有馬温泉有馬温泉は道後温泉や南紀白浜温泉と並ぶ日本三古湯にして、江戸時代の温泉番付では最高位、西の大関に格付けされた日本を代表する温泉地。大阪から約60分、神戸から約30分とアクセスがよく、首都圏で言えば箱根や熱海に行くような感覚。有馬温泉駅を降りるとホテルや旅館が建ち並び、歴史ある温泉街の風情を満喫できる。

有馬温泉 太閤の湯(神戸市北区有馬町)有馬温泉唯一の温泉テーマパークといえば、有馬温泉太閤の湯。もとは有馬ヘルスセンター(1962年開業)と言い、やがて併設する有馬ビューホテル日帰り温泉に。そして、大改装を経て今日に至る。テレビCMでもおなじみ、有馬兵衛の紅葉閣の裏手、急坂を登った先にあり、駅徒歩圏ながらも送迎バスに乗りたい距離感だ。

有馬温泉 太閤の湯(神戸市北区有馬町)有馬温泉で日帰り利用できる施設となると、金の湯、銀の湯だが、この2軒と比べると太閤の湯はべらぼうに高い。立ち寄り気分ではなく、長時間滞在の目的を持って訪ねたい。そして、ニフティ温泉のクーポンがおすすめ。それでも平日1,900円なので、観光地プライスと考えるか、それ相当の規模と設備を有しているので半日ないし1日過ごすつもりで訪ねるか。

有馬温泉 太閤の湯(神戸市北区有馬町)フロントで受付を済ませたら館内着を選び、ロッカーで着替えてから移動する。浴室には銀泉、金銀合わせ湯の2つの大きな湯船をメインとし、茶室をイメージしたという「黄金の蒸し風呂」も。金泉と銀泉の源泉を使用しており、金色の内装がむわっと幻想的。銀泉は泉質の放射能泉に加えて、オーストリア・バドガスタインのラジウム鉱石によって含有量を高めているという。

有馬温泉 太閤の湯(神戸市北区有馬町)

サウナ室はコロナウイルス対策として、外に掲示されている座席配置図の札をひっくり返して入室する。床にはゲルマニウム、壁には桜島溶岩を使用し、中央にはパワークリスタル(水晶)を設置。10分おきのオートロウリュはしっかり熱い。銀泉の水風呂もしっかりと冷たく、サウナ好きは納得できるのではなかろうか。

有馬温泉 太閤の湯(神戸市北区有馬町)

露天風呂は3階にあって、「太閤の岩風呂」を5世紀ぶりに復元したのだとか。店名にもなっている太閤とは豊臣秀吉のことで、有馬温泉を愛し、湯治で9回も訪ねているという。岩風呂はこの施設で唯一の金泉かけ流し。空気に触れることで鉄分が酸化して、金色(茶褐色)に濁ったもの。強塩泉のためよく温まり、のぼせてしまいそう。ほかには炭酸泉やハーブ湯などがある。

有馬温泉 太閤の湯(神戸市北区有馬町)

有馬温泉 太閤の湯(神戸市北区有馬町)今回は利用しなかったが、館内には岩盤浴が3か所あり、うち1か所は無料。そもそも離れて点在している点と、それぞれの違いや利用方法についてやや不親切。実際の利用率はどうか知らんが、有馬温泉まで来て岩盤浴三昧の観光客も少ないと思うし、裏を返せば岩盤浴目当ての客はじっくり楽しめるのかも。館内の広さで言えばフードコート形式の食事処、リクライニングシートの休憩室など、平日は広さを持て余している印象。

日帰りで有馬を訪ねた客にとって、温泉や街歩きが目当てなら、リーズナブルな金の湯、銀の湯をおすすめする。太閤の湯はゆっくりと滞在したい人に向いているのではないかと。

有馬温泉 太閤の湯(神戸市北区有馬町)



有馬温泉 太閤の湯
源泉/有馬温泉
     金泉(含鉄−ナトリウム−塩化物強塩温泉)
     銀泉(単純放射能泉)
住所/兵庫県神戸市北区有馬町池の尻292-2 [地図]
電話/078-904-2291
交通/神戸電鉄有馬線 有馬温泉駅より徒歩10分
     中国自動車道西宮北ICより約5km
     ※駐車場は4時間まで無料
料金/(平日)大人2,400円、小人1,200円、幼児400円
     (休日)大人2,600円、小人1,300円、幼児500円
     ※消費税と入湯税75円別途。小人は小学生、幼児は3〜5歳
時間/10:00〜23:00

※黄金の蒸し風呂、サウナ、太閤の岩風呂の写真は公式サイトより転載