ドシー五反田(東京都品川区東五反田)サウナはあるのに水風呂はない。その一点で賛否両論の話題となったドシー恵比寿。その2号店が4/20に、五反田東口にオープンした。恵比寿同様にここもカプセルホテルの改装物件で、もとはセントラルインと言ったそうな。カプセルホテルも競争の時代。豪華キャビンを売りにするか、はたまたサウナの付加価値を売りにするか。もちろん後者は大歓迎。ドシー五反田はサウナだけでも利用できる。

ドシー五反田(東京都品川区東五反田)東口から至近距離なのに、キャバクラや風俗案内所の客引きが凄まじい。そんな繁華街の角地に建つ、素っ気ないほどシンプルな外観が、ドシー五反田。1階はガラス張りで、内装を剥がしたままのコンクリ打ちっ放し。テーブルのようなものがフロント代わりで、台帳に名前と電話番号を記入する。料金を支払い、タオルの入ったバッグを受け取ったら、地下1階へ。

ドシー五反田(東京都品川区東五反田)ロッカーは縦長スチール製で、上下2段。恵比寿で評判の悪かった収納力も、ここでは安心。靴を入れるビニール袋もある。通路を挟んでサウナとウォームピラーがあって、奥にシャワーブース。バスタオルはフックに掛けておくのが賢いかも。どこもかしこも内装工事に着手する以前の状態かと。しかしこれで良しなのだろう。やらない美学もあるはずだ(理解は人それぞれ)。

ドシー五反田(東京都品川区東五反田)サウナ室からは斬新な発想しか感じない。階段状に5段のベンチを設け、下段の1〜2段目のみ2人掛け、上段は1人掛け。最上段は天井直下で、背の高い人は頭をぶつけそう。温度計は100℃を指していたけれど、そもそも中段に付いており、セルフロウリュのあとの最上段はやけどレベルの熱さ。温度計の数字が当てにならない逆パターン。

ドシー五反田(東京都品川区東五反田)ウォームピラーをわかりやすく言えば、打たせ水。水温10℃、15℃、20℃、常温の4ブースあるからお好みで。ずっと打たれていたいが、節水意識が働いてしまう。休憩用にベンチ1つ、さらに階段を上がると外気浴スペースとしてベンチ1つ。本来の用途は避難通路で、通りを行きかう人の会話が聞こえてくる。サウナにまつわる諸要素を現状に当て込んだ感があるけれど、(型にとらわれない)自由があって面白い。短時間の立ち寄りサウナに適している。

ドシー五反田 ※男性専用
住所/東京都品川区東五反田1-20-15 [地図]
電話/03-3447-5255
交通/JR山手線・東急池上線・都営浅草線 五反田駅より徒歩3分
料金/1,000円(1時間、以降1時間ごとに500円)
時間/13:00〜翌9:00、年中無休