旅は哲学ソクラテス

興味があるのは風呂屋めぐりとベイスターズです。それ以外のことにはあまり興味がありません。
日帰り温泉・スーパー銭湯・町の銭湯・共同浴場・サウナ・健康ランド・野湯など守備範囲は広めです。
行動範囲は神奈川を中心とした1都3県と静岡、山梨です。

平塚市

3S HOTEL HIRATSUKA(神奈川県平塚市明石町)

3S HOTEL HIRATSUKA(神奈川県平塚市明石町)湘南スターモールは旧東海道に面し、平塚を代表する商店街。老舗もつらなる商店街に、昨年10月リブランドオープンしたのが「3S HOTEL HIRASTSUKA」だ。11階建のビジネスホテルにサウナ付きの大浴場を設け、近隣ホテルとの差別化を図っている。ショートステイは客室も利用可で3,500円だが、宿泊は会員登録で5,000円だったので、30分もあれば帰れる距離なのに贅沢を選択。カプセルでないホテルに泊まるのもひさしぶりだ。

3S HOTEL HIRATSUKA(神奈川県平塚市明石町)客室はお世辞にもおしゃれとは言えず、典型的なビジネスホテル。10階からは、商店街のビルの屋上やマンションを眺める。備え付けの館内着とタオルセットを持って、1階フロントにて客室と大浴場のカードキーを交換。混雑状況はフロント、またはQRコードの読み取りで確認できる。大浴場とは言うけれど、洗い場4つと言えばサイズ感は想像できるだろう。

3S HOTEL HIRATSUKA(神奈川県平塚市明石町)しかしながら、サウナと水風呂だけでなく、立ちシャワー、自動センサー式のシャワー、さらに外気浴スペースを設けるこだわりぶり。サウナではセルフロウリュを楽しむことができ、ラドル2杯で湿度の高まりを実感。ふだんは90℃で穏やかな熱さ。L字型に設けたベンチは丸みがあって、LEDの間接照明といい、おしゃれでいまどき。水風呂は11.5℃と冷たすぎて、アンバランスな感じも。

3S HOTEL HIRATSUKA(神奈川県平塚市明石町)外気浴スペースは窓の開閉で外気を採り入れ、夏場はエアコンも併用するのだろうか。聞こえてくるのは外を通りかかる車と、たまに話し声。ベンチが3つあるのみの薄暗く、シンプルな空間だ。外気浴スペースの扉を開けるたびにセンサーが反応してしまい、水を無駄遣いさせてしまうのが申し訳ない。シートステイでも都会並みの料金設定とあって、黙々とサウナを楽しむマナーのよい客ばかり。

みどり蒸しラウンジには無料ドリンクバーと、コワーキングに良さそうな長テーブル(電源・USBポートあり)。こうした点もいたってシンプル。平塚駅前のサウナ事情といえば、閉店したグリーンサウナに思いをはせる人も多いはず。こちらのホテルは素泊まりなので、夕飯はぜひ「みどり蒸し」で。もしくは平塚名物、老郷のタンメンもおすすめ。どちらも歩いて数分の距離にある。

3S HOTEL HIRATSUKA(神奈川県平塚市明石町)
(サウナ・大浴場の写真は公式サイトより転載)

3S HOTEL HIRATSUKA
住所/神奈川県平塚市明石町24-9 [地図]
電話/0463-20-2233
交通/JR平塚駅西口より徒歩4分(北口より徒歩6分)
料金/ショートステイ(3時間)3,500円、宿泊5,400円から
時間/サウナ・大浴場の利用は6:00〜10:00、12:00〜25:00

※サウナ・大浴場は男性専用だが、毎週金曜日と土曜日12:00〜17:00にレディースデーを開催している。

富士の湯(平塚市平塚)

富士の湯平塚2丁目周辺は国道1号線と旧東海道に挟まれた旧市街地といった感じの住宅街。民家がびっしりと建っているのだが、ところどころにスナックなどが店を構えている。

富士の湯は八間通り(県道伊勢原平塚線)の平塚裁判所の交差点の1つ手前の角を西に曲がってすぐのところにあり、平塚駅西口から約1km。歩いて行けない距離ではない。

上階は自宅なのかアパートなのかよくわからないが、モルタル塗り陸屋根の2階建。入口のサッシには黒のマジックで営業時間が手書きで記されている。番台でお金を払い、脱衣所を眺めるとあらゆるところにマジックで注意書きが記されていた。ベンチには「ノーパンで座らないように」。灰皿には「火を消してから」。ロッカーには「鍵を持ち帰らぬように」。窓枠には「ここに石鹸箱を置かないで」。などなど。脱衣所の壁には鍵のついたロッカーが20個並び、反対側の壁には大きな鏡と常連さん専用の棚。ほかにベンチと家庭用の小さな冷蔵庫が置いてあるだけ。たいして広くはないのだが、シンプルなぶんだけゆったりしているように感じる。

