甲府昭和温泉ビジネスホテル(山梨県昭和町押越)さすが湯処甲府だけあって、国道20号沿いのホテルには「温泉」の二文字をよく見かける。宿泊客のみならず、日帰り入浴を受け入れているホテルも多いようだ。甲府昭和温泉ビジネスホテルも入浴のみ可。しかしここは昭和町、そして大通りからは外れた場所にある。ビジネスホテルとは言うけれど、都会のそれとは似て非なる、ややくたびれた佇まい。名湯の予感がする。

自動ドアが開くと「いらっしゃいませ」と自動アナウンス。フロントで料金を支払うと、「スタンプカードはお作りしますか?」。風呂のみ客が多い証だろう。受付開始まもなくの朝6時過ぎに訪ねたが、浴室内は掃除の真っ最中。

甲府昭和温泉ビジネスホテル(山梨県昭和町押越)洗い場にカラン7つ、大小の温泉浴槽と水風呂、サウナもあるが、浴室内には湯治場風情が漂う。温泉はコポコポと飛沫を上げて噴き出し、ざあざあとかけ流し。烏龍茶のような色味で、大きな浴槽は40℃弱、小さな浴槽はちょろちょろ加水していることもあって人肌程度にぬるい。熱めの湯との声もあり、ボイラーが立ち上がったばかりだったのか。(写真は甲府昭和温泉ビジネスホテル公式サイトより転載)

サウナ室は狭く定員2名、小石6つを載せた貧弱なストーブ。温室かと思うぬるさで、温度計を見れば70℃しかなく、しかし針は少しずつ進んでいた。どこまで温度が上がるのか、じっと座っているのも退屈なので、80℃まで達したところで退室。かけ湯として溜めているのかと思ったら、それが水風呂。全然冷たくもない。

甲府昭和温泉ビジネスホテル(山梨県昭和町押越)風呂あがりの休憩スペースを談話室と名付けるのは昔の感覚だが、あるだけ親切。泊り客でないのにフロントロビーのソファで寛ぐのは気が引けるから。洗濯機や漫画本など、コインランドリーに来ているような錯覚に陥るが、長期滞在客が多いのだろう。ちなみに素泊まり4,000円からとリーズナブル。温泉巡りの拠点として検討しても良いだろう。

甲府昭和温泉ビジネスホテル
源泉/ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉
住所/山梨県中巨摩郡昭和町押越2223 [地図]
電話/055-275-7755
交通/JR身延線国母駅より徒歩15分
     国道20号線(甲府BP)国母立体交差点より約1.6km
     ※無料駐車場30台分あり
料金/大人500円、小学生400円
時間/6:00〜23:00、年中無休