ホテルシーアンドアイ郡山(福島県郡山市堤下町)郡山市内だと磐梯熱海温泉が有名だが、市街地でも各地に温泉が湧出している。郡山駅から最も近いところではホテルシーアンドアイで、「街なか100%天然温泉」がキャッチフレーズ。県道17号線と格下げになった感もあるが、目の前は昔の国道4号線。市街地の延長上にあり、駅から歩いても15分程度。ビジネスや観光の拠点としても利便性が高い。

ホテルC&I(福島県郡山市堤下町)温泉だけの利用も可能で、日帰り温泉の幟旗も出しているが、公式サイトには料金や時間等の詳細は載っておらず、知る人ぞ知る存在か(サウナイキタイを参照した)。おまけにパンフレットの写真とは異なり、これについてはじゃらんを参照のこと。ともかく、案内された通りに2階の浴室へ。11時頃に訪ねたが、ほかに客はおらず終始貸切。

ホテルシーアンドアイ郡山(福島県郡山市堤下町)いかにもビジネスホテルの大浴場といった雰囲気だが、趣きが少し異なるのは、筆文字フォントで壁に大きく掲示した温泉紹介。源泉非加温(冷泉)と加温の2つの湯船があって、長湯や交互浴の効果が述べられている。薄濁りでタイルも変色し、いかにも効き目ありそう。ちなみに源泉は30.5℃で、毎分183リットル湧出。かけ流しで使用している。

ホテルシーアンドアイ郡山(福島県郡山市堤下町)そして、冷泉をより引き立たせるためのサウナ室。じっくりと汗を流し、さらにじっくりと身体を冷やす。しばらく不感温度の状態を楽しみながら、冷えてきたと思ったら加温した温泉に浸かる。温泉だけの交互浴よりも、温度の上下幅があるぶん、じっくり温泉が沁みわたる気がする。温泉もサウナも温かさ、冷たさのバランスが良く、レベルが高い。

ホテルシーアンドアイ郡山(福島県郡山市堤下町)休憩室はご覧の通り。広々として何も無くて、とても長居して寛げる雰囲気ではない。畳敷きの方がまだリラックスできそうな気もするし、そもそも宿泊客は部屋で寛げばよいだけの話。立ち寄り客は、さっとおいとまするのが粋というもの。さんざん長湯したのだから。

ホテルシーアンドアイ郡山(福島県郡山市堤下町)

ホテルシーアンドアイ郡山
源泉/郡山療養温泉あさかの湯(ナトリウム−塩化物・硫酸塩泉)
住所/福島県郡山市堤下町12-7 [地図]
電話/024-927-1119
交通/JR郡山駅よりバス約5分「堤下」停徒歩1分
     福島県道17号線沿い(文化通り入口交差点より約200m)
料金/大人850円、子供350円
時間/9:00〜21:00