ニュージャパン カバーナ(大阪市中央区道頓堀)大阪ミナミのニュージャパン。スパプラザは24時閉店なので、宿泊するなら同じビルのカバーナで。エントランスの奥にあるのがカバーナのフロント。昼間と深夜の各12時間コースしかなく、ここもまた珍しい料金設定だ。ロッカーでサウナパンツ1枚に着替え、螺旋階段を上ると浴室。正確に言うと、いきなりサウナ。なんとなしの空間は中温サウナ室で、適当にごろ寝するスタイル。いびきをかいて寝ているおっさんには驚いた。

パンフレット_0001隣接するのは高温サウナ。好景気の頃は多くのビジネスマンで賑わったのであろう(と想いを馳せ)、広すぎる空間に深夜独りぼっちは虚しい。水風呂もいいが、深夜はプールが最高。誰もいないのをいいことに何度も往復してみる。スチームサウナには足湯や歩行浴もあって、ぼんやり霞んだ空間。誰もいないのをいいことに横になって寝ていたが、ふと気づけば横におっさんが。

ほかにバイブラ湯やジャグジーもあり、その時々でサウナパンツを脱いだり履いたり。カバーナのすごい点は、浴室内にビーチラウンジがあって、海の家のようだと自分に信じ込ませれば、そう見えなくもない。ちなみにCABANAには「廊下や通路を通らず、直接ビーチやプールサイドに出ることができるホテルの客室」(H.I.S-海外ホテルに関する用語集)との意味もあるらしく、まさにリゾート感覚。現実はやっぱりメンズサウナだけど。

ニュージャパン カバーナ(大阪市中央区道頓堀)そして、カバーナにおいては、「まずは身体を洗ってから…」なんてお行儀の良いことを言ってる場合ではなく、洗い場は浴室内の螺旋階段を降りた先に。軽く身体を温めるための湯船もあるが、洗い場の先は浴室出口。つまりはそういう動線。ガウンを身にまとい、浴室から出るとレストラン。おでんの香りが漂い、真夜中なのにカウンターで一杯やっている客も。

ニュージャパン カバーナ(大阪市中央区道頓堀)リクライニングシートもあるのに、床にマットを敷いて寝ている客も。ブランケットがないからちょっと寒いのだが。高級感すら漂うスパプラザとは対照的に、カバーナは大衆的。安サウナに慣れてしまっている自分としては、こっちのほうが落ち着くなぁと。健康的な朝食(580円)もリーズナブルでありがたい。スパプラザばかりが騒がれているが、カバーナにもぜひお立ち寄りを。

ニュージャパン カバーナ(大阪市中央区道頓堀)




ニュージャパン カバーナ ※男性専用
住所/大阪市中央区道頓堀2-3-28 ニュージャパンなんばビル1F [地図]
電話/06-6211-0836
交通/地下鉄なんば駅25番出口より徒歩2分
料金/入店時間(5:00〜23:00)2,100円 ※深夜2時以降500円加算
     入店時間(23:00〜5:00)2,600円
時間/24時間
     ※毎週月曜日9:00〜12:00は清掃・メンテナンスにつき閉店