東名足柄SA下り あしがら湯(静岡県小山町桑木)東名高速足柄SAの上下線の入浴施設情報、上り線の足柄金時湯に続いて、第2弾は下り線(名古屋方面)のあしがら湯。東京から80km、食事休憩ならまだしも、ひとっ風呂するにはまだ早い。しかし、リーズナブルな料金は銭湯感覚。いつでも立ち寄れるオールナイト営業は貴重で、深夜でも客足は絶えない。 そして、畳敷き休憩室でのごろ寝となるが、仮眠できるのは金時湯同様だ。

東名足柄SA下り あしがら湯(静岡県小山町桑木)あしがら湯は、あしがら金太郎ラウンジ、足湯カフェ(7:00〜19:00)とともに「足柄浪漫館」として営業している。土産物売り場には射的や輪投げなどもあって、複合アミューズメント施設とでも呼ぶべきか。ドリンクバーで寛ぐに至っては、SAが単なる経由地ではなく、ここ自体が目的地の1つか。一切を見ずにあしがら湯のフロントへ。料金を支払い、脱衣所ロッカーの鍵をもらう。なお、入浴料にはフェイスタオルのレンタルも含まれている。

2東名足柄SA下り あしがら湯(静岡県小山町桑木)あしがら湯も時之栖の運営だが、浴室の仕様は上り線の足柄金時湯と異なる。メインは地下200mから汲み上げた伏流水を使用した湯船。富士山麓の他店同様に、パナジウム天然水と言い換え、壁にはその説明がつらつらと。その隣の水風呂は蛇口をひねって吐水、冷却。

浴室内は湯気がもうもうと立ち込めており、半露天の湯船があることに気づいたのはしばらくしてから。扉を開けるたびに氷点下の外気が入り込み、どうりで浴室内を白々とさせているわけだ。半露天の湯船は中伊豆温泉からの運び湯で、歌舞伎町のテルマー湯と同じく「神代の湯」。金時山を望むというが、夜明け前はすぐそこの喫煙所が見えるだけ。

東名足柄SA下り あしがら湯(静岡県小山町桑木サウナは足柄金時湯とまったく同じ大きさと作り。ベンチが2弾で、収容5名ほど。蒸した匂いが気になるのは、浴室内からの給気の影響か。温度計は96℃を指していたが、次第に100℃まで上昇。浴室内の客は絶えないのに、サウナと水風呂だけはひとり貸切状態。

フロントと脱衣所の中ほどには畳敷きの休憩室があって、簡易マットが7つ。通路に面しているから、昼間は爆睡するのが恥ずかしいかも。しかし平日の夜はがらーんとしていたから、ここで仮眠するのも1つのアイデア。3時間制ゆえひとっ風呂だけで帰るのはもったいない。

上り線の足柄金時湯はリクライニングシートだったのに、こちらは雑魚寝。同じ料金を支払っているのに、どうしてこうも違うものか。とは言いつつも、わずかな時間でも横になって休める空間はありがたい。

東名足柄SA下り あしがら湯
源泉/中伊豆温泉神代の湯(ナトリウム・カルシウム−硫酸塩温泉)
住所/静岡県駿東郡小山町桑木599 [地図]
電話/0550-70-0268
交通/東名高速道路下り(名古屋方面)足柄SA
料金/大人640円、小人320円(5歳〜小学生)
     ※3時間、延長料金は1時間につき大人210円、小人105円
     ※深夜2時時点で3時間以上経過の場合は別途1,000円
時間/10:00〜翌8:00