ニュー小岩310(東京都江戸川区西小岩)総武線各駅停車を小岩駅北口で降り立つ。庶民的な一面をも見せる繁華街の一角に、昔ながらのサウナ店があった。エントランスを飾るヴィーナス像は、もはや総武線沿線の風物詩。新小岩ではないのに「ニュー小岩」という素敵なセンス。社長が佐藤さんだから「310」なのだろうか。新宿から小岩まで電車代310円とは偶然過ぎる。フロントで入館料を支払い、手渡されたタオルと館内着を手に、半螺旋状の階段を2階へ。

ニュー小岩310(東京都江戸川区西小岩)ロッカーが並ぶ廊下の先に浴室があって、期待を裏切らぬゴージャス仕様。天井はアンティーク調のステンドグラス、床材には天然石、壁を鏡張りとしてスケール感を演出し、裸婦をモチーフとしたレリーフも2点飾られている。ゆったり広々とした湯船には、バイブラと寝湯あり。写真ほど爽やかでないのはご愛敬だが、年季を経ているわりには清潔感があってよい。(写真は公式サイトより)

ニュー小岩310(東京都江戸川区西小岩)薄暗いサウナ室の扉を開け、よもや貸切かと思ったら、なにやら人影が。やせ細ったおじいさんがストーブの正面で、真横を向いて体育座り。さらに奥のほうではもう一人、おじいさんが横になって寝ていた。故障中なのかテレビは消されており、物音ひとつせず静まり返っていた。室内は100℃を超え、しかもカラカラ。水風呂もたいして冷たくはないし、おじいさん達は汗も流さずそのままドボン。

ニュー小岩310(東京都江戸川区西小岩)リクライニングシートの並ぶ休憩室は愛煙家のパラダイス。毛布も焦げていた。足が直接触れるわけでもないのに床暖房というこだわりぶり。おじさん達に交じり、午前中から惰眠をむさぼるのはサウナ店の醍醐味だ(自分もおじさんの部類だが)。より快眠を求めるなら仮眠室へ。なにしろ10時までに受付すれば17時まで、カプセル宿泊なら最大24時間3,000円と良心的な料金設定。庶民の味方だ。

A23167F4-DAA6-4D31-AC53-280215BD8264PCコーナーとスロット台が隣り合わせだったりするけれど、テレビとソファの休憩スペースもあったりして、明るく健全な雰囲気にしていこうとする努力は見て取れる。これといった光る点もないが、すべてにおいてサウナ店においては及第点。休日を家でだらだら寝てしまうくらいなら、小岩でだらしなく過ごすほうがいい。好きな時にサウナに入って、好きな時に呑んだり食べたりできるから。

ニュー小岩310 ※男性専用
住所/東京都江戸川区西小岩1-19-24 [地図]
電話/03-3671-0310
交通/JR総武線小岩駅北口より徒歩3分
料金/スピードコース3時間1,400円(受付24時間)
     早朝コース1,400円(受付4:00〜10:00、滞在17:00まで)
     サウナコース2,000円(イン8:00〜アウト23:00、滞在最大15時間)
     サウナ宿泊2,300円(イン8:00〜アウト翌17:00、滞在最大29時間)
時間/24時間、年中無休