桜館(東京都大田区池上)桜が満開の見頃を迎えるのを狙って、池上の桜館を訪ねてみた。池上駅より南に徒歩6分、住宅地の一角にある銭湯で、文字通り桜がシンボルツリー。大木が見事な花を咲かせていた。

券売機でチケットを購入し、さっそく入浴。浴室は壱の湯、弐の湯と名付けられ、半月ごとに男女入れ替え。この日の男湯は展望風呂のある壱の湯。脱衣所と浴室はよくあるビル銭湯の雰囲気で、ジャグジーやバイブラ湯のほか、黒湯の温泉浴槽も。透明感は殆どなく、ローションのような肌ざわり。

桜館(東京都大田区池上)銭湯では店ごとにサウナ利用のルールが違ったりするけれど、桜館ではバスタオルをマット代わりに敷いて座る。サウナ室外に専用のフックが無いから、バスタオルの扱いに困るのだが。石積みのストーブで、初めのうちはマイルドに感じるが、温度計は94℃を指しており、10分もいれば大量発汗。そして、「冷却装置付きサウナ専用」と特筆する水風呂。約15℃を表示する。

階段を上がるとスチームサウナがあって、こちらは約50℃のむわっとする熱さ。演歌がかなり大音量で流れ、窓からは浴室を見下ろす。さらに階段を上がるとビルの屋上、展望風呂だ。黒湯の湯船が2つあって、ぬる湯でうとうとするのが最高。昼間も気持ちが良さそうだ。

展望風呂からは桜が見えず、2階の飲食コーナーもすでに営業終了。それならばと道向かいのラーメン屋(別館)で食事しようかと思ったが、こちらも営業終了。まだラストオーダーには余裕があったというのに。もうちょっと早く訪ねていれば食事も堪能できたし、でもそれではスーパー銭湯と何ら遜色ないなと。

桜館
源泉/純養褐層泉(ナトリウム−炭酸水素塩冷鉱泉)
住所/東京都大田区池上6-35-5 [地図]
電話/03-3754-2637
交通/東急池上線池上駅より徒歩6分
料金/大人460円、中人180円、小人80人、サウナは別途100円
時間/平日12:00〜25:00、休日10:00〜25:00、年中無休