空庭温泉(大阪市港区弁天)大阪弁天町にオープンした「空庭温泉」は、安土桃山時代がコンセプト。大江戸温泉物語を意識しているのだろうか、正直言って安土桃山時代にピンとこないが、大阪城が築かれた頃だから、大阪人にとってはなじみがあるのかも。たった30年間の安土桃山時代がどのように再現されているのか、わくわくしながら弁天町駅で下車。

空庭温泉(大阪市港区弁天)大阪環状線の駅だというのに地味すぎて、鶴見線の弁天橋駅といい勝負(伝わるかこの喩え)。殺風景感と下町っぽさが隣り合わせの駅前風景もしかり。空庭温泉は大阪ベイタワー内にあり、駅とは連絡通路で直結しているのだが、オープンを伝えるポスター1枚すらなく、ド派手なエントランスに至るまでは不安な気持ちにさせられる。

空庭温泉(大阪市港区弁天)オープンから1週間足らずとあって、平日でもさぞかしごった返しているだろうと思いきや、真逆もいいところ。館内が広すぎるからそう見えるのか、閑散としすぎて戸惑った。POSレジが何台も並んだフロントには、手持ち無沙汰なスタッフ数名。いろいろと説明してくれるが、館内案内図で示してくれるでもなく、内容はちんぷんかんぷん。数種類から浴衣を選ぶが、スタッフもまた時代劇のコスプレのよう。客よりも目立ってどうするんだ、という気も。

空庭温泉(大阪市港区弁天)簡単にシステムを説明すると、下足箱の鍵がそのまま精算用リストバンドで、ロッカーは好きな箇所を使う。そして、まずは広大なロッカールームで着替えを済ませる。その先は富と栄華の桃山文化を館内に演出。飲食店や写真館などを通路の両脇に並べているが、ほとんどが夜22時で営業終了。角打ちですら23時に終わってしまうのだから、それ以降の館内は客もまばら。太鼓橋と神社があって、浴室はその隣のエレベーターにて5階へ。

空庭温泉(大阪市港区弁天)かつては別の会社がプール施設を運営していたという。そもそもビル内にあるから、不自然な小階段も仕方なしか。湯船の1つ1つはゆったりとしているが、数は多くない。まずもって残念だったのは、ポンプの不具合によって、温泉を使用した露天風呂が閉鎖されていたこと(そのため入館料1,000円引き)。復旧は3/10予定とあったが、どうなったのやら。炭酸泉やシルク風呂などあるのだが、お湯の管理はいかがなものか。浴室の巡回もろくすっぽしていない様子。

空庭温泉(大阪市港区弁天)

サウナは遠赤ヒーターの上に石を積み、オートロウリュの仕様。1時間おきに作動するらしいが、平常時はカラカラ。水風呂にも言えるが、水位を上げてオーバーフローさせるべき。循環ろ過だけでは衛生面に限界がある。

空庭温泉(大阪市港区弁天)空庭温泉たる大きな由縁が、約1,000坪の空中庭園。大阪の中心部になんと贅沢な空間かと思うが、利用は23時に終了。ロウリュのパフォーマンスもある岩盤浴は22時に受付終了。入館時あるいは館内放送にてきちんとアナウンスしていただければ、どちらかだけでも利用できたのに。とかく広い館内ではその場所を探すだけでもひと苦労。フロント以外でスタッフを見かけることはなかったから、聞くに聞けない。

空庭温泉(大阪市港区弁天)リクライニングシートの休憩室にて朝まで滞在するつもりだったが、あまりの客の少なさに戸惑い、深夜料金が発生する前に退館することに。昼間に訪ねるのが正解だったのかもしれないし、テーマパークとしての要素も楽しめず。おそらくターゲットはインスタ世代なのだろう。新今宮のスパワールドあたりが競合になるのか。

相変わらずフロントには手持ち無沙汰なスタッフ数名。自動精算機を置く必要はあったのだろうか。温泉のトラブルなどもあって初っ端から苦戦しているように見えたが、いまをときめくおふろcafe utataneやテルマー湯も最新のうちは閑散としていたし、これから徐々に盛り返していくことを期待したい。

空庭温泉(大阪市港区弁天)



空庭温泉
源泉/弁天温泉(単純温泉)
住所/大阪市港区弁天1-2-3 [地図]
電話/06-7670-5126
交通/大阪環状線・大阪メトロ中央線 弁天町駅より徒歩1分
料金/(平日)大人2,400円、小人1,200円
     (休日)大人2,600円、小人1,300円
     (特定日)大人2,800円、小人1,400円
     深夜料金は平日2,000円、休日・特定日2,200円 ※深夜1:00〜6:00
     朝風呂(6:00〜9:00)もあり。詳しくは公式サイトにて
時間/11:00〜翌9:00、毎月1回定休日あり

※浴室、天空庭園、お休み処の写真は公式サイトより転載