みやかみの湯(神奈川県湯河原町宮上)古くは万葉集に詠われ、また多くの作家が逗留し、作品の舞台にもなった湯河原温泉。推理作家の西村京太郎は病気療養を機に転居し、記念館を開いている。その記念館の隣にあるのが、みやかみの湯。静岡県との県境をなす千歳川を目の前に、昨年1月にオープンした。宿も併設しているようだが、建物自体は日帰り温泉、しかも小ぶりなサイズ感。

みやかみの湯(神奈川県湯河原町宮上)フロントで料金を支払い、下足箱とロッカーの鍵を引き換える。脱衣所と浴室は男女が左右対称のつくりで、洗い場はわずかに4つ。内風呂は湯河原初となる炭酸温泉(ラムネ湯)で、温泉に微炭酸を溶け込ませたもの。温冷交互浴を推奨しており、隣には小さな水風呂も。露天風呂は源泉かけ流しで、足を伸ばして4〜5人の広さ。浴室と露天風呂の間は、半露天の休憩スペースとして色とりどりの椅子が並んでいる。

みやかみの湯(神奈川県湯河原町宮上)休憩スペースは2階にあって、脱衣所の下足箱の鍵を引き替えたのち、階段を上がる。暖かい季節ならば、コの字に囲まれたバルコニーで涼むのもよいだろう。そして、8帖ほどの空間にはクッションとテーブル席、さらに自販機が1台。大勢の客が利用する施設ではないし、利用時間も2時間としており、シンプルだがこれでじゅうぶんか。

みやかみの湯(神奈川県湯河原町宮上)別料金となるが、貸切風呂2室のほか、ハーブテントと泥パックスチームサウナも2階に設けている。物珍しさはあるけれど、その料金はセレブ級。「みやかみの宿」を併設しているようだけど、どう見ても裏手は居住用マンションだし、渡り廊下で繋がっているようでもない。民泊ということで、どうやら部屋貸しのようだ。旅館業というよりも不動産業の発想だろうか。

みやかみの湯(神奈川県湯河原町宮上)

みやかみの湯
源泉/湯河原温泉(ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩温泉)
住所/神奈川県足柄下郡湯河原町宮上42-15 [地図]
電話/0465-20-7538
交通/JR東海道線湯河原駅より徒歩17分
     国道135号線「湯河原温泉入口」より約1.8km
     ※無料駐車場2か所に計22台分あり
料金/大人880円、小学生以下3名まで無料
   貸切風呂、ハーブテント、泥パックスチームサウナは公式サイト参照のこと
時間/7:00〜23:00、年中無休