職場の常連さんからチケットを貰ったので、東京ドームで開催中のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を観に行くことにした。立ち見だが、当日券が残っていれば、追加料金で席種をアップグレードできるという。結果を言えば当日券など早い段階で残っておらず、立ち見を強いられた。オーストラリア戦だから360度ぐるりと日本の応援。ほぼ満員の観客で埋め尽くされた。

WBC

侍JAPANなどミーハーなことには興味がないし、まだオフシーズンの時差ボケなので、どんな選手が出場するのか正直言って知らない。サッカーに喩えるなら、国際大会は観るけどJリーグは観ない。それの逆バージョン。唯一知っていることと言えば、4番を打つのは我らが筒香。とは言いつつもスタメン発表では、皆さん半年間ご無沙汰でした、と。試合に先立って両国の国歌斉唱。起立しない脱帽しない人は、日本を応援する以前の問題だ。

WBC(オーストラリア戦)退屈な試合展開だった。山田、菊池の連打から始まって幸先は良かったが、その後は凡打の山。一発を浴びて先制を許すも、先発の菅野は好投を見せ、そして両チームとも盛り上がる場面もない。淡々と回を重ねていくが、WBCでは65球の投球数制限がある。日本が同点に追い付いたのは、2番手ピッチャーの代わりばな。中田翔が放った勝ち越し弾は、3番手ピッチャーの初球。積極的に振り抜いた大興奮の一発だった。

WBC(オーストラリア戦)オーストラリア打線を牽引するのは、新潟、ヤクルト、愛媛を渡り歩いたデニング。そんな苦労人が4番に座るチームだが、外国人は身体が大きいからスイングが鋭い。日本投手陣は菅野以降、無失点の完璧な継投を見せてくれたが(岡田は論外)、1点リードではまだ不安だ。そこに筒香の一発が飛び出し、勝負を決定付けた。さすが(横浜が生んだ)日本の主砲だ。


横浜のファンファーレは両手を上下しないスタイルなのに…。