サウナ錦糸町(東京都墨田区錦糸)「男には帰れない夜がある」とか「男のサボリ湯」とか、サウナ店のキャッチコピーは愉快で印象的だ。ダメ男に直接訴えかけるようでありながら、自己肯定感を誘う。そこにきてサウナ錦糸町はどうだ。「一流の男は、みなドMだ。そうだ、サウナ入ろう」。無茶苦茶すぎて笑える。じつはこのサウナ錦糸町は、過去に訪ねたとき脱力感しか残らず、ブログにも書かなかった店。今回は有益な情報を得られた。

サウナ錦糸町(東京都墨田区錦糸)錦糸町駅北口より東京スカイツリーを真正面に眺めるタワービュー通りを行く。やがて見える古びたビルがカプセルイン錦糸町で、男性専用が「サウナ錦糸町」、女性専用が「ゆずりはの湯」。ちなみに現地には「サウナきんし町」「サウナきんし」の文字もあり、いったいどの表記が正しいのだろうか。サラブレッド像や仏像に出迎えられ、階段を上がるとフロント。券売機でチケットを購入する。

サウナ錦糸町(東京都墨田区錦糸)さらに階段を上がると、男性ロッカー室とすぐ隣接して浴室。入口の棚には近所の常連なのか、はたまたカプセルの長期滞在客か、私物の洗面用具が多数。そして扉を開けると、背中に素敵な絵を彫った客が2名ほど。下町の風物詩か、浴室の雰囲気もどこか銭湯っぽい。両サイドの壁側に洗い場を設け、センター浴槽とでも言うべきか、真ん中には湯船。室内の狭さに不釣り合いなほど湯船は大きく、しかもこれは水風呂。(写真は公式サイトより転載)

サウナ錦糸町(東京都墨田区錦糸)「現在、地下180mにある地下水ポンプの不調により水風呂の水をジャンジャン出すことができません。早急に復旧しますが、それまでは静かな水風呂ライフをお楽しみください」。そういえばむかし訪ねたときは、ジャンジャン水があふれていた。いまはたいして冷たくもない。温かい湯船は数段下ったラドン風呂。とはいえ仕切りもなく、本当にラドンが発生しているかは怪しい。そもそも外の看板には「アロマ七色風呂いかがですか!!」とあったが、そんな風呂はない。(写真は公式サイトより転載)

サウナ錦糸町(東京都墨田区錦糸)サウナはカラカラの120℃で、熱さに痛みが伴う。向かい合わせにベンチは3段。横になって寝る客がいるし、テレビは浴室側に出っ張っているせいか、音はあまり聞こえない(浴室に音漏れ)。何もかもご愛敬なのかもしれない。銭湯感覚での入浴なら1時間でも持て余してしまう。タオルや館内着込みの料金だから、手ぶらで訪ねると思えばかえって安いのかも。ちなみに館内着は丈の短い浴衣タイプで、下衣なし。(写真は公式サイトより転載)

サウナ錦糸町(東京都墨田区錦糸)休憩室はロッカーに隣接して、ダイニングテーブルのセットが1組。無人の室内にむなしくテレビが流れる。リクライニングシートの部屋もあって、こちらは半消灯。昔ながらのサウナ店の雰囲気を残している。階段を上がると漫画コーナーがあって、こちらは最近リニューアルした様子。健全な客ならこちらで過ごすだろう。しかしどこも客はおらず、空間を持て余している。

サウナ錦糸町(東京都墨田区錦糸)サウナ室での常連さんの会話によれば、ゴールデンウィーク明けに1か月くらい工事して、リニューアルするようだ。水風呂の地下水ポンプやシャワーを直したり、休憩室を縮小して食堂を新設したり。常連さんいわく「シャワーが出ない、お湯が出ないでは客は呼べない」と。確かに現状は安かろう悪かろうだし、観光で泊まりに来たカプセル客のがっかり度は如何ばかりか。というわけでリニューアルに期待しても良いのだろうか。公式サイトの日本語版英語版とでは印象が大きく異なるのも気になるから、ぜひサイトのリニューアルもお願いしたい。

サウナ錦糸町(東京都墨田区錦糸)


サウナ錦糸町 ※男性専用
住所/東京都墨田区錦糸2-6-3 [地図]
電話/03-3621-1919
交通/JR総武線・東京メトロ半蔵門線錦糸町駅より徒歩2分
料金/サクットコース(1時間)大人700円、子供300円
     サウナ早朝割引(3時間)900円 ※5:00〜9:00
     サウナクイックコース(3時間)1,000円
     サウナのんびりコース(6時間)1,500円
     サウナ宿泊コース(24時間)2,200円 ※19:00〜翌10:00
時間/24時間、年中無休


(追記-2017/10/7)
6/13にリニューアルオープンし、ようやく先月訪問できたのですが、最新情報をお知らせするのを忘れておりました。

サウナ錦糸町(東京都墨田区錦糸)サウナ錦糸町(東京都墨田区錦糸)
サウナ錦糸町(東京都墨田区錦糸)サウナ錦糸町(東京都墨田区錦糸)

サウナ錦糸町(東京都墨田区錦糸)2階フロントからさらに階段を上がるとき、インバウンドを意識したポップアートなインパクトに目を奪われ、そしてなぜか犬がいる不思議。

さらに目の前に飛び込んでくるのはカウンター形式の飲食コーナー。びっちりタトゥーのおねえさんによる接客。券売機には「錦糸サウナスペシャル」「おつまみΩ」「ヒデスペシャル(タンパク質50g)」といった謎のメニューもあり、おねえさんはその正体をよく知らないという。ハンモックのある休憩スペースなど、あの薄暗かった部屋が見違えるように生まれ変わった。

浴室内の壁はヤンキーテイストあふれる内装となり、しかしながら洗練された風でもなく。地下水ポンプが復旧してもジャンジャン水をあふれさすことはなく、「究極の水風呂体験!」はどう解釈すればよいのか。入館料は1時間800円、14時まではタイムサービスらしく(わずかに過ぎてはいたが)500円で利用できた。