おふろの王様 光が丘店(東京都板橋区赤塚新町)昨年は定期借地権満了により、神奈川県内では湯乃市湘南ライフタウン店おふろの王様相模原店が閉店。スーパー銭湯ブームに乗って相次ぎ誕生した店舗も、サイクルが1周したと言うべきか、様々な事情もあろうが再契約しないという決断もある。そして、来る6/30をもって、おふろの王様光が丘店も閉店予定。同チェーン1号店であり、都内初のスーパー銭湯とも言われている。

おふろの王様 光が丘店(東京都板橋区赤塚新町)光が丘と聞けば大型団地を連想するが、周辺は戸建の住宅地。最寄りの駅も光が丘より地下鉄赤塚や成増のほうが断然便利。緑の多い環境に調和してか、派手な看板もなく、古さや流行を感じさせない佇まい。

建物は3階建で、1階に下足箱がずらりと並び、2階はフロント、食事処、ボディケア、3階は脱衣所と浴室。閉店までの謝恩料金第一弾として、会員カードの有無にかかわらず一律500円(〜5/31)。その影響もあってか、日が暮れる頃から客がひっきりなしにやって来る。

おふろの王様 光が丘店(東京都板橋区赤塚新町)決して広いとは言えない浴室空間に、多種多様な湯船を配置。深さや種類の異なるジャグジーなどを、パズルのように組み合わせた感も。人工炭酸泉は時代のニーズだろうか。一方で洗い場のシャワーは押しボタン式で、温度調整なしの古いタイプ。

サウナはざっと30人は座れそうな広さで、その半分以上が埋まっているのだから大人気と言えよう。水風呂は腰までの深さがあって、しかも16℃は高評価。室内と露天に椅子が数脚ずつ。サウナ後の客で早い者勝ち状態。

おふろの王様 光が丘店(東京都板橋区赤塚新町)漢方蒸風呂というスチームサウナには、真っ白な蒸気がもうもうと立ち込める。扉の外に座席配置表を張り出していても、いざ入ったらおろおろ。それでもヨモギの香りと、ぼんやりとした温かさでうとうとし、ハッと目覚めたら視界は晴れ、席が空くのを待っている人も。どっぷり日が暮れ、仕事帰りの客で露天風呂はごった返していた。言うまでもなく繁盛店。光が丘の客が近隣姉妹店の志木や東久留米に流れていくとは思えず、閉店はじつに惜しい。

おふろの王様 光が丘店(東京都板橋区赤塚新町)
おふろの王様 光が丘店(東京都板橋区赤塚新町)

おふろの王様 光が丘店
住所/東京都板橋区赤塚新町3-14-22 [地図]
電話/03-3938-0123
交通/東京メトロ有楽町線地下鉄赤塚駅より徒歩8分、成増駅より徒歩9分
     東武東上線下赤塚駅、成増駅どちらも徒歩11分
     国道254号線(川越街道)「赤塚新町3丁目」交差点より南へ70m
     ※無料駐車場90台分あり
料金/(平日)大人680円、小学生300円、幼児200円
     (休日)大人780円、小学生350円、幼児250円
     ※3歳以下は無料
時間/10:00〜25:00、年中無休