かんなの湯(埼玉県神川町小浜)埼玉県神川町にはおふろcafe白寿の湯以外に日帰り温泉施設がもう1軒あって、それが「地域最大級1万坪のスパリゾート」を謳う、かんなの湯だ。2つの店の距離は4km足らず。人口わずか1万5千人の小さな町に何故?という疑問。調べてみると、かんなの湯はかつて「アカシアの湯」と言い、埼玉県が運営していたようだ。経営不振による閉鎖後は秩父市の土木建築会社を経て、現在は小江戸はつかり温泉七福の湯などを展開する本久が運営。

かんなの湯(埼玉県神川町小浜)

神流川のほとりにキャンプ場、農産物直売所、野球場、グランドゴルフ場などを備えた「神川ゆ〜ゆ〜ランド」の中にある。キャンプもハイシーズンなら賑わうだろうが、この時期の平日は広大な駐車場もがらーんとしていた。

かんなの湯(埼玉県神川町小浜)長時間滞在あるいは手ぶら派を意識した料金設定なのだろう。タオルセットのレンタル込みとはいえ、埼玉県のど田舎(失礼!)で入館料1,000円オーバーはいかがなものか。岩盤浴も利用するか迷ったが、その合計額は都市部の施設と比べて同等か割高だ。

館内には「ロウリュウ開催中」のポスターが目立つが、岩盤浴で平日5回、浴室サウナで平日6回とは気合いたっぷり。タイミングよく浴室での10時開催に間に合ったが、参加者わずか3名とは寂しい。サウナストーンにアロマ水をかけ、よいしょよいしょと5回うちわで扇ぐも、噴き出した汗が流れるよりも早く、たったの2〜3分で終了。

浴室内の中央にある円型湯船は、その名もずばり、源泉内湯。パンフレットによれば、「日本武尊が東征の際に創祀したと伝えられる金鑚神社の鎮座する神川町の地下1,500mから湧き出た源泉を汲み上げた天然温泉」と、歴史ロマンを無理やり絡める。無色透明、泉温26.6℃で個性なし。以前の運営会社によって登録商標もなされた「スパークリングシャワー湯」は、一般的にはシルク風呂と呼ばれるもの。ほかにジャグジーや電気風呂もある。

かんなの湯(埼玉県神川町小浜)

露天の広々とした炭酸泉ではテレビを眺めながらの入浴。つぼ湯は4つ並んでいる。それよりも気になるのは、やたらとゴージャスな外観の塩サウナだ。石積みで洞窟のように奥行きがあるのかと思えば、内部はいたって普通というギャップに驚く。

かんなの湯(埼玉県神川町小浜)休憩スペースとしてはリクライニングシート、畳敷きの仮眠室、食事処を兼ねた大広間(テーブル席)と選択肢があるのは嬉しい。大広間は喫茶メインなので、食事はメニューが少なすぎて頭を悩ますが、別にレストランも完備している。厨房も共通ならば、メニューの一部も共通。大広間はセルフ式なのに、レストランはフルサービスで、共通するメニューは同じ価格。それならばとメニューの品数の多いレストランを利用したが、隣接するこども広場のゲーム機がやかましい。

かんなの湯(埼玉県神川町小浜)神川ゆ〜ゆ〜ランドの諸施設を1日満喫するつもりなら、ついでの立ち寄りもおすすめしたい。家族づれでも楽しめるだろう。ただし、温泉好きなら白寿の湯の素晴らしさは言うまでもなく、岩盤浴が目当てなら都市部にほかの選択肢はたくさんある。スパリゾートというわりに、実際はどこにでもありそうなスーパー銭湯風情だし、せっかく神川町に来たのだからもっと田舎らしさがあっても良いのに。と、書き進めていたところ、10/7より新料金に改定。タオルセット無しとなり、さらに利用しやすくなった。

かんなの湯
源泉/神川温泉かんなの湯(ナトリウム−炭酸水素塩・塩化物泉)
住所/埼玉県児玉郡神川町小浜1341 [地図]
電話/0495-77-5526
交通/国道462号線「新宿」交差点より県道22号線で約2.7km
料金/(平日)大人780円、小学生300円、未就学児無料
     (休日)大人880円、小学生350円、未就学児無料
     (夜割20:00〜)平日大人600円・休日大人650円
時間/9:00〜22:00(休日は23:00)、年中無休