湯けむり天然秘湯 龍泉の湯(千葉県成田市松崎)一昨年末の酒々井温泉湯楽の里、昨年末の佐倉染井野温泉澄流に続き、去る6/1には成田市に湯けむり天然秘湯龍泉の湯が新規オープンし、北総地域がにわかに活発だ。多くの施設では事前に情報を掴むのに、今回知ったのはオープン当日。公式サイトの公開はオープン数日経ってから。積極的に告知しないのは、秘湯感を煽る狙いか。

湯けむり天然秘湯 龍泉の湯(千葉県成田市松崎)現地を訪ねてみれば、県道成田安食バイパスからの取付道路は未整備。成田湯川駅方面への短縮道路は整備中。敷地内に小さな農産物直売店があるのみで、見渡す限り畑と田んぼ。街はずれもいいところだが、秘湯と呼ぶにはちょっと違和感。ちなみに龍泉の湯は、この地域にまつわる龍の伝説にちなむ。源泉は地下911mの掘削によるが、なるほど龍の恵みというわけか。

湯けむり天然秘湯 龍泉の湯(千葉県成田市松崎)入館したら券売機でチケットを購入。フロントに下足箱の鍵を預け、リストバンドを受け取る。裏側にバーコードは付いておらず、自販機や食事は現金精算。ロッカーは100円リターン方式。リストバンドは何も役割りを果たさない。フェイスタオルも購入したが、店の名前が地味にプリントされているだけ。スタッフは地元の主婦を集めたのか、スパ銭特有の若々しさはなく、平日とあってか客の年齢層も高め。現時点では惜しい点ばかりだ。

湯けむり天然秘湯 龍泉の湯(千葉県成田市松崎)浴室は湯船から建具上端までを黒タイル張りとし、その上は白木の板張り、天井は小屋組あらわし。どことなく佐倉染井野温泉澄流に似た雰囲気だ。室内にはジャグジーと温泉浴槽(一角に電気風呂あり)。幅2間の窓越しには露天のつぼ湯、その先に雑木林の緑を眺める。温泉は無色透明、泉質は強塩温泉なのに個性に乏しい。湧出量は毎分2,000リットルと記されていたが、それならば豪快にかけ流してほしいものだ。

露天風呂は炭酸泉、温泉浴槽、つぼ湯5つが並ぶ。植栽をふんだんに配し、庭石や石灯籠で和風庭園を思わせる。時おり飛行機のジェット音が聞こえるも、静かでのどかな雰囲気を満喫できる。

湯けむり天然秘湯 龍泉の湯(千葉県成田市松崎)

サウナ室にはikiストーブを設置し、温度計は85℃を指していた。サウナの熱さに慣れない人でも、無理なく発汗できる温湿のバランスの良さ。毎時00分と30分にはストーブにスポットが当たり、シャワー状に自動ロウリュが始まる。湿度がぐっと上がって発汗を促すも、もうちょっと水の量が多ければよいが。水風呂17.5℃だが、湯船が浅いぶん体感的には物足りず。

湯けむり天然秘湯 龍泉の湯(千葉県成田市松崎)ご家族やグループの湯あがりの待合いは和風庭園を眺めるロビーにて(3枚目の写真・外部デッキは喫煙所)。おひとり様なら2階のリクライニングシートで、テレビを見ながらのんびり過ごすもよし。遠路はるばるやって来たのだから、半日過ごすつもりでないと勿体ないかも。しかし、小さな子供づれには向かない店かもしれない。

湯けむり天然秘湯 龍泉の湯(千葉県成田市松崎)食事処は1階にあり、かまど飯専門店とは言うけれど、まさか選択肢が5つしかないとは。しかもいいお値段。固形燃料の火が消え、炊き上がるまで約20分。しかし炊けていないというアクシデントが連発。空調を気にしているが、そうではなく固形燃料のせい。スタッフのてんやわんやの光景を見ていると、夏休みの繁忙期が心配になる。しかし、パートの主婦たちが張り切ってこそ、ソフト面での強みを生み出しそう。伸びしろに期待したい。

湯けむり天然秘湯 龍泉の湯
源泉/松崎温泉(含よう素−ナトリウム−塩化物強塩温泉)
住所/千葉県成田市松崎1249 [地図]
電話/0476-28-4126
交通/国道408号線「土屋」交差点より約1.8km
     ※無料駐車場180台分あり
料金/(平日)大人880円、小学生以下500円
     (休日)大人980円、小学生以下500円
時間/9:30〜24:00、月1回不定休