むつざわ温泉つどいの湯(千葉県睦沢町森)房総半島内陸の睦沢町は、海に面していないせいか、隣接するいすみ市や一宮町などと比べて知名度は低い。町のPR動画も「なにもない。けど、ちょうどいい。」とやや自虐気味。そんな睦沢町にとって、地域活性化の役割を担うのが、今年9月にオープンした「道の駅むつざわ つどいの郷」だ。地場で産出する天然ガスで施設の電力をまかない、地場の食材で客をもてなす。さらには、田舎暮らしを憧れる若い世代を迎え入れるべく、隣接してテラスハウス型の賃貸住宅を整備。こうした環境と健康に配慮した「スマートウェルネスタウン」構想が認められ、国土交通省より重点道の駅として選定された。

むつざわ温泉つどいの湯(千葉県睦沢町森)道の駅の中核をなすのが、むつざわ温泉つどいの湯。天然ガス採取後の地下水を、天然ガスの発電時の余熱で沸かす。この無駄のない取り組みは、全国でも珍しい。この地域特有の赤茶色でやや濁りのある温泉は、浴室内にてかけ流しで使用。ちなみにこの地域でよく聞く「よう素」とは、天然ガス採取の副産物で、レントゲン造影剤や殺菌防カビ剤などに用いられているのだとか。

むつざわ温泉つどいの湯(千葉県睦沢町森)露天風呂は塀に囲まれているが、緑の山が頭をのぞかせる。すっきりとして開放感もあり、穏やかな空気が流れる。サウナは3段14人ほどの広さで、大きく設けた窓から露天風呂の眺め。オートロウリュで心地よく湿度を保つ。水風呂にオーバーフローがあればよいが、おしなべて湯船が浅く感じるのは、男女入れ替えだからか。しゃれた雑貨を販売したり、畳敷きの休憩室を備えたり、道の駅の温泉だからとは侮れない。

むつざわ温泉つどいの湯(千葉県睦沢町森)食事はイタリアンレストランにて。道の駅でイタリアンとは珍しく、例えばピザのランチセットで1,500円と値段もなかなか。しかし、ピークタイムはウェイティングが出来るほどの賑わい。日本橋で人気のシェフが監修しているとかで、ピザは石窯で焼く本格派。そのほか、ドッグランやレンタサイクル、BBQなど、ドライブの立ち寄りではなく、ここを目的として過ごせるコンテンツが集まっている。

むつざわ温泉つどいの湯(千葉県睦沢町森)



むつざわ温泉つどいの湯
源泉/含よう素−ナトリウム−塩化物強塩冷鉱泉
住所/千葉県長生郡睦沢町森2-1 [地図]
電話/0475-36-7407
交通/JR外房線 茂原駅南口よりバス「道の駅むつざわ」下車(平日のみ)
     国道128号線「茂原」交差点より約10km
     ※無料駐車場156台分あり
料金/大人700円、小中学生300円、未就学児無料
     ※町民割引あり
時間/10:00〜21:00、年末年始定休