近鉄湯の山温泉駅たまには名古屋に行きたいなぁと高速バスのサイトを開いたら、深夜便が残り1席だったので、すかさず予約。帰りの便も確保し、往復で3,700円。杉崎高速バスは素晴らしき庶民の味方だ。

名古屋駅前には6時前に到着するので、今回はその足で近鉄電車に乗り、はるばる湯の山温泉へ。四日市から乗った湯の山線は3両編成、単線のワンマン列車。途中駅で高校生が降り、終点湯の山温泉駅で降りたのは自分一人。

片岡温泉(三重県菰野町菰野)湯の山温泉街はバスかタクシーでさらに山を上るが、目指すは片岡温泉。線路沿いを戻り、歩くこと10分弱。2012年10月にオープンしたアクアイグニスという複合商業施設にある。窯焼きのパン屋、レストラン、チャペル、いちごのビニールハウス、そして宿泊棟を併設した温泉施設。すべてがスタイリッシュに設計され、いちいちフォトジェニック。田舎おしゃれにもほどがある。

片岡温泉(三重県菰野町菰野)早朝だというのに入浴客の姿は多い。共同浴場レベルかと勝手に想像していたのは申し訳なく、館内や浴室の雰囲気はスパ銭レベル、いやそれ以上。浴室に大きな湯船1つ、露天には3つ。ジャグジーやバイブラといった設備はなく、こんこんと温泉をかけ流しているだけ。ちなみに露天は大樽風呂、寝湯、半身浴というラインナップ。通好みだ。

片岡温泉(三重県菰野町菰野)温泉は地下1,200mより毎分780リットル湧出し、加温、加水、循環なし。つまり、100%源泉そのままの状態を楽しめる。シャワーでも温泉を使用。かすかな硫黄のにおいとぬめり感があるも、湯あがりの肌はすべすべ。一点だけ気になると言えば、竹林をイメージした露天風呂の、すぐ傍で新名神高速道路が工事中。完成したとき視界はどう変わるのか。

片岡温泉(三重県菰野町菰野)畳敷きの休憩室には大小さまざまなクッションがあって、自由きままに寛げる空間。テーブル席の傍らにある木箱はライブラリー。

クリエイティブな発想とスタイリッシュなデザインは随所に感じられ、それでいてシンプルで居心地がよい。家具やインテリアなどには、第一線で活躍する美術家、デザイナーが多数参加しているという。建物一つ一つにしても、まるで建築雑誌の作品集から飛び出してきたかのよう。温泉もしかりだが、あらゆる分野の一流がここに集まっている。

アクアイグニスを運営するのは東京の不動産会社。約2年前の情報だが、御殿場アウトレットにほど近い静岡県小山町にも複合リゾートを計画しているという。

片岡温泉(三重県菰野町菰野)片岡温泉(三重県菰野町菰野)
片岡温泉(三重県菰野町菰野)片岡温泉(三重県菰野町菰野)

アクアイグニス案内図

片岡温泉
源泉/湯の山片岡温泉(単純温泉)
住所/三重県三重郡菰野町菰野4800-1 [地図]
電話/059-394-7733
交通/近鉄湯の山線湯の山温泉駅より徒歩8分
     東名阪道四日市ICより国道477号線(湯の山街道)経由で約6.9km
     ※無料駐車場600台分あり
料金/大人600円(中学生以上)、子供300円、3歳未満無料
時間/6:00〜24:00、年中無休