各務原温泉 恵みの湯(岐阜県各務原市鵜沼各務原町)各務原の読み方はややこしい。名鉄は「かかみがはら」、JRは「かがみがはら」の駅名だし、高校は「かかみはら」。地元では「かがみはら」も混在しているという。古くはこの地に鏡を作る職人集団がいたというのが地名の由来(諸説あり)。江戸時代は中山道鵜沼宿として、大正以降は(陸軍)航空自衛隊の飛行場が置かれ、各務原の名を知らしめている。岐阜市の東に隣接し、木曽川を渡れば愛知県の江南市や犬山市。

各務原温泉 恵みの湯(岐阜県各務原市鵜沼各務原町)各務原温泉恵みの湯は、今年24周年を迎える老舗のスーパー銭湯。2年前から「薬草ハーブ」をコンセプトに掲げている。自社農園でハーブを栽培し、入浴剤として使用するほか、ワークショップのイベントを開催したり、袋詰めして商品販売も行っている。雑貨屋みたいな陳列の仕方でおしゃれなのだが、その傍らでは野菜や果物を並べてみたりと、スーパー銭湯らしさも。

各務原温泉 恵みの湯(岐阜県各務原市鵜沼各務原町)肝心の浴室は、きれいで広々としているが、ひと昔もふた昔も前の設計。壁に沿ってぐるりと洗い場を設け、浴室中央にいくつか湯船を並べて。浴室に彩を添えるのが、キン・シオタニによるペンキ絵。のどかな各務原の風景が描かれている。神奈川県民にとってはtvkでおなじみの人だが、各務原でいい仕事をしやがって、という複雑な気持ちだ。

各務原温泉 恵みの湯(岐阜県各務原市鵜沼各務原町)露天風呂はシンプルに湯船が2つあるだけ。炭酸泉のほかに、薬草ハーブの眠り湯(という名のいわゆる寝湯)。女性浴室にはもう一つ、語り湯という湯船も。吐水口には薬草袋が浮かんでおり、ぬるめの湯加減が気持ちいい。半露天の構造のせいかハーブの香りが立ち込め、静かに癒されたい人にはうってつけの空間だ。眠り湯は3人分のスペースだから、ずっと空いていたのはラッキーだったのかもしれない。

各務原温泉 恵みの湯(岐阜県各務原市鵜沼各務原町)サウナ室にはメインの遠赤ヒーターとは別に、小さな石積みのストーブも。オートロウリュでは薬草ハーブの香りが漂う。しっかりかけ水をすれば、水風呂で潜っても良い。そして、女性専用の岩盤浴室でも薬草ハーブだという。古いスーパー銭湯でもコンセプトひとつで、こんなにも素敵に生まれ変わってしまうのかと。休憩所のストーブでさえもおしゃれに見えてくるし、食事処は食材にこだわり、そして託児所も備えている。若い女性客のファンは多そうだし、子づれでも安心だ。

各務原温泉 恵みの湯(岐阜県各務原市鵜沼各務原町)
各務原温泉 恵みの湯(岐阜県各務原市鵜沼各務原町)

各務原温泉 恵みの湯
住所/岐阜県各務原市鵜沼各務原町2-68 [地図]
電話/058-385-2611
交通/名鉄各務原線 名電各務原駅より徒歩7分
     JR高山本線 各務ヶ原駅より徒歩約8分
     国道21号線「各務原町1丁目」交差点より約350m
     ※無料駐車場あり
料金/(平日)大人630円、小学生300円、幼児150円
     (休日)大人680円、小学生350円、幼児200円
      女性専用岩盤浴は390円
時間/8:00〜23:00、年中無休