IMG_7373いまは面影もないが、かつて青梅街道に整備された杉並木が、杉並区の由来だという。その青梅街道と五日市街道が交差するのが新高円寺。「新」とは付くけれど、高円寺の賑わいと比較すれば、そこは地下鉄の駅周辺。なんとなく駅の出口があって、ちょっと歩けば住宅地。そして、住宅地の一画にあるのが杉並湯。杉並区を代表しても良さそうな名前だけど、なんとも控え目な雰囲気。

杉並湯(東京都杉並区梅里)フロントにある小さな籠から、ロッカーの鍵を自分で選ぶシステム。何番でもいいや適当に選んだのに、どうしてタイミング悪く左右の客とかち合うのか。サウナは別途200円で、貸し出しはバスタオルのみ。販売タオルは260円。ボディソープやシャンプーの備え付けはないので、合計すれば1,000円超え。手ぶら派は気をつけるべし。

富士山を描いたペンキ絵はところどころ剥げているし、お湯はやや熱めでのぼせそう。「半身浴は間違っている」といった内容の記事のコピーを配布しているが、何を主張するか信じるかは人それぞれ。寝湯と座湯のジェットと、深湯のバイブラがあって、そもそも半身浴に適した感じではないし。



スリムな遠赤ヒーターのサウナで、定員6名。12分計はおろか砂時計もなく、窓越しに柱の掛時計を確認するスタイル。サウナマットの代わりにバスタオルが敷かれ、室内にはジャズのBGMが流れる。ひとしきり汗を流し、さて…と思ったら水風呂がないし。戸惑いのあまり、なぜかまた熱いお湯に浸かり、冷たいシャワーを浴びてまたサウナへ。のぼせるかと思った。

杉並湯(東京銭湯マップ)
杉並湯(杉並浴場組合)

杉並湯
住所/東京都杉並区梅里1-13-7 [地図]
電話/03-3312-1221
交通/東京メトロ丸ノ内線 新高円寺駅より徒歩3分
料金/大人460円、中人180円、小人80円
     サウナは別途200円
時間/15:45〜24:00、毎週月曜日定休