住所/横浜市鶴見区岸谷1-15-12 [地図
電話/045-573-1688
交通/京急生麦駅より徒歩7分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
時間/15:00〜23:00、毎月第3土曜日定休

喜久の湯(横浜市鶴見区馬場)

喜久の湯鶴見駅から妙蓮寺を経て片倉町へと至る水道道(市道鶴見三ツ沢線)。東高校入口交差点の近くに喜久の湯がある。水道道の北側に並行する小さな商店街にあるが、狭い通りは万国旗で飾られていた。とはいえ最寄駅の大口や妙蓮寺から2kmほどと遠いため、建物の脇には駐車場を13台分完備。組合のホームページでは14時開店だったが、実際は15時。しかし15分前には常連さんたちが自動ドアを手で開けて中へ。

建物は1階にコインランドリーを併設、下足箱に靴を預けたら階段で2階へ。券売機でチケットを購入してフロントに提出したら、別の階段で1階の浴室へ。喜久の湯は洋風・和風の2つの浴室をフロアで分けており、男女日替わりとしている。この日は男湯が1階で和風だった。女湯はそのまま2階より。

喜久の湯 (4)浴室は広めで、洗い場は左右に分かれている。各列に1つずつシャンプーとボディソープの設置あり。浴室内で「和風」を感じさせるのは古代檜の湯船のみ。ほかに座湯ジャグジー、電気風呂、大噴射を設けた大きな湯船がある。サウナは2つあるが、スチームは故障中。ドライサウナのみ。

露天風呂も岩風呂風で、これも和風を感じさせる趣向の1つ。この日は「紫根」の入浴剤。高い塀に囲まれており、吹き抜けのような空間だが、昼間からのんびりつかる気持ちよさ。郊外型かつ現代風の銭湯とあって、利用しやすいはずだ。ちなみに看板によると、「洋風」の浴室は洋風露天風呂、ドライサウナ、歩行浴、座風呂、薬湯、寝風呂、電気風呂というラインナップ。また訪れる日には洋風も体験してみたい。

喜久の湯(神奈川県浴場組合)
喜久の湯(横浜市浴場組合)

喜久の湯
住所/横浜市鶴見区馬場1-7-23 [地図
電話/045-583-5161
交通/JR京浜東北線鶴見駅・京急鶴見駅西口よりバス「東高校前」停徒歩2分
     東急東横線妙蓮寺駅より徒歩23分
     JR横浜線大口駅より徒歩25分
料金/大人450円、中人180円、小人80円
     サウナは別途200円
時間/15:00〜23:00(休日は12:00〜23:00)
     毎週木曜日定休
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当ブログでご紹介している温浴施設の情報は、すべて自ら訪問し記録したものです。再訪時に料金・設備等で変更点があればその都度追記していますが、施設によっては現在と異なる点がありますのでご了承ください(⇒情報をお寄せください)。 また、当ブログ記載の「交通」は、各施設の公式サイトやパンフレットで公表している情報です。公表なき場合は1分=80mとして計算しています。
神奈川県の銭湯料金
神奈川県の銭湯の料金は下記の通りです。
・大人470円(12歳以上)
・中人200円(6歳以上12歳未満)
・小人100円(6歳未満)
銭湯にはタオル、ボディソープ、シャンプーを持参して行きましょう!

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