蔵の湯 鶴ヶ島店(埼玉県鶴ヶ島市新町)関越道と圏央道が交わる鶴ヶ島市は、人口7万人の小さな都市。市内を走る東武越生線の一本松駅は乗降人員1日4,000人余りのローカル駅に過ぎないが、南口は土地区画整理事業によって街並みが整備されている。その外れにあるのが蔵の湯鶴ヶ島店。東松山店川越店(小江戸はつかり温泉)の姉妹店で、その名のごとく蔵を2つ並べた外観。鶴ヶ島店だけは岩盤浴がなく、そのぶん小ぶりだ。

蔵の湯 鶴ヶ島店(埼玉県鶴ヶ島市新町)ロウリュウを売りにしているのは他店同様だが、開催時間をホームページに明記していないのも他店同様。しかし朝8時開店だから、早めに行けばいずれかの時間に体験できるだろうと一か八かの賭け。玄関先に「初めてご来館のお客様」と手書き看板を出しているが、システムはいたってシンプルだ。券売機方式で、脱衣所は100円リターン式のロッカー。

ロウリュウの開催時間はサウナ室入口に掲示。男性は、9:30 11:30 14:30 16:30 18:30 21:30 23:30の7回。朝からひとっ風呂のおじいさんから帰宅の遅いサラリーマンまで、あらゆる客層に対応する親切心は素晴らしい。サウナストーンにジョウロでアロマ水をかけ、団扇とタオルを使って熱気を回旋していく。11:30の回は常連さんばかり。「お客様に熱気は届いていますかー?」(拍手)、「お客様に香りは届いていますかー?」(拍手)と、阿吽の呼吸で進み、最後は一人一人に「よいしょよいしょー」と扇いでいく。

蔵の湯 鶴ヶ島店(埼玉県鶴ヶ島市新町)

浴室内には電気風呂やジャグジーのほか、腰掛け湯、源泉ぬる湯、源泉水風呂がある。水風呂は「17℃を目安に冷却してます」とあったが、温度計は15℃を下回っていた。体感的にはそれほどでもないが、やはりロウリュウありきの設定なのか。露天の円形風呂にはテレビを設置。炭酸泉、つぼ湯、スチームサウナもある。地下1,200mから湧出する温泉は個性に乏しい。

セルフ方式の食事処のわきには、数人分のごろ寝スペースも。大勢でわいわいするには向かないが、ひとっ風呂してのんびりするには申し分なし。さすが地元客の憩い湯として繁盛しているわけだ。

蔵の湯 鶴ヶ島店
源泉/蔵の湯鶴ヶ島温泉(ナトリウム・カルシウム−塩化物泉)
住所/埼玉県鶴ヶ島市新町3-5-4 [地図]
電話/049-271-2614
交通/東武越生線一本松駅より徒歩約10分
     国道407号線「圏央鶴ヶ島入口」交差点より約1.5km
     ※無料駐車場170台あり
料金/(平日)大人600円、小人360円
     (休日)大人700円、小人360円
     ※小人は小学生以下、3歳以下は無料
時間/8:00〜25:00、年中無休