浴室は蛍光灯の数が少なくて湯船のほうは薄暗くも感じる。カランは浴室の左右と真ん中に約20ほど。シャワーがあるのは両サイドのみで、すべて固定式。そしてお湯はなぜかぬるい。湯船は奥のほうに“ 「 ”の形をしたのが1つだけ。ゆったりとした大きさで、ところどころ弱い勢いでブクブクしている。温度計では42℃を指しているが、もっとぬるいように感じる。長湯ができるというのは言い方次第だが。「ウコンが入っているので黒ずんで見えます」とマジックで書いてあったが、そもそも蛍光灯の明かりが弱いので、黒ずんでいるのかどうかよくわからない。そしてウコンの効果のほどもよくわからない。壁には丸く茂った大木の絵が緑1色で描かれている。

銭湯というよりも、大学生が夏合宿で訪れるような民宿の大浴場といった雰囲気。懐かしいような感覚。あらためて脱衣所を見ると、「銭湯が少なくなっています」ということで、署名の紙が置いてあった。全国的に減少傾向だから主人が署名を募っているのか、それとも「富士の湯」が廃業しないよう誰かが署名を募っているのかよくわからない。わからないところがたくさんあって、なんだか興味深い銭湯である。

富士の湯(神奈川県浴場組合)

富士の湯
住所/平塚市平塚2-11-1 [地図
電話/0463-31-6036
交通/平塚駅北口よりバス4分「八間通り」停徒歩2分
料金/大人430円、小学生以下180円、未就学児80円
時間/15:30〜20:30、毎週火曜日定休

金春湯(平塚市西八幡) ※廃業

金春湯金春湯は平塚駅から北に1.6km。国道129号線とパイロットの通りに挟まれ、周囲に工場も控えるけど、近隣はごく平凡な住宅街にある。

のれんをくぐると下駄箱があり、引き戸を開けると番台があって脱衣所。低めのロッカーがなぜか斜めに置かれている。浴室にはカランが壁際と中央に22あり、シャワーがあるのは壁際のみ。

申し訳程度にブクブクしている湯船のほか、まあまあ勢いのあるジャグジー、そして日替わり湯が並んでいる。この日は「草津の湯」ということで、お湯は白く濁っていて、かすかに硫黄泉のようなにおいがした。いずれの浴槽も2〜3人程度のこじんまりとしたものだが、深くて、そしてかなり熱め。

間仕切壁には金魚の絵、浴室側の下のほうはヨーロッパの湖畔に建つお城のような絵が細かいタイルで描かれている。浴室側の上のほうは海岸の松原とはるか遠くに浮かぶ富士山の絵が描かれているが、全体的にペンキが剥がれて黒ずんでいるところが多く、じっと目を凝らして見ないと何の絵だかわからない。

訪れたのは19時頃だったが、入れ替わり立ち代り常に6〜7人の客が訪れていた。駐車場は4台分(3ナンバーは道路にはみ出す)あるが、路駐している人もいた。脱衣所ではラジオが流れていて、それも地元のFM湘南ナパサ。出演している側としてはなんともありがたい。

金春湯
住所/平塚市西八幡2-6-11 [地図
電話/0463-21-5087
交通/JR東海道線平塚駅よりバス4分「八幡」停徒歩2分
     平塚市街地より国道129号線を厚木方面に北上。
     「大野幼稚園西側」交差点を左折し約200m
     ※駐車場4台分あり
料金/大人430円、小学生以上180円、未就学児80円
時間/15:30〜23:00、第2・4火曜日定休

(09/04/02追記)
平成20年11月末をもって廃業したようです。
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当ブログでご紹介している温浴施設の情報は、すべて自ら訪問し記録したものです。再訪時に料金・設備等で変更点があればその都度追記していますが、施設によっては現在と異なる点がありますのでご了承ください(⇒情報をお寄せください)。 また、当ブログ記載の「交通」は、各施設の公式サイトやパンフレットで公表している情報です。公表なき場合は1分=80mとして計算しています。
神奈川県の銭湯料金
神奈川県の銭湯の料金は下記の通りです。
・大人470円(12歳以上)
・中人200円(6歳以上12歳未満)
・小人100円(6歳未満)
銭湯にはタオル、ボディソープ、シャンプーを持参して行きましょう!

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