源泉 茶目湯殿(静岡県御殿場市神山)静岡県で多数の温浴施設を運営する時之栖グループ。その総本山、御殿場にはホテルと日帰り温泉施設として気楽坊と茶目湯殿。文字通りの気楽な雰囲気とは対照的に、茶目湯殿は18歳以上を対象とした良質な大人向けの施設。どちらもタオルと館内着付きだし、料金もさほど変わらないが、いま行くならば茶目湯殿だ。展望フィンランド風サウナが5/30に新設され、追加料金なしで利用できるのだから、施設の利用価値はぐっと高まったと言える。

源泉 茶目湯殿(静岡県御殿場市神山)重厚かつ立派な門を二度もくぐったあとに券売機とは落胆するが、フロントでは展望サウナと展望風呂を含め、館内利用の仕方を丁寧に説明してくれる。展望サウナは水着を着用となるが、専用のポンチョと館内着(浴衣)も渡される。フェイスタオルとバスタオルは脱衣所にあって、実質使い放題。ハイカラな趣の談話室、緑を一面に眺めるソファベッドの休憩所を横目にして、館内を奥へと進む。きゃっきゃと騒がしい若者は居ないし、パソコンとにらめっこでコワーキングのビジネスマンもいない。文庫本の1冊でも読みふけってみたい、そんな雰囲気だ。

源泉 茶目湯殿(静岡県御殿場市神山)

源泉 茶目湯殿(静岡県御殿場市神山)まずは浴室で入浴。館内全体そうだが太い梁組の純和風。ゆったりとした広さの内湯の隣に、入浴剤を使用した一人用の壺湯。洗い場には中程度のシャンプーなどを設置しているが、棚にはワンランク上の製品も。広縁を挟んで数段下に露天風呂があって、こちらは炭酸泉の岩風呂。高台にあるため風が通り抜けるし、晴れていれば景色も素晴らしいはず。ミストサウナの小屋が2つ並び、それぞれ定員2名。水風呂は一人用でキリッと冷たい。

源泉 茶目湯殿(静岡県御殿場市神山)展望フィンランドサウナは男女共用。水着を着て、その上にサウナ専用のポンチョをかぶる。全身がほぼすっぽりと覆われる格好なので、女性客でも抵抗なく利用できるのではなかろうか。館内着の浴衣とタオルを持って、外の通路を上がっていくが、意外と遠くて驚く。天空の湯(男女別露天風呂)と隣接して、黒いサイディング張りの平屋が建つ。簡易的な脱衣所の棚に浴衣を置き(もちろんここで水着とポンチョに着替えても良い)、いざ室内へ。

源泉 茶目湯殿(静岡県御殿場市神山)あいにくの雨で景色はいまいちだったが、富士山を遠望するようにして一面がガラス張り。ikiストーブを真ん中に据え、左右には薪ストーブを設置。これにより広い室内ではあるが、ほどよい温かさを保っている。50℃までしか測れない温度計なので、針は振り切れており、いったい何度なのかわからないのが残念。セルフロウリュも可能で、ご丁寧にうちわも2本置いてあるが、誰もいなかったので、ひさしぶりにバスタオルを振り回してみる。いつの間にか他の客に見られていたのはご愛嬌。屋外の水風呂と行ったり来たりで3セット。

源泉 茶目湯殿(静岡県御殿場市神山)

源泉 茶目湯殿(静岡県御殿場市神山)隣接する天空の湯は、湯船1つのみの開放感。終了時間が迫っていたため、ちらっと覗いてみただけ。料金が少し安くなる18時以降の訪問も頭をよぎったが、むしろ半日過ごすくらいのつもりで、もっと早い時間に訪ねるべきだった。別棟の休憩室は何もないという潔さなので、ひたすらごろごろするのも良さそう。都会に住む人に味わってほしい、田舎リゾートの傑作と言えよう。




展望フィンランド風サウナの利用時間(天空の湯と同じ)
4月〜10月 12:00〜19:00
11月〜3月 12:00〜17:00
※水着持参またはレンタル500円


源泉 茶目湯殿
源泉/御殿場高原時之栖2号源泉(単純温泉)
住所/静岡県御殿場市神山719 [地図]
電話/055087-6426
交通/JR御殿場線岩波駅より無料シャトルバス5分
     ほか、御殿場駅、三島駅からも無料シャトルバスあり(詳細
     国道246号線「御宿北」交差点より約2.7km
     ※無料駐車場合計2,400台分あり
料金/大人平日1,650円、休日2,200円
     夜間券(18時以降):平日1,320円、休日1,650円
     ※18歳未満の利用は不可
     ※タオル・館内着付き
時間/10:00〜21:00

※内湯の写真は公式サイトより転載