湯どんぶり 栄湯(東京都台東区日本堤)誰が言い始めたか、湯どんぶり栄湯に行くことを「どんぶる」と言うらしい。いかに愛されているかの証だろう。栄湯ならごく普通だが、「湯どんぶり」という豪快な冠がつくことにより、一度聞いたら忘れられないネーミングに。問題はどうやって行くか。地下鉄三ノ輪駅から徒歩圏内なのに、明後日の方角へと迷ってしまい、こんなことならバスに乗れば良かったなと。

土手の伊勢屋ちなみに最寄りのバス停は吉原大門。遊郭があった頃の唯一の入口だ。バス通りを隔てて東側一帯が、栄湯のある日本堤。町名は隅田川の治水事業によって築かれた堤防にちなみ、その歴史は江戸時代初頭まで遡る。天ぷら、桜鍋の老舗は土手を名乗り、この2軒だけは歴史情緒をいまに伝える(写真は土手の伊勢屋)。吉原大門の交差点より東へ200m、湯どんぶり栄湯はビルの佇まい。ちなみに屋上のパネルでお湯を沸かしているという。

湯どんぶり 栄湯(東京都台東区日本堤)湯どんぶり栄湯は、2か月弱の休業を経て、5/15にリニューアルオープン。店頭と脱衣所のブラックボードで改装点をPRしているが、手書きの温かみが銭湯らしくてよい。まずは、天然温泉の認可が下りたのだろう。それでいて超軟水処理を施しているというから、銭湯の基本でもある「湯」へのこだわりがすごい。そして、広々とした露天風呂(ナノファインバブル湯)を新設。しかし、訪ねた日は手直し工事中。運悪く利用できなかったから、また再訪せねばなるまい。

湯どんぶり 栄湯(東京都台東区日本堤)浴室内はよくある銭湯の光景で、バイブラ湯やジャグジーなどが並ぶ。宝寿湯の湯船だけは独立した配置で、もともと露天にしていたのだろうか。そして、新設となったヒマラヤ岩塩サウナは別途200円。下足鍵と交換で引っ掛け鍵をもらう。温度計を見たら84℃だが、発汗力のすさまじさは岩塩によるものか。真新しいサウナはやはりいい。水風呂は23.5℃だったが、高い位置から吐水し、しかも下からブクブクしているから、表示以上の冷たさを体感。この日はほかにサウナ客がおらず、ひとりでサウナと水風呂を何往復。露天で外気浴したらもっと気持ちいいだろうな、と。やはり再訪せねばなるまい。

次なる目的地は鶯谷の萩の湯と決めていたし、せっかくなら吉原のソープランド街を突っ切って歩いてみようかと。真昼間なのに数軒で客引きされるが、「写真見学だけでも…」と声を掛けられている側を、下校時刻の小学生が通り過ぎていく。客引きのお兄さんもやりにくいだろうなぁ。



湯どんぶり栄湯(東京銭湯マップ)

湯どんぶり 栄湯
源泉/温泉法の温泉
住所/東京都台東区日本堤1-4-5 [地図]
電話/03-3875-2885
交通/地下鉄日比谷線三ノ輪駅より徒歩11分
料金/大人460円、中人180円、小人80円
     サウナは別途200円
時間/14:00〜24:00(日曜・祝日は12:00〜24:00)
     毎週水曜日定休