キャナルリゾート(名古屋市中川区玉川町)名古屋はスーパー銭湯の激戦区だ。首都圏にも進出し、いまや飛ぶ鳥落とす勢いの竜泉寺の湯。名古屋近郊でチェーン展開する喜多の湯。ほかにも強豪施設が数ある中で、2014年末にオープンして一躍話題となったのがキャナルリゾートだ。クチコミサイト@nifty温泉の東海地区トップに君臨し、その人気ぶりはこちらにもちらほら聞こえてくる。

キャナルリゾート(名古屋市中川区玉川町)現地を訪ねてみれば、テーマパークを思わせる外観演出にまず驚く。夜のイルミネーションも素敵だ。エントランスに流れるメロディーは、♪キャナルキャナルリゾート〜 48.8℃の奇跡〜。やや強引な歌詞であるけれど、なんだかご機嫌だ。そして、フロントには入館と精算の客が入り混じって長蛇の列。平日の夕方でこんな光景を見せつけられると、休日の混雑が心配になる。フロントの対応人員を増やすか、オペレーションをシンプルにすれば渋滞はいくらか解消できそうだが。

キャナル・リゾート(名古屋市中川区玉川町)長い廊下の先には畳コーナーとソファのある小空間。風呂のみ利用だとここが休憩スペースとなるが、大型施設には見合っていない気も。とはいえ、岩盤浴利用の割合も高いだろうし、そちらにはリクライニングシートなど充実した内容と広さ。食事処もゆったりとしており、まるでパーキングエリアのフードコートのよう。なぜか人影まばらで、もっと客を呼び込みたいところだが、いかんせんメニューの少なさはいかがなものか。

キャナル・リゾート(名古屋市中川区玉川町)

浴室内のメインは炭酸泉。電気風呂、ジャグジー、入浴剤を使用した季節湯も。「48.8℃の奇跡(=天然温泉)」は露天風呂のみ。上下2段の流れの湯(テレビ設置)、壷湯、腰掛湯、寝ころび湯と、目新しい発想や仕掛けは特になし。温泉は無色透明で、地下1,000〜1,200mより毎分240リットル湧出。名古屋の温泉事情について詳しく知らんが、「奇跡」が意味するのは泉温か泉質か。有名温泉地と同じ泉質とアピールするも、非火山性・化石海水型なら海に近い各地に湧く。

キャナル・リゾート(名古屋市中川区玉川町)

期待していたほどのリゾート感はなく、肩透かしを食らった気分だが、サウナだけは満足いくレベル。広い室内にはストーブ2基、突き刺す熱さだ。ロウリュは11:30、15:30、19:30、23:30の毎日4回開催。「キャナル〜」「熱波!!」の合いの手で扇ぎ進めるが、熱気でやけどしそう。熱波師のトークと技術次第では、もっと盛り上がるはず。ほかに塩サウナも。一人用のキンキン水風呂があるのも面白い発想だし、露天にも水風呂があるから、そのまま外気浴するもよし。

キャナル・リゾート(名古屋市中川区玉川町)
(パンフレット表紙の誤植に気付いているのだろうか…奇跡の“天燃”温泉リゾート)

岩盤浴エリアの大型化、休憩スペースを含めた充実ぶりは近年の流行と言える。とかくキャナルの広さには驚いた。「5種類の本格岩盤浴」のうち1室は雪降るクールルームだが、ほか4室は雰囲気や趣向が異なる。リクライニングシートや1万冊のコミックコーナーなどでのんびり過ごす客が多く、平日夕方ですら空きをうかがうよう。4月の増設を待ち望む声も多そうだ。

「今話題!!芸能人に人気の溶岩石を使用!!」の謳い文句にミーハーぶりを感じるが、「奇跡の天然温泉リゾート」「有名温泉地と同じ」など、派手な表現を名古屋の人は好むのか。館内のサイン表示も大きくわかりやすく、首都圏民にわかりやすく喩えるなら、竜泉寺の湯の洋風版。客層と同様に若く、勢いのある店だ。リゾートなのだから、もっとはじけちゃってもいいのに。


キャナルリゾートの紹介は7:46まで(情報混浴サウナステーション2015.9)

キャナル・リゾート
源泉/玉川天然温泉(ナトリウム−塩化物泉)
住所/名古屋市中川区玉川町4-1 [地図]
電話/052-661-9876
交通/金山駅・名古屋駅・桜山駅から無料送迎バスあり
     ※運行ルートや出発時間など詳しくはホームページを参照のこと
     ※無料駐車場約340台分あり
料金/(平日)大人700円、子供300円
     (休日)大人800円、子供350円
     ※大人は中学生以上、子供は4歳〜小学生、3歳以下無料
     岩盤浴は平日大人700円・子供300円、休日大人800円・子供350円
時間/9:00〜25:00(金・土・祝前日は2:00まで、土・日・祝日は8:00から)
     年中無休

※岩盤浴とリゾートラウンジの新設に伴い、4/3〜4/25は休館