横浜×巨人(横浜スタジアム)世間一般のお盆休みが終わっても、満員大入りの横浜スタジアム。お盆休みにはずるずると借金を重ね、このままではCSどころか、ラミレス監督の去就問題にも発展しそう。どうして今年は投打の歯車が噛み合わぬものか、今日の試合もそれを象徴しているかのよう。先発の平良は古巣巨人との初対戦。しかも相手が“師匠”の内海とあって、意気込みじゅうぶん。初回を三者凡退に切って取り、これは期待できるのかも…と思ってはみたのだが。

横浜×巨人(横浜スタジアム)しかし、阿部にソロの一発を浴びると、岡本に2点タイムリー、さらに阿部のタイムリー。回を重ねるにつれ失点は増えていく。しかし、だ。将来を担う若手がもがいている時こそ、打線が奮起しなくてどうする。チームの中で気を吐いたのは大和ひとりだけ。唯一の得点は大和のソロホームランの1点。せっかく大和が出塁しても、続くソトのバットはことごとく空を切り、最低限の仕事すらしてくれない。

横浜×巨人(横浜スタジアム)3点を追う最終回、一発出れば同点の場面で大和が打席に。これまで4安打を放っているというのに、それ以上を望むのは酷な話。ふらふらーっと上がった打球は、風に乗ることなくセンターへのイージーなフライ。そして、借金13で最下位に転落。残り36試合あるとはいえ、好転する兆しが見えない以上は、これからも厳しい戦いが続くのであろう。