八風湖軽井沢で温泉といえば、知名度で群を抜くのは星野リゾートやトンボの湯。対抗馬は無いのかと、ひねくれた発想で訪ねたのはハ風温泉。エリアで分ければ星野温泉は中軽井沢、八風温泉は南軽井沢という括りになろうが、リゾートタウンのイメージとはかけ離れて、のどかな景色にゴルフ場の看板がちらほら。八風温泉は「ルグラン軽井沢ホテル&リゾート」の看板を目印に、山あいの道を入っていく。しばらくすると、八風湖の神秘的な景色。八風温泉はその先だが、砂利道は勘弁してほしい。

八風温泉(長野県軽井沢町発地)広大な敷地の中にホテル、教会、バンケットホール、レストランなどが点在し、日帰り温泉である八風温泉も独立して建っている。2018年にオープンし、2020年にはニフティ温泉の長野県急上昇ランキングで2位を獲得。注目度の高さをうかがえるが、多くの客を想定していないのか、屋外にある受付窓口に気づきにくく、あやうく通り過ぎるところだった。

八風温泉(長野県軽井沢町発地)ホテル本館にも大浴場はあるし、宿泊客のチェックイン前とあっては客も少なく、静かにゆったりと過ごせる。浴室と露天風呂は隣接しておらず、それぞれが独立した雰囲気。浴室には洗い場と大きな湯船1つあるのみで、窓の外に山の斜面を眺める。露天風呂は山の斜面をより間近に眺めるが、こちらのほうが開放的。広々とした湯船をメインに、壺湯と水風呂がある。手入れされた緑の眺めも良いが、紅葉の季節はもっと楽しめそう。

八風温泉(長野県軽井沢町発地)サウナは露天スペースの一角にある。温度計の数字だけで言えば、トンボの湯より高温。水風呂も屋外だし、青空の下で外気浴と最高な環境。しかし、トンボの湯とは正反対で水風呂がぬるすぎて、子どもの遊び場となっていた。独り占めできる状況ならば、長く浸かってうたた寝してしまいそう。おそらく寒い季節は、凍えるほどに冷たくなるのだろう。季節ごとの変化を楽しみたい。

なにかとトンボの湯と比べてしまうが、客が少なく、静かであることは、コロナ禍においては最大の長所。帰り際に併設するレストランに立ち寄ろうかと思ったが、こちらも客がまばら。休日ならば賑わいが増すのだろうか。ニフティ温泉のランキングで急上昇と言えども、現段階では通のみぞ知る施設といったところか。

八風温泉(長野県軽井沢町発地)

八風温泉
源泉/八風温泉(ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉)
住所/長野県北佐久郡軽井沢町発地864-4 [地図]
電話/0267-31-6810
交通/国道18号線「新軽井沢」交差点より約6.9
     ※無料駐車場91台分あり
料金/大人1,300円、子供750円(3才〜12才)
     GW・夏期・年末年始・その他連休は大人1,500円、子供1,000円
時間/10:00〜22:00

※露天風呂の写真は公式サイトより転載