サウナ&カプセルホテル ガント(岐阜市金園町)四半世紀ぶりに岐阜市を訪ねたが、むかし走っていた真っ赤な路面電車はとっくに廃止され、目に映るのは県庁所在地らしい風景。大型ビルが建ち並んでいるわりに、駅前に活気があるわけでもなく。ガントまで意外と遠かったけど、近隣にもホテルが複数軒あったし、華やかなりし頃もあったのだろう。

競輪場方面から車で来るならば、近所のビルの外壁看板が目印。「この交差点のすぐ西の道を右折」の文字を、とっさに反応できるか否か。公式サイトにも姿を現すこのおやじ、いったい何者なのか。

サウナ&カプセルホテル ガント(岐阜市金園町)朝風呂は4時から受け付けており、9時まで、13時までを選択して料金を支払う。階段またはエレベーターで2階へ。ロッカーと浴室の間に応接セットをしつらえており、ここからしてテレビを観ながら喫煙可能。タオルや館内着は棚に積んであるものを使う。早い話が使い放題だ。

浴室内にはバイブラ湯やジャグジーもあるが、大きな水風呂が存在感を放っている。サウナ室には遠赤ヒーターを2台設置し、温度計は90℃を指す。乾いたカーペットのような匂いもするが、適度に湿度もありつつ、テレビを観ながらのんびりと。水風呂には手桶がなく、皆が汗を流さずそのままドボン。びしょ濡れのままサウナ室へ。「サ道」が普及するには時間がかかりそうだ。

サウナ&カプセルホテル ガント(岐阜市金園町)朝からがっつりサウナを楽しんでいる人は少なく、泊り客だろうか、ふとっ風呂浴びるだけの客がちらほら。常連と思しき人から話しかけられ、むかしは柳ケ瀬にもウェルビーがあったことを知った(YouTube)。それでもガントが残ったということは、地元の常連に愛された証。いまだって普段使いのサウナとして、根強い支持を集めているように感じた。

サウナ&カプセルホテル ガント(岐阜市金園町)岐阜随一を誇る、8面マルチビジョンのレストルーム。むかしの健康ランドをほうふつとさせるが、手元で音声を替えられるのは画期的。しかし嫌煙家にはつらい空間で、5階には個別テレビ付きの休憩室も。「普段は時間に追われているけれど、ここでは(リストバンドで)好きなだけ時間を買えるんですよ」という常連さんの話に納得。好きなだけ飲んで、食べて、サウナに入って、寝ていられる。洒落た感じはないけれど、常連さんを満足させる最低限のアイテムは揃っている。最高ではないか。

サウナ&カプセルホテル ガント(岐阜市金園町)

サウナ&カプセルホテル ガント ※男性専用
住所/岐阜市金園町1-3-3 [地図]
電話/058-266-1001
交通/名鉄岐阜駅より徒歩8分、JR岐阜駅より徒歩10分
料金/1,850円(24時を経過すると深夜料金1,250円追加)
     早朝特別コース:9時まで800円、13時まで1,200円
時間/24時間、年中無休