オーシャンスパFuua(静岡県熱海市和田浜南町)超メジャー級の知名度を誇る熱海後楽園ホテル。何度か宿泊したこともあるが、相模湾を見渡す展望風呂や、客室から眺める花火大会など、観光ホテルとしての期待を裏切らない。そして、開業から50年を機にみさき館・ホール棟を取り壊し、その跡地には新館AQUA SQUAREを建設。ホテル、スパ、フードマーケットの複合施設「ATAMI BAY RESORT」として生まれ変わった。

オーシャンスパFuua(静岡県熱海市和田浜南町)日帰り客は屋外アプローチより2階のメインエントランスへ。宿泊客はタワー館の連絡口から。熱海最大級の日帰り温泉施設「オーシャンスパFuua」のほか、伊豆近郊の食材を取り入れたレストラン、農産物直売の店など。賑わうのはやはり週末だろうか。それなりの入館料と引き換えに、贅沢なリゾート感覚を楽しめる。近隣の観光スポットを立ち寄りながら目指しても良さそうだ。

オーシャンスパFuua(静岡県熱海市和田浜南町)フロントで丁寧な説明を受け、ロッカーキーを貰い、そのままカウンターを進むとリネン受付。滞在中に着用必須の館内着、ほかに浴用のタオルセットと岩盤浴の大判タオルも。エレベーターにて男性5階、女性7階のスパゾーン(浴室)へ。自慢の露天立ち湯は約25mの長さを誇る。目の前に広がる海と、湯船の水面、広い空の一体感。晴れた日なら青一色で最高の眺めだろう。日が沈んでからの楽しみは熱海の街の夜景。花火大会の開催日には人気殺到の予感。

オーシャンスパFuua(静岡県熱海市和田浜南町)

オーシャンスパFuua(静岡県熱海市和田浜南町)源泉かけ流しや水素泉などもあって、展望サウナの洒落た空間。海に面して窓を設けている。室温48℃、湿度65%の表示に目を疑ったが、長く入ってじっくり汗を流したい。しかし、熱さを求めるならば「ロウリュキャンプ」の参加を。別途500円、館内着での利用となるが、毎日複数回開催している。

オーシャンスパFuua(静岡県熱海市和田浜南町)館内放送に促されて受付を済ませ、いざロウリュキャンプへ。ドーム型のサウナ室はそれ以外で使われることはなく、乾ききっているし、まだ接着剤の匂いも。アロマ水をかけてタオルで横回旋。キャンプを謳うからには、参加型のアクティビティがあっても良いのかなと。ロウリュが有料とはおそらくここだけだが、その一部がスタッフの手当てになれば。

オーシャンスパFuua(静岡県熱海市和田浜南町)ロウリュキャンプを含む着衣エリアは「アタミリビング」と名付けられ、テーマは海辺の別荘ライフ。寛ぎ空間が連続して広がっており、お気に入りのスポットがきっと見つかるはず。岩盤浴もあって、館内着で自由に利用できる。伊豆半島の海と火山をイメージしたコンセプトの異なる2室。カフェが1か所しかなく、あまり利用には繋がらないだろうなと余計なお世話も。フリーコーヒーにしたらリビングらしさが見えてくるのかも。

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レストランでは伊豆近郊食材を取り入れているというけれど、せっかくならば海の幸を味わいたいが。雰囲気、値段ともに高級感がありすぎて、ブッフェタイムを狙うのが正解かもしれないし、奮発するぞと意気込みが要るかも。

オーシャンスパFuua(静岡県熱海市和田浜南町)入館受付では丁寧に迎えてくれたのに、帰りは自動精算機。温浴施設に限らず最近の傾向ではあるけれど、最後に素っ気なさを感じてしまう。スタッフの手は空いていたのに。そして最後にひとこと加えるならば、東京ドームスパラクーアのノウハウを活かした結果、大磯プリンスホテルのS-WAVEと似たコンセプトだなと。贅沢な一日を過ごしたいときに。

オーシャンスパFuua(静岡県熱海市和田浜南町)

オーシャンスパFuua
源泉/熱海温泉(カルシウム・ナトリウム−塩化物泉)
住所/静岡県熱海市和田浜南町10-1 [地図]
電話/0557-82-0123
交通/JR東海道線熱海駅より無料シャトルバスで約10分
     国道135号線「東海岸町」交差点より約1.3km
     ※駐車場は4時間無料
料金/大人2,500円、小人1,800円(4歳〜小学生)
     アフター5(17時以降):大人1,500円、小人1,000円
     休日割増料金(土日祝・特定日):大人300円、小人200円
     ※ロウリュキャンプは別途500円(1人1回)
     ※別途消費税・入湯税大人150円
     ※0歳〜3歳は入館不可、4歳〜小学生でも混浴不可
時間/10:00〜23:00

(露天風呂、サウナ、ロウリュキャンプの写真は公式サイトより転載)