かずさのお風呂屋さん(千葉県木更津市清見台南)スーパー銭湯の名前もいろいろだが、「かずさのお風呂屋さん」は響きもよく、爽やかだ。まるで上総を代表するかのような長閑さも想像するが、木更津市内のなんてことはない高台の住宅地にある。外観からして年季を感じさせ、もちろん館内もしかり。スーパー銭湯特有の賑やかさ、あるいは和風テイストはなく、むしろ公共施設の払い下げ感。

かずさのお風呂屋さん(千葉県木更津市清見台南)入館したらまず下足箱がセオリーだが、鍵をかけなくても良いなら棚に仕舞う。入館料は受付にて現金払い。館内は洒落っ気ひとつなく、平日の昼下がりとあって閑散としている。客の年齢層も高めだ。脱衣所のロッカーはひと昔前のスチール製で、10円が必要。しかし返却されない。小銭も積もり積もって、新しいロッカーが買えますようにと願う。

かずさのお風呂屋さん(千葉県木更津市清見台南)浴室内にはジャグジーの類が並ぶも、ブクブクしているせいか塩素臭が気になる。スケールで白化し、何の湯船だか文字が読めない。露天では「小川のせせらぎ」を人工的に再現しているようだが、残念ながらせせらいでいるようには見えなかった。高い塀に囲まれ風情もないが、町のスーパー銭湯ならこんなもんか。とにかく大衆的で、いわば銭湯の拡大版。

かずさのお風呂屋さん(千葉県木更津市清見台南)サウナでは独自の文化をまざまざと見せつけられた。いわゆるタワーサウナというやつで、90℃のカラカラ仕様。ベンチの痛んだ箇所はDIY補修。それはさておき、客を見ていると面白い。マット4枚を最下段に並べて寝転ぶ人。はたまたマットをどかし、持参したバスタオルを敷く人。他所では滅多に見ない光景が、ここでは当然のように繰り広げられている。汗を流さず水風呂は当たり前。潜るのも当たり前。(露天風呂とサウナの写真はかずさのお風呂屋さん公式サイトより転載)

かずさのお風呂屋さん(千葉県木更津市清見台南)我が物顔の自由な客の振る舞いを目の当たりにすれば、ちょっと眉をひそめたくもなるが、かといってあちこち貼り紙づくしの店もつまらない。入浴やサウナのマナーの大半は、衛生管理やトラブル回避といった店の都合でもあるし、なによりも客が寛ぎ、満足しているのであればそれで良い。リラックスする場を提供することが、スーパー銭湯の本分。そんなことを考えた。

かずさのお風呂屋さん
住所/千葉県木更津市清見台南5-1-40 [地図]
電話/0438-97-2683
交通/JR内房線木更津駅よりバス「中央公園前」停徒歩1分
     国道16号線・410号線「長須賀」交差点より約1.9km
     ※無料駐車場200台分あり
料金/(平日)大人600円、小学生以下320円、幼児150円
     (休日)大人700円、小学生以下370円、幼児150円
時間/9:30〜24:30(休日は9:00〜24:30)
     毎月第3火曜日定休