ひだまりの泉 萩の湯(東京都台東区根岸)鶯谷駅北口の萩の湯は8年前に訪ねたきりで、過去記事を読み返してみても、稚拙な文章を恥ずかしく思うばかり。さして印象に残る銭湯ではなかったが、このたび2年と数か月の休業期間を経て、「ひだまりの泉 萩の湯」としてリニューアル。新しいものに飛びつく性格でもないが、風呂屋となればすぐさま駆けつけたい。奇しくもオープン当日に訪ねることができた。

ひだまりの泉 萩の湯(東京都台東区根岸)

休業情報すら気にも留めていなかったが、リニューアルの全貌が明らかになるにつれ、インターネット上の話題も沸騰。いざ目の前にして驚いたのは、新築リニューアルだったこと。かつての面影を一新し、9階建SRC造のマンション併設型銭湯に生まれ変わった。ちなみに5〜9階は「テルマエドムス根岸」として賃貸中。入居者は月に数回無料入浴できるから、引っ越しをご検討中の銭湯マニアはぜひ。

エントランスには開店祝いの花が並ぶも、あまり華やかさを感じなかったのは、前日にプレオープンを済ませていたせいか。2階にL字カウンターのフロント、銭湯では珍しい本格的な食事処(客席数50超)を設け、浴室は3階(男湯)と4階(女湯)に分かれる。

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(館内の写真はひだまりの泉 萩の湯公式サイトより転載)

浴室内にシャンプーやボディソープを設置。タオルセット70円、サウナは平日120円・休日170円と良心的。どうりでサウナの利用者が多いわけだ。サウナ室は広々30人程が座れるだろうか、女湯には別に塩サウナもある。水風呂があまり冷たくないのは客が多いせいか、じっくり浸かっていられるから個人的には好みだが(柔軟に対応する派)。水風呂の向かい側、湯船の背中を長ベンチとしているから、すぐさま休憩可能。

高温風呂の文字に覚悟を要すのはひと昔前の銭湯。萩の湯はちょっと熱め。ひと通りのジャグジー、ぬるめの炭酸泉に加え、露天岩風呂は光マイクロバブル湯。町の銭湯でもどんどん最先端のワードが飛び出すし、説明文を読んだところですっかり忘れてしまったが、洗浄効果と温熱効果が云々。岩風呂の半分は腰ほどに浅く、さっとひとっ風呂では済まされない。天井が1坪ほど吹き抜けているだけだから、半露天と言うべきか。しかし植栽の演出も抜かりない。

ひだまりの泉 萩の湯(東京都台東区根岸)食事処では幅広いメニューを揃え、ちょっとしたスーパー銭湯級。この界隈はファミレスも少ないようだし、家族で訪ねて食事もできる銭湯は貴重だろう。もちろん仕事帰りに立ち寄り、一杯やるもよし。19時過ぎのピークタイムにはほぼ満卓の大盛況。オープン初日とあってオペレーションに不慣れなせいか、週末の混雑が心配になる。食事をしていたら全力銭湯さんとばったり出会い、はじめましてのご挨拶。

ひだまりの泉 萩の湯(東京都台東区根岸)町の銭湯では珍しく、萩の湯は入れ墨・タトゥー客の入館禁止。脱衣所でバイト君が座ってぼーっとしていたが、「入れ墨客のチェックをしている」と。そんな仕事があるものかとさらに聞けば「濡れている床を拭いたり」。じゃあさ、あちこちロッカーの扉が開けっ放しだから閉めたら。やること色々あるだろう。ハードはスーパー銭湯級でもソフトは追い付かず。

ひだまりの泉 萩の湯(東京都台東区根岸)脱衣所はもちろんのこと、浴室内数か所やサウナ室に向けても防犯カメラが監視する。この厳重警戒の意図も気になるが、スタッフ巡回で対応できないのだろうか。と、気になることもありつつ、新しい銭湯はやはりいい。近隣には2年前にリニューアルした斉藤湯、今月中旬にリニューアルした湯どんぶり栄湯など素晴らしい銭湯があり、この界隈から新しいイメージが作られていく。そう思うと楽しみで仕方ない。

ひだまりの泉 萩の湯
住所/東京都台東区根岸2-13-13 [地図]
電話/03-3872-7669
交通/JR山手線鴬谷駅より徒歩3分
料金/大人460円、小学生180円、幼児80円
     サウナは別途平日120円・休日170円
時間/6:00〜9:00、11:00〜25:00、毎月第3火曜日定休
     ※朝風呂営業は6/1